因みに時間軸は今の大規模作戦のコラボの約一週間後辺りです。
猛暑が続く夏、アスファルトには陽炎が見え人間や人形問わず動きたく無い程の暑さ。
そんな夏の日であったが為に民間人形から戦術人形になる人形や元から戦術人形だった人形でもヘバっていた。流石に直射日光が照り付ける訓練場は厳しく訓練は教官のジュリコの判断で午前で終了となった。
EA小隊は任務で謹慎中のバルカン以外出撃していた。余りにも暑い為、ナイトメアの所に行き涼んだりかき氷を作って貰ったりしようとしたが、肝心のナイトメアも今はメンテナンス中で今日一日は会えなかった。
どうしようかな?と考えている中、バルカンのお腹から間の抜けた音が聞こえた。
バルカン「お腹空いた… おっ そうだ、たまには外食しようか」
いつもグリフィン本部の食堂兼カフェで三食か酒場で晩ご飯を食べていたバルカンは外食する事にした。正直な話お金は有り余っている。
最近、服やメイクや化粧品が気になって簡単に出来る物を買い始めたがそれでも余る程に。バルカンは軽くシャワーを浴び汗を流した後、いつもの私服に着替えグリフィン本部のある街へ向かった。
7「あの〜、すいません?バルカンさんですか?」
バルカン「?…私がバルカンだが?…お前あの時の!」
7「タイムアタックの時は本当にお世話になりました。
…おっと自己紹介がまだでしたね…」
小柄で右目に眼帯をしている彼女は大声で名乗り始めた。
7「我が名はRPG-7ッ!戦術人形随一の戦力にして…!RPG-7を操る者!…そして、あまりの強大さゆえ世界に疎まれし我が禁断の力を
バルカン「あっ…はい… うん… (困惑)」
また出会った事が無いタイプの戦術人形にバルカンの電脳は混乱し3秒間フリーズ、その後バルカンは意を決してRPG-7を「昼ごはんを一緒に食べないか?」と言った。
7「いいですね!私も昼ご飯どうしようかな?って悩んでるいた所ですので…!」
そういう事がありバルカンとRPG-7はご飯を食べにレストランか食堂を探し始めたが昼と言う事もあり何処も満席、更に探し続けたが更にお腹が空くだけ。
バルカン「腹減った〜… やっぱり本部の食堂行くか?」
7「ここまで来たら引き下がれませんよ。意地でも探す、それに我こその戦術人形ともなれば活動するために大量の贄が必要となるのだ…」
ギュュュ〜〜…グルルル〜…
バルカン「そ、そうだな… ん?おい、この路地裏の奥になんかお洒落なレストランっぽいのあるぞ?」
バルカンの指刺した路地裏には隠れ家の様に佇み、静かな雰囲気がある小さいなレストランだった。気付かれづらい所にあるせいか席にも余裕はあった。
二人はその店に決めレストランへと入る。レストランに入ると見覚えのある黒髪のポニーテイルで赤い目でメガネを掛けている女性の店員が話し掛けてきた。
「此方の席へd…… どうぞ…」
バルカン「ん?お前…… エクスなのか?」
「お客様、ちょっとお話が…… 」
店員の女性はバルカンを連れ出し、関係者以外立ち入り禁止のドアを開けて入っていった。
エクス「なんでお前がいるんだ……!頼むから別な場所に行ってくれよ…!」
バルカン「お前こそ鉄血ハイエンドがなに店の店員やってんだ?見捨てられたかのかよ」
エクス「違う… 潜入任務中だ… 戦う気は今はねぇし戦えないから頼むから秘密にしてくれ… 」
バルカン「その前になんで店の店員やってんのか説明しろ」
エクス「はぁ… 別に鉄血の作戦事態に影響出ないから今回だけは話してやるよ…
…エリザ様に鉄血の配給の味の改善しろ。って言われたんだよ。エリザ様も流石に飯不味で裏切るハイエンドがいたりするのを問題視して俺にその問題丸投げだぜ… そんな訳で現在に至る訳だ。まぁエリザ様もチョコ缶以外は効率特化のゲロ不味い配給の味は問題だと感じ始めてんだよ」
鉄血も色々と大変なんだな。
…と思ったバルカンだった。