ヤクザの事務所でコーヒーと菓子をご馳走になってからホテルに戻り、三日目の深夜2時頃、最近、鉄血の防衛ライン破壊作戦後から深夜に起きる事が多くなっていた。
シャワーを浴びてスッキリすれば寝れるだろう。そう思ったバルカンはユニットバスへ着替えを持って入った。
洗面台に適当に着替えを置き、一回水を飲んで落ち着こうとした。
バルカン「……! ……!?!?」
血に塗れ真っ赤に染まった自分の姿が鏡に見え言葉にならない悲鳴を上げそうになるが何とか堪えた。
激しい気持ち悪くなりトイレに吐く。酸っぱい匂いがユニットバスに広る。吐き終わり換気扇を入れ、トイレを流す。
バルカン「はぁ… はぉ… はぁ… またかよ……
私が弱いんだ… 弱いからこんな幻見るんだ… 帰ったらもっと鍛えないとな」
殺して来た人類人権団体の兵士や鉄血人形の事が頭に過ぎる。
しかし、スミスの為にも、EA小隊の為にもこんか下らない幻なんかで病んでられない。
そう、決意を固めて寝ようとする。
ぐぅぅ〜………
バルカン「……/// ……少し小腹を満たしてから寝るか」
吐いた為かお腹が空いた。部屋の冷蔵庫や棚を漁るが何も無い。
バルカン「合鍵あるし適当になんか買って食ってから寝るか、この時間コンビニしかやってないと思うが…」
流石にこんな深夜、人通りは少なくなって絡まれり事は無さそうだと思い、バルカンは外に出た。
K06地区の街は深夜だと言うのに輝きを放っていた。そして以外にも色々と店が営業していた。
バルカン「手持ちは15万… 少し多めに使っても余裕あるな… ってか色々あるな…中華にラーメン、焼肉、焼き鳥…… ラーメンにするか」
思えばラーメン食べた事ないな。そんな感じで年季の入ったラーメン屋に入って行った。
鉢巻をした30くらいの強面な風格の職人の頑固そうな店主から豚骨ラーメンを頂きいた。豚骨のコッテリとした味がしつこくない程度に舌に絡み付く。バルカンは想像の倍美味しく5分でツユまで飲み干し完食、バルカンの食べっぷりに満足げな店主に「ご馳走様」と言いつつ金を払って出て行った。
バルカン「ぷはぁ〜… この店メッチャ美味かったな。使ってる物全部合成品とは思えねぇクオリティ、あの店主滅茶苦茶凄いな」
お腹が一杯になったし、帰るか。バルカンは十字路で赤信号の交差点に止まった。
その時、反対側の道路からボロボロでガラスや銃痕塗れの黒い車が突然現れドリフトしながら曲がり、後を追う様に車から身を出し拳銃を放つ男達。
バルカンは拳銃の流れ弾が当たらない様に身を屈めた。
その瞬間、顔面に何か箱の様な物が当たりそうになりギリギリで片手でつかんだ。
バルカン「んっと…!こりゃ危ねぇ… あの春田の言う通り危険だなこりゃよ…
…って何だこの箱?」
古びていて奇妙な彫刻が掘ってあり、意味の分からない古代の文字みたいな変な言語が刻んである謎の箱。所々メタリックで怪しい雰囲気だった。
バルカン「なんだか分からないがペイロードにでも見せて置けばいいかな?」
バルカンはその謎の箱をホテルに持ち帰った。