朝、最初に起きたペイロードは寝惚けながら歯磨きをし髪を整え、その後にバルカンをトントンと叩いて起こした。だが「あと5分〜…」と寝る気満々だった為布団を勢い良く剥ぎ取って無理やり起こした。
バルカン「眠い〜… 別にやる事ねぇから寝てていいだろ…」
ペイロード「そうですけどね、ちゃんとした生活習慣を身に付けて置いた方が為になると思いまして…」
バルカン「……そうだな〜… もう起きちまったしさっさと飯食ってどっか行くか…
あっ…カラオケとかボーリング場とかあったから楽しみだな!」
ペイロード「まぁ暇ですから行きましょうか、ボーリングやった事無いので楽しみですし」
そう言う事で二人は荷物を纏めて外に出た。腹も減りどこでご飯を食べようか…。バルカンは昨日なんか拾った箱をバックの底に入れた。
何をするか、何をしようかと歩きながらホテルを出た矢先、突然黒い車が三台周りの歩行者を気にも止めない勢いのスピードで荒く歩道や道路を取り囲み車から四人ずつ、12人ぐらいに取り囲まれた。
バルカン「おい… なんなんだよ」
ペイロード「この街本当にロクな事ないですね…… !
バルカンさん何かやらかしましたか!?
バルカン「何もやってねぇよ!身に覚え無いぞ!」
取り囲まれ逃げ場は完全に無くなった。どうやらタダでは逃してはくれないらしい。
ペイロード「気を付けて下さい、全員戦術人形の反応があります」
バルカン「そんなモン関係ねぇ、真正面から捻じ伏せてなんで狙って来たか白状させてやるからさ」
ペイロード「荒っぽいやり方ですが……
…まぁそう言うの嫌いじゃないですよ…!
少しの合間ですが時間を稼いで下さい!切り札を取りに行きます!」
バルカン「了解!隊長さん!」
先に動いたのはバルカン、一人に向かってドロップキックをし手加減しながら周りの人形を殴り飛ばした。
バルカン「これでも食いやがれ野郎共がッッ!」
「ヒギャァァ!!」
倒れた人形の足を掴み、思いっきり周りを巻き込みながら大回転した。
更に倒れ込んだ人形の胸倉を掴み起き上がらせ手加減しながら頭突き、相手は膝から前に倒れた。
バルカン「ちっ… 反応速度をまだ上げられねぇかな… って、増援来やがった…
…ッッッ!⁉︎!? フンヌッッ!!」
続々と応援が来る、そして一両の車がバルカンに突っ込んで来た。バルカンは両手を広げて、勢いで押されながらも車を一瞬だが力で止めて隙を作り避けた。
そして更に後続や色々な道から車が現れ増援で30人程が来た。流石にバルカンもコレにはヤバい予感がした。そんな時、一発の拳銃とは比較にならない銃声が響渡った。そして一両の車が爆破し囲んでいた人形達が怯んだ。
バルカン「ペイロード!お前か!ナイス!」
ペイロード「お待たせしましたバルカンさん!さっさとここから逃げましょう!」
自身の愛銃であるスコープ無しの【XM109ペイロード】を構えるペイロード。
どんな理由かは分からないが狙われている事は事実。今はとにかく逃げる事を優先する為、追っ手を撒きつつ身を隠せる場所を見つけるべく走り出した二人だった。