死神「ミニちゃん大丈夫だったデスか!?」
ミニガン「え?、、、ほ、本当にリーちゃん?」
それは突然だった。未だに敵意剥き出しのミニガンは拘束されたまま食べ物の配給すら拒み栄養注射やバッテリーを直接繋ぐといった方法で飯を食べていた。
そんな昼の間、グリフィンの小隊に殺されたと思っていた死神が平然と自分の前に現れたのだ。
しかも、なんか性格がおかしい事になっている…。
死神「そうデスよ!私がグリム・リーパーこと、リーちゃんデースッ!」
ミニガン「(前と性格が違い過ぎるッッ!!)」」
言葉が出ない、驚き過ぎて何も言えない。喜んでいいのか悲しんでいいのか複雑な気分になるミニガン、そんな事お構い無しに死神は嬉しそうに話出す。
死神「ここのご飯滅茶苦茶美味しいデスよ!一緒に食べよう!」
ミニガン「ちょっと待てって、落ち着かせて。色々と頭が混乱してるから…リーちゃん、取り敢えずこれまでの経緯を話そうか… なにが起きたか分からないから」
死神「そうデスな〜 私が意識が朦朧としてたらガタン!って揺れてその瞬間「あ、やっちまった」って聞こえたデス。それで意識がハッキリしたら万能者?が目の前に居てグリフィンの本部に着くと首輪付けられて今放置されてる感じデスね。あっ、万能者と友達になったデスよ!」
それは万能者が揺れで手元が狂ってこうなったという色々と偶然が重なっていた。
そして、写真には笑顔のピースしてる死神と、この状況に困惑している万能者のツーショット写真を見せてきた。
ミニガン「(うわぁ… 万能者の人メッチャ困惑してる… )」
死神「意外と首輪ってお洒落じゃないデスか?なんか可愛いデスね!」
ミニガン「この首輪は小型の爆弾だから!」
死神「な、なんデスとぉぉ!? これからバトルロワイヤルでも参加するのデスか私!?」
ミニガン「(色々と頭からの整理つけられない…)
大丈夫、そんな事は無いから」
死神「よかったデース… 二度と死にたくはないデスから〜」
冷静沈着、寂しがり屋、人見知り、物静か
そういう死神のイメージが崩れ落ちていく。
ミニガン「で、なんでお前、放置されてんだ?お前も鉄血だろ?」
死神「身体能力諸々、全部一般人レベルまで落とされてるですからデスかね〜
あと、今は人間沢山殺そうって気が全然湧かないデス。むしろ友達になりたいデス!友達いっぱい居ると騒がしくて楽しいからデス!」
ミニガン「お、おう…」
なんか性格が変わりかなりグリフィン本部での満喫してる死神と、変容ぶりに困惑するミニガンだった。
そらね…
いきなり蘇らせた相手が元気よくデスデスな語尾で勢いで友達になったり一緒に写真撮ったりしたら困惑するよね…
揺れで万能者の手元が狂い性格が激変、元気ハツラツでポジティブ、少しお天然で何処か抜けてる性格に。
そして語尾が「デス」
これにはミニガンも言葉を失い困惑