護衛の依頼、その今回のメンバーはバルカン、ペイロード、死神だった。護衛はナイトメアに能力的にも大型強化骨格を使う不向き、マーダーは武器は無くした為製作中、ミニガンは未だに記憶が元に戻らない。フレイムやデストロイヤーは万能者が作ってくれた義体の精密検査で来れない。
そんな感じで、今護衛任務に就けるのはこの3人となった。因みに死神はバルカンとペイロードの二人の許可が降りなければ武装する事が出来ない様にプログラムしている。
ペイロード「エヘヘヘへ… 可愛い…///」
バルカン「ん?どうしたんだペイロード」
ペイロード「いえ〜 姪と甥の写真ですよ… 赤ちゃん可愛いな〜」
死神「ちょっと見ていいデスか?…あぁッ!凄く可愛いデスね〜!」
バレットとアスター、その赤ちゃんである【ミラ】と【レオン】を抱っこしている画像、その画像は微笑ましい物でありペイロードはその画像を見る度に口元が緩み微笑んだ。
バルカン「(子供か〜… もし、スミスと私の子供が産まれたとしたら名前どうしよう…)」
死神「どうしたデスか?」
バルカン「いや、なんでもない。ちょっと考え事してただけだから大丈夫」
ペイロード「それにしても本当に可愛いですね〜 でもお兄さんの悪い所を引き継いでいないといいのだけども… 初恋の相手がお姉さんだった見たいな…」
バルカン「アレは… 仕方ないだろ… 知らなかったんだしな。そういえばペイロードって好きな人とか居るのか?」
ペイロード「え?」
突然、その事を聞かれて悩み出すペイロード。
ペイロード「その〜 私は〜… 居ないですね。そう言う女性も男性も居ないです」
バルカン「ん?女性も男性も?」
ペイロード「そのですね… 私… 男の人も女の人も恋愛対象で見れちゃうらしいんですよね…… つまり、その〜… バイセクシャルらしいです…」
バルカン「そ、そうなんだ…… よく分からんがそえなんだな!」
死神「?何それ分かんないデス」
カミングアウト、しかし二人にはその事が余りよく分からなかった。
そして、カミングアウトや恋話がある中、護衛対象が待つ建物へと着いた。
装甲車両から出ると待ち受けていたのはローブを纏った執事風の男、3人はその執事風の男に誘導され、その護衛対象の教祖が待っている部屋に案内された。
部屋は特別綺麗と言う訳じゃなく普通の部屋と言う感じ、そのパイプ椅子に足を組み偉そうにしている少女がいた。
ネフィリム「よく来たな、人形。我は教団の教祖にして神のネフィリムだ」
教団の教祖にして神、ネフィリム。その顔を見た瞬間、バルカンとペイロードに戦慄が走った。
バルカン「(こ、コイツ… なんで
ペイロード「(え?えぇ… これは、どう言う事なの?)」
そのネフィリムは、何故かS13地区の指揮官 リホに余りにも似過ぎていた。
死んだと思ったら生きてたって事はあるよね!