破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

367 / 503
引き継ぎ白黒モンブラン様 作『Devils front line』の大型コラボに参加中…ッ!

コラボ先
https://syosetu.org/novel/191561/


☆防衛戦?…2 墟城の女王

 ついに始まった鉄血ハイエンドモデルの追跡者(チェイサー)によるの基地襲撃。ガラクタが積み重なった部屋の壁の崩れ、大きなチェーンソーを持ち追跡者が轟音と共に現れた。

 

リホ「取り敢えず生き残らんとな…!」

 

クラーラ「……!!」

 

 追跡者は二人を見つけ捕捉、そして真っ直ぐチェーンソーで斬りかかる。リホはその追跡者の真下にワームホールを生成し追跡者を何処かへとワープさせた。

 そして近くでグチャ…ッ!と耳障りの悪い落下音が聞こえる。

 

リホ「落下死トラップって以外に使えるの、って危ない…!」

 

 一息付く間も置かずレーザーガトリングの暴風の弾幕が降りかかる。そして次々と追跡者達は基地へ侵入し二人を取り囲んでいた。

 

リホ「クソ… 数多すぎやろ…!ワームホールでカウンターした出来へん…!」

 

 激しい弾幕にリホは周囲にワームホールを生成し弾幕を返す事しか出来ない。ワームホールを閉じれば結果は明白、ただ追跡者の攻撃で自滅するのを待つしかなかった。

 

 だが突然、弾幕は止んだ。リホは恐る恐るワームホールを閉じた。そして見えたのは大きな盾を持った追跡者達とさっき襲われたチェーンソーを持った追跡者達が隊列を組み迫っていた。流石に攻撃がカウンターされた事に気づき白刃戦に移行したらしい。

 

リホ「…!?」

 

 近接攻撃のカウンターは結構シビアなタイミングが要求される。連続で出来る代物ではない。

 

 

…っと言うかずっと側にいたクラーラの姿が見えない。リホは慌てて辺りを確認するが見える範囲には見つからない。

 

 

 そんな心配をしている間に追跡者達の隊列はリホに迫っていた。近接戦闘に持ち込まれたら勝ち目は無い。八卦炉(小型レーザー砲)もこんな基地のど真ん中では基地が壊れてしまう。

 

リホ「…… すまへん…!クラーラ…!」

 

 即座に基地の皆んなが避難しているポイントにテレポートしようとした時、頭上に何か巨大なモノが高速で通過した。

 

リホ「……!」

 

ズゴォォォォォンッ!!

 

 そしてその巨大なモノは槍の様に隊列を為していた追跡者達に直撃、前方にいた盾持ちは盾ごと吹き飛ばされ後方にいたチェーンソーをもった追跡者達の一部も巻き込まれ、隊列は大きく乱れる。

 

リホ「て、鉄骨が飛んで来た……?」

 

 その元である後ろを振り向くと普段は紫色の瞳のクラーラだが、今この時は目を紅く光り怒りを露わにしていた。

 

クラーラ「壊した… 許さない…!」

 

 両手の付け根から金色の糸を出し何かに付ける、そして再び隊列が出来上がり盾持ちの追跡者達が突撃する中にその物体をぶつけた。その瞬間爆発し直撃、その周辺にいた追跡者は爆発に巻き込まれ動かなくなった。

 

リホ「ガスボンベを投げた…!?」

 

 内心滅茶苦茶怖かった。こんな物まで蒐集していたとは思いも寄らない。というか日常であのガスボンベが爆発したら大惨事だった。

 

リホ「…こうしちゃおらへんな…!真っ二つになれや!」

 

 チェーンソー持ちをワームホールを生成し落とす。腰まで入ったらワームホールを閉じて下半身と上半身を強引に切断し倒した。

 

 逃げ出そうにも既に戦闘に入り追跡者達に取り囲まれた以上、抜け出す事なんて出来ない。

 数で圧倒的に不利、だがリホとクラーラの二人は全力でぶつかり生き残る事しか今は出来なかった。

 




まぁ、XXなMHの最後の方の出るヤツですから強いのは当たり前…
尚、この戦車やら色々とガラクタが放置してあるのでドルフロの世界では、元の世界より危険度が更に増してるだけ…!


下半身と上半身を強引に切り離す
元ネタ…
八雲紫の怪ラストワード*その綺麗な足をくれ!*


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。