カラオケ店での出来事から1日後、死神とペイロードが来る様に言われた。
ペイロードは死神を目にすると殺気を向け、拳から血が流れる程強く握り締め、今にも掴みかかり首を締めるんじゃないかと思う程の形相だが、ペルシカが間に入りペイロードを止めていた。
ペイロード「なんですか?そこの鉄屑を解体する許可でも降りたんですかペルシカさん?」
ペルシカ「違うわよ。この問題を手っ取り早く解決しようと思ってね」
死神「(な、なんデスか… この殺気… まぁ、こんな殺気向けられても仕方ない事したんデスが……)」
自身に向けらるドス黒い殺気、そんな殺気を向けられては流石に何も言えない。ペルシカの指示に従うしか無かった。
ペルシカ「死神の戦闘データの収集、その為に電子空間の
ペイロード「分かりましたよ。実際に現実で後ろから後頭部ぶち抜きたい所ですがね」
ペルシカ「それは無理。やったら流石に色々と困るから」
ペイロード「……チッ…… 分かりした… 」
ペイロードと死神は電脳空間へと入る。
そして、一旦硬いベットへ寝転がり、首にコードを差し込んだ。
ペルシカ「じゃ、二人とも電子空間に入るわよ。力を抜いてね (これで多少はマシになればいいけどね……)」
ペイロードの復讐心、それはもう話し合いではどうにもならない程に強い。これで多少は良くなればいいのだが… と思っていたペルシカは二人を電子空間
電子空間内、着々と戦闘フィールドが形成。場所は密集した市街地。見通しが悪かったり良かったらりと狙撃するには微妙な地形。奇襲や待ち伏せに適した地形。
二人はその市街地の両端のリスポーンポイントに着いた。
ペイロード「前回は死にかけましたが同じ様に行くとは思わない事です…」
心に復讐の火を灯し、ペイロードは
元から短い銃の全長から銃剣を取り付け、重量を上げていた。近接戦に対応する為と重量を上げ反動を軽減させていた。
ペイロード「(絶対に許さない… 皆んなをあんな目に遭わせて貴方はへらへらと…… お前に幸せになる権利なんて無い、地獄に落ちろ……ッ!!)」
市街地を駆け抜け、移動中に死神を発見、大鎌を装備しておらず無防備であった。ペイロードは躊躇なく銃口を向け放った。
死神は避けもせず腹に穴が開き武器も生成しなかった。
死神「……これで私を殺して気が済むなら殺るデスよ。ここでは死なないなら何も怖く無いデス!」
ペイロード「抵抗しないんですか。なら遠慮無く貴方を殺し続けますよ……ッ!!」
死神「んギャッ…!滅茶苦茶痛いデェス…ッ!けど、まだまだぁ!!」
死神は25mmの弾丸を身体に受け吹き飛ばされミンチになるも再生していく、ペイロードは構わずに腕や腹部と撃ち続ける。
ペイロード「絶対に許さない!この鉄屑が!ジワジワとなぶり殺してやりますよ!」
死神「…ン……っ…!グッ……!い"…だ……!
(流石に痛過ぎデスよ…!でも私が何かしちゃいけないデス…!したら最後、二度と仲良くなるのは無理になっちゃうデス……!)」
武装も出さず、ただひたすらペイロードの苛烈な攻撃に耐えていた。
死神「(ペイロード…分かってて… 分かってて
文字通りただでは死なせないつもりのペイロードだった。