ランページゴーストのノア、アナ、RFB
BB小隊
パラケルススの魔剣
ギルヴァ、ルージュ
他勢力
プラスa
作戦開始前、地上の攻略部隊は輸送ヘリで空の旅をしていた。
S09P基地のランページゴースト、地下道組とは別の分隊のBB小隊、そして… 多分この中で一番やる気がない戦術人形【パラケルススの魔剣】が上の空で輸送ヘリの窓から景色を見ていた。
魔剣「うわぁ、景色綺麗だな〜」
そして現実逃避
元々、自分を作ってくれた研究職員達に甘やかされて干物と化していた魔剣にはキツイ作戦。
魔剣の威力は確かにE.L.I.DのD級に大ダメージを負わせる事の出来る代物、そしてリバイバーから渡された特殊弾頭【ダインスレイブ】で大抵の敵はワンパン出来る。
…とは言うが本人に至っては本心を言って雰囲気悪くなるのは嫌だし流れに身を任せて適当に終わらす気でいた。
魔剣「(帰りたい… ゲームをずっとダラダラしていたい…)」
因みにスマホや電子機器はハッキング対策として必要最低限の通信しか持って来れない。
一人そんな思いで景色を眺めていた時、後ろから誰かに話しかけられて振り向いた。
ノア「パラケルスス…だったか…?何緊張してんだ?」
魔剣「いや、何も… 」
ノア「いや何もって無いだろ。あのな… 一時的とはいえ仲間なんだから何かあったら相談しろよな」
魔剣「ん… 分かった…」
そしてまた景色を見始める。取り敢えず何事も起きない事を祈るしかない。
そして何事も無く雨の降る中、着陸ポイントに輸送ヘリは着陸しそしてランページゴーストの3人とBB小隊、そしてパラケルススの魔剣が工場群の近くへと降り立った。
ノア「私は空から攻撃しながら偵察をする。それで見つけたら座標教えっから頼むな」
RFB「あ、私がついてるから大丈夫だよパラケルススちゃん」
魔剣「あ、ありがとう…」
アナ「では私とBB小隊は工場群を進み鉄血の部隊を倒していく。それでいいな?」
M16A4「了解した」
軽く打ち合わせをし、ノアは空からの偵察件攻撃、RFBとパラケルススの魔剣は狙撃とその護衛、アナとBB小隊は鉄血の部隊との戦闘をする事になった。
空を飛び工場群に入ったノアに攻撃が集中するもアナやBB小隊が鉄血の部隊を攻撃していく。そしてノアから複数の座標が送られてくる
ノア『ここ頼む!』
魔剣「りょ〜かい」
そして深度演算起動からの即座に放たれた超威力のレールキャノンは高所で陣取って狙撃しているイェーガーを鉄骨や壁を削り取り貫通、そして更に向こう側の建物も貫通していった。
RFB「凄い威力…うわぁ、 鉄血兵が跡形も無くなってる」
魔剣「だってそもそも対D級E.L.I.D用兵器だよ、だいたいワンパンなのは当たり前…」
例えるならGを抹殺するのにミサイルを使ってる様なもの。面倒臭がりで干物な彼女にとってはワンパンで早く終わるには越した事はないが。
鉄血兵達は余りにも強い火力、そして貫通力のある攻撃に警戒し飛び出さなくなって来た。
その隙を見計らい建物の中にいる鉄血兵をMP5Fの焼夷手榴弾で焼き払ったりM14のグレネードで倒したり、アナの『アメノハバキリ』やP288の日本刀ブレードによる切り込みにより鉄血の部隊はみるみる数を減らしていった。
そんな順調に鉄血兵を相手している時空で偵察していたノアがある違和感に気付く。
ノア「(さっきから誰かが狙撃して鉄血兵を倒してやがる… パラケルススにしては威力は小さいな、でもあの感じ何処かで見た事あるんだよな…)」
それにアナとBB小隊とは別の場所にはバラバラに切り裂かれた鉄血下級モデルの亡骸、そしてさっき高速で飛んでくる大鎌が飛んできたり、胸に風穴が空いた鉄血兵倒れていたり、そして何より、群青色に輝く刀が飛んできていた。
前の作戦で見た事ある様な技、人や戦術人形では出来ない様な攻撃方法と言えばもう何となく想像できたノアだった。
そして数十分後には鉄血の部隊は片付いた。そして何故か警戒していたドリーマーや
ドリーマー『最初から勝つとは思っていなかったけが…
…腕一本でも道連れにすればいいものをこの役立たず共が!』
それはオープンチャンネルでドリーマーが突然に激怒しながら話し掛けてくる。
ドリーマー『貴様らグリフィンも…!あの糞野郎も…!
私の邪魔をする奴は皆死ねばいい!』
突然の高台からのレーザー照射がノアを襲うが当然余裕を持って回避、しかし二回目のレーザー照射が立て続け来て紙一重でノアは躱した。
ノア「コイツ…!流石は局地戦闘型ってだけはあるな…!」
ノアに目に入ったのはゴツい大型の狙撃レーザー銃を二丁持ちする所々に赤い色になっているドリーマーが目に入った。
ドリーマー『この犬共がさっさと塵と化せぇ!!』
チーフ『隊長、仲間外れは良くないなぁ。俺も入れてくれないと』
ドリーマー『チーフ!貴様!何をする気だ!』
チーフ『いやいや、ちょっとお手伝いをね!』
その瞬間、工場群の一角が突然光を放ち始めた次第に大きくなり、そしてその光輝いていた所から
そして、その
???『ターゲットが、違うようですが?あちら警備隊長かと』
チーフ『アハハハハッ!そうだっけ!?
まぁ、いいんじゃないの?どうでも、あっちが残った方が面白いよ』
???『面白い?どう言う意味です?』
チーフ『じぁ、もうちょっと遊ぼうか。
…見せてみな、お前らの力をさ』
チーフはヒュージキャノンを再びチャージし二度目の発射をしようと引き金に指を掛けた。
謎の人物については後々語ります…
何かありましたら修正しますね!