突然、扉に魔法陣の様な物が張り巡らされ閉じ込められた三人。そして禍々しい光と共に現れた化物。
リホは直感で分かってしまった。何回かしか経験していないが決して気分の良い物では無い薄着味悪い禍々しいオーラ。その正体に…。
リホ「… アンタら… 回避に徹しろ。余裕を持って回避せえや」
WA「コイツら何者!?E.L.I.D!?」
リホ「その話しは終わってからや!」
リホは
背中に無数の固い刃を持った悪魔が回転しながら向かってくる。三人はレーザーと銃で対抗し勢いを弱めて攻撃し刃を破壊し倒すと砂となり消えて無くなった。
WA「き、消えた?」
リホ「やっぱり… この感じは悪魔やな… 全く… 付いてへん!」
リホはケイケリュオンから照射レーザーを放ち薙ぎ払うが、数体に当たるが避けられる。
レーザーを避けた背中に刃のある悪魔と釘バットの様な物で攻撃する悪魔が大量に群がって来ていた。
コルト「数が多すぎ!手持ちの弾じゃ無理だよ!」
WA「コイツらなんなのよ!?」
リホ「もう…!言ってる余裕あるなら手を動かせや!」
幸いにも遠距離から攻撃してくる敵は居ないが数が多いのでワームホールで弾道を逸らす必要は無いが、しかし敵の遠距離攻撃に利用していたリホにとってはやり辛い。
できる限り間合いを一定に保ち戦うが、お構い無しに悪魔は数の暴力が三人を襲う。
リホ「ちっ…!三人ともウチの後ろに下がれ!纏めて薙ぎ払う!」
WA「何やるき?もしかしてあの時の奴!?」
コルト「え?なんかやる気?」
リホ「ええから早く!」
リホはワームホールを使い突っ込んで来る刃を持った悪魔を別の悪魔に突っ込ませワームホールで場所を移動。と多様していた。
その時、少しの違和感をリホは覚える。
それは空間に境目の様な物
しかし、そんな事を気にしてる余裕なんてない。
黒い稲妻を纏いながらケリュケイオンに光を集約していく。
リホ「龍煌『ドラゴンスパーク』ッッ!!
辺りの障害物になりそうな物を巻き込みながら、ケリュケイオンから黒い龍脈の極光となり奔流が放たれる。
そして満遍なく薙ぎ払い、悪魔を殲滅していく。
そして、薙ぎ払った後には悪魔は残らず砂となり、更にその砂はガラス化。そして魔法陣の様な物は破裂音を立て消えて無くなり、禍々しい雰囲気は消え去っていた。
そしてその反動で膝を付いた。
リホ「はぁ…はぁ…はぁ… キツイ… ダルい…」
WA「指揮官って… 本当に何者なのよ…」
コルト「アハハ…やった。コインとか金を取っていい?」
謎の違和感を覚えつつも、この後は拉致された人形を救助し作戦は成功に終わった。