枕元で両断された無残な姿のベットだったモノ、それと共に本社一帯に緊急の警報が鳴り響く。あり得ない場所での奇襲にバルカンは動揺しつつも拳を握り締め構えを取り臨戦態勢になる。
体長は自分と同じくらい。しかし本社の警備やレーダーに一切引っ掛からずに自分の部屋に侵入して自分を殺そうとする辺りかなりの手練れだと言うのは確実な事。
先に動いたのはバルカン。床が抉れ踏み抜くんじゃ無いかと思われる程の踏み込みを3歩、それと全体重を乗せて放つ一撃。電子空間で旧バージョンの万能者の装甲すらブチ破った一撃【三歩必殺】を放った。
バルカン「(どうして来るか分からねぇ以上速攻で終わらすッッ!!)」
最初っからトップギア、放つまでに約一秒防御すら無意味と化す一撃が謎の黒い人形に直撃。回避すら取らないのが疑問に思うが大抵の相手なら消し飛ばす一撃。
こんな技を受けて無事でいられる筈が無い……
…筈だっだ。
バルカン「嘘だろ……」
黒い装甲に穴すら開かず更には凹まない。
衝撃で3m先の壁に当たり壁が壊れた程度、あんな攻撃を喰らって尚平然としていた。
「どうせ全部無駄なんだ… 諦めろ」
バルカン「諦めねぇよ!!」
正中線四段突き、更に胸な平行に5発、顎にアッパー、こめかみに全力フルスイング。しかし全く動かない。回避すらしない、そもそも必要すらないかの様だった。
流石にこれにはバルカンはビビった。攻撃が効かなければ、もうどうにかこうにかして時間稼ぎするしかない。
「では此方からいくぞ」
バルカン「(速っっ…!!)」
一歩踏み込んだ瞬間、地面が爆ぜた。反応出来ないスピードで顔を手の平で掴まれてバルカンは成す術なく地面に叩きつけられた。
バルカン「(いてぇ… 意識が一瞬飛んだ…… )」
「やっと… やっと会いに逝ける…」
バルカン「(コイツ… 何いってんだ…)」
腕を振り上げ、手刀は緑色に光を帯びた。その能力は死神の能力瓜二つどころか全く同じモノだとすぐに理解出来た。
振り下ろされる瞬間が遅く見える。
ペイロード「させません!」
マーダー「私の得物に手出してんじゃないわよ!」
その瞬間、真横から1発の銃弾が当たり注意を逸らした。そして背後からマーダーが逆コーラップス技術で作った刀で斬り付けた。
頭を打ち付けられ動けないバルカンからバックステップ。距離をとった。
「お前だけ殺す筈が二人増えたな」
バルカン「気を付けろ!コイツ滅茶苦茶堅いぞ!」
3体1、形勢逆転。
だが油断は一切出来ない。更には援軍が来るまで持ち堪え数の暴力でもなんでも倒さなければ。
そう思っていた矢先、謎の襲撃者は突然半透明な壁に四方八方囲まれた。
「こ、これは……
邪魔をするか
その次の瞬間、空間は歪み、空間は裂けてバルカンが見覚えのある奴が現れた。突然の状況ひバルカン、マーダー、ペイロードはついていけてない。
ソホォス「こっちのセリフよ、貴方今までやった事を全て無駄にする気なのかしら」
「最初から全てが無駄だったんだ… だから終わらせてくれ。邪魔をするなら消し炭にするぞ」
ソホォス「そ、なら冷水にでも浸って考え直しなさい」
その瞬間、謎の襲撃者の下に奇妙な穴が開きその穴ぬ落ち、そしてバチャンと水飛沫が舞い上がった。
ソホォス「南緯47度9分 西経126度43分… 帰ってくるのに精々1ヶ月って所かしら…… 」
ペイロード「取り敢えず… その〜…… 御同行できますか?話を聞きたいので…」
ソホォス「いいわよ。これは私の責任でもあるから」