豪華な料理や酒が並ぶ特別待遇の地下闘技場の席、そこにペイロードと " 賽の花屋 " であるMRDがバルカンの試合を見ていた。
ペイロード「まさかあそこまでとは…… でもこれで勝てますね」
MRD「確かにアレはエグいわ… アレ戦う世界線間違えてない?もっもグラップラーな世界線にいる様な奴じゃないの?」
バルカンの某グラップラーな世界な高い格闘能力、そのあまりの高さに驚かされていた。普段なら勝利に沸き上がる闘技場がその異様さに観客は騒然としていた。
MRD「…でもまだ分からないよ?この地下闘技場には3年間無敗の王者がいるんだよね。いまだ負けた事が無い奴が」
MRDの話に気を取られている内にゴングが鳴り響く。ペイロードは慌てて闘技場のリングを観戦した。
そこには身長の高いバルカンが小さく見える程巨大で筋肉質、そしてMP5の様な服を着たナニカが対峙していた。
そしてゴングと同時に激しい肉弾戦が繰り広げられていた。
バルカン「ウラァァァァァ!!」
MP5?「クタバリヤガレ!クソッタレ!!」
巨大な拳を廻し受けで受け反撃するもフォースシールド以前に厚い筋肉が邪魔をしダメージがあまり入らない。
バルカン「(クソッ!リミッターさえ外せれば戦いやすかったのに制限掛けやがって…)」
MRD「スキガ出来マシタネェ!」
バルカン「フングゥッ!」
一撃一撃が強力、体格差もあり防戦一方。
バルカン「(あの技使うしか無いのか?あれ柄じゃねぇんだよな……)」
バルカンが何百回、何千回と電脳空間で
バルカン「チッ… やるしかねぇか…」
突如としてバルカンの雰囲気が変わった。荒ぶっていた風が微風になるかの様に豹変。
構えは中国拳法の様な構えだが完全に立っていて、そして力は一切感じられい。そのさっきとは違う異様さにMP5は攻撃の手を緩めた。
バルカン「来いよ。お前の攻撃は二度と通用し…「マッスル・パワァァァァー!!」…」
全力でMP5?のフックが横顔に直撃しバルカンはその勢いで空中で回転、普通ならそこで勝負あり。
…なのだがあろう事か何事も無かったかの様に平然と無傷で立っていた。
MP5?「???…ナニヲシタ?」
バルカン「何なんだろうな?どうしてだろうな?」
間髪いれずに今度は真上から振り下ろす様に片手でアームハンマー。しかし、バルカンはノーガード。身体が縦回転し着地、そして何事も無かった様に立っていた。
MRD「う、嘘でしょ… あれって…中国拳法の高級技【
ペイロード「バルカンさん中国拳法なんて習ってませんよ…!これって完全に独学で?!」
攻撃を受けたときに人間が反射的に力んでしまうのと逆に、あえて力を抜くことで打撃の威力を吸収するというもの。
バルカンの場合、電脳空間で何百何千死を経験しその副産物で習得してしまった模様。