コラボのフラグがちらほら…
アルケミストの武器により腹部を貫かれ人工血液が辺りに流れ始めていた。致命傷ではないが放って置けば確実に死んでしまう程の重傷を負った。
マーダー「それはそれは… 心外ねぇ… ガァッ… 」
アルケミスト「まぁ、いいこの場で殺してやろう。エリザ様の部屋の前だからあんまり悲鳴は上がる様な事は出来ないから楽に逝かしてやる。感謝しろ」
マーダー「アハハハハ!キャハハハハ♪」
突如、マーダーは狂気的な笑い声を上げた。
アルケミスト「何がおかしい?」
マーダー「こんな死に掛けじゃもうエリザは殺せないわね。でもねぇ…
…
アルケミスト「ッ…!」
マーダーはスカートを捲り上げる。そのそして何かの金属音と共に落下した。アルケミストはその物体をすぐさま何なのか把握出来た。
アルケミスト「手榴弾ッ!?」
マーダー「ヒャハハハ♪さぁ!一生に地獄へ落ちましょう♪貴方と私のランデビューよ!アハハハハ♪」
この日、鉄血工造本部のとある一角は爆発した。
それと同時に大量の煙が放出され鉄血工造の大半が煙に覆われた。
マーダー「(グッ… まさかバレた時用の作戦使う羽目になるなんて… ガハァッ… 下手に動けないけど逃げないと死ぬわねこれは…)」
自分が致命傷負わない程度の手榴弾を爆破、そして大量に仕掛けたスモークグレネードを爆発的の衝撃で辺り一帯に撒き散らしながら逃走を図ろうとしていた。
だが現状よろしく無い。マーダーの腹部にはアルケミストと腕が武器が刺さったままだ。しかし下手に引きぬけば死に兼ねない。下手に抜けない。
マーダー「取り敢えず確保した脱出ルートを… ってッ!早速撃って来やがった…ッ!」
予め確保した奪取ルート、それに沿って移動する。そしてマーダーは装甲車を拝借して鉄血工造を抜け出した。
しかし、不気味なまでにスムーズ。まるで仕組まれているかの様に…。その為、マーダーは道を予測されない様に道路から逸れて山道やオフロードを走り出した。
マーダー「はぁ…はぁ… ヤバイわねぇ… 」
腹部をアルケミストに貫かれたらせいで余り足に力が入らなくなって来た。
マーダー「……ッ! 付いて無いわね… 」
ガソリンが無くなり装甲車が止まる。マーダーは装甲車に積まれていた光学銃を杖の代わりにし山道を歩き始めた。
予定にない道やオフロードを通った為、現在地は大まかにしか分からない。しかし、歩き出さなければ続いているであろう鉄血の追跡を振り切る事にした。
マーダー「はぁ…はぁ…… (あぁ〜 私、絶対碌な死に方しないな〜って思ってたけど本当に碌な死に方しないわね… このまま山で遭難して死ぬかもね… 誰にもにも見つからずに…)」
遭難は確定、そして自分は瀕死、そんな状態で歩き疲れた為近くにあった木に背を掛けて休んだ。
マーダー「アハハハハ… 無様にここで死ぬのね私… ナイトメア心配しそうだな…… せめて最後に人肉でも… ってある訳ないか…」
マーダーは目をゆっくり閉じた。
こんな情けない言葉が最後の言葉になるんだろうな。と思いながら…。
マーダー「…んん… え?」
死を覚悟したマーダーだっだが突然の事にマーダーは驚きを隠せなかった。
いきなり森の木に寄り掛かって寝てご、起きたら何処かの路地裏の壁を背に寝ていたからだ。
マーダー「痛っ… 傷は… 当然まだあるわね…」
今だに突き刺さっているアルケミストの腕と武器が現実だと思い知らせてくれる。
マーダー「ホント… ここは何処よ…」
弱って行く身体に鞭を打ちながらマーダーは光学銃を杖代わりにし歩き出した。
戦術人形とか鉄血人形とかが平和な世界って言ったら想像付くかもねぇ…
ちょっと一悶着ありますね〜