ドルフロ要素は何処へ?って感じになって来たな…
マーダー、ミニガンの救出作戦の開始時間になった。赤い宝石のようなペンダントの形態から起動し大量の電撃と共に【雷槌】を纏い【パラケルススの魔剣】と共にヘリから森林地帯へと降り立った。
ナイトメアは既にP.A.C.Sに載り輸送ヘリから投下され辺りを警戒していた。
バルカン「ナイトメア、辺りに敵は?」
ナイトメア「見た限り居ないね」
バルカン「分かった。このまま進むか。そう言う訳だから魔剣、絶対に離れちゃダメからな」
魔剣「りょ、了解」
一応彼女は戦術人形なのでスナイパーとしては優秀。だが温室でヌクヌクと甘やかされて育った為にバルカンは人一倍辺り一帯を警戒した。
そして暫く歩いているとレーダーで警戒していたナイトメアが反応し始めた。
ナイトメア「鉄血兵、三つの部隊が進行方向300m先。多分レーダーで存在は気付かれたと思うからレーダーは一旦切ったよ。バルカン戦う?」
バルカン「やり過ごす事なんて出来ると思うか?P.A.C.Sなんてデカイもん着てんだし。取り敢えずぶっ飛ばすぞ」
ナイトメア「りょ〜かい」
魔剣「はぁ… 敵なんて来なけりゃ良かったのに…」
バルカン「じゃ
このまま何もない事を祈っていたパラケルススの魔剣にとっては最悪なトラブルだった。
三人は一人一小隊を相手にし速攻で肩を付ける事にし臨戦態勢へと移った。(魔剣はこの事に反対してしたが)
魔剣「もう…!さっさと終わらせて帰るよ!面倒臭い!」
最初に動き出したのは魔剣だった。この任務最初から乗る気では無かった。その為早く終わらせたかった為、自身の名を冠するレールガン【パラケルススの魔剣】をチャージ。2〜3秒のチャージを終えて放たれた一筋の閃光は鉄血兵の部隊を飲み込み跡形も無く消え失せた。
レールガン弾が通った所は赤く燃え上がり一直線の道の様に抉られた。
バルカン「行くぞ!」
ナイトメア「了解っ!」
その赤く焼け焦げ抉られ一直線の道をバルカンとナイトメアはスラスターで高速移動突然の事に混乱していた鉄血の部隊を強襲した。
バルカン「ぶっ飛ばすッ!」
バルカンは雷光を纏い即座に武器を破壊、そして腹や頭を殴り飛ばし銃を撃つ暇を与えさせずに鉄血兵を無力化。
そして、ナイトメアは…
ナイトメア「パーフェクトフリーズッ!!」
大量の水を生成、そして辺り一帯に水蒸気にしてばら撒く、そして一気周囲を氷漬けにした。
そして、鉄血兵の部隊は壊滅させ戦闘は終わった。ふうっと安心せた魔剣は木に寄り掛かり休み、バルカンとナイトメアは他に敵は他に居ないか警戒をしたが他に敵の部隊は存在しなかった。
ナイトメア「はぁ、終わった〜。バルカン、コイツらトドメ刺しちゃうね」
ナイトメアは鉄血兵に触れて氷漬けにしトドメを刺そうとした。だがバルカンはナイトメアの手を払いそれを止めさせた。
バルカン「止めろナイトメア」
ナイトメア「どうして?このまま逃す気?」
バルカン「連れて帰んだよ、だからこうしたんだ。もう悪い奴らだから破壊したり殺したりすんのは嫌だからさ私はさ」
ナイトメア「もう、お人好し過ぎない?これは戦争なんだよ?死ぬよ?」
バルカン「でもいいぞ私は。後ろから刺されたってさ、背中刺されたって痛みには慣れてるから」
ナイトメア「あぁ… 分かったよ」
この後、無力化された鉄血の部隊は鹵獲され輸送ヘリに乗せられ。三人は捜索を再開した。
バルカン
悪い奴らだからと破壊したり殺したりするの嫌なのでぶっ飛ばして捕縛する事にした。
因みに未だに引き金を引こうとすると身体が震えるらしい。
ナイトメア
蠱毒の事もあり、これは戦争だからと敵には容赦がない。
あの時のバルカンの考えには否定的。
パラケルススの魔剣
確かに大事な事
だけど、そんな事よりさっさと終わらせて帰りたい。