バルカンの最初の戦い…
F05地区…飛行場…
そこには通常ではありえない大きい弾薬庫、銃身が6個ある異常な装備をした戦術人形がいた。
バルカン「はぁ…緊張する…初めての実戦だからな。」
電脳戦をやりまくったバルカンは初めて戦場に出撃しようとしていた。
そこにペルシカから無線が入った。
ペルシカ『今の貴方なら楽勝よ。軽く蹴散らしてあげなさい。』
バルカン「そうなのか?実戦は初めてだから分からないだよな…
まぁ頑張るとしますか!」
単独での戦闘データが求められているためバルカンは1人で任務に当たるこになった。
30分後…
バルカンは鉄血の部隊を発見していた。
バルカン「ん〜ガードとイェーガーの部隊か…」
ペルシカ『厄介ね。電脳戦と同じ感じようにやれば簡単よ。」
バルカン「分かった。やってみるぞ。」
バルカンは最初の試射以降久しぶりに引き金を引いた。
6個の銃身が轟音をたて回転し始めバルカンの顔を満悦の笑みを浮かべた。
バルカン「さぁ!鉄血供が!スクラップになりやがれぇ!」
その一言と同時に6個の銃身から暴風雨の如く20mm弾が吐き出される。
鉄血の部隊はバルカンに気づきガードが守ろうとするものの対人対人形を想定した性能のためかガードの部隊は20mm弾に当たるとすぐさまバラバラに消し飛んだ。
バルカン「やっぱおもしれぇ!この快感はよぉ!アハハハハ!」
イェーガーの部隊は撤退しようとするが予想以上のスピードにより逃げきれずただでさえ耐久が低いのに20mm弾が襲い掛かりガードと同じようにスクラップになってしまった。
バルカン「もう終わりなのかぁ?もっと来やがれよ!もっと楽しませてくれよぉ!なぁ!」
鉄血の重装部隊は僅か1分も経たず全滅してしまいバルカンは更に相手を求めて戦場を歩き出した。
F05地区…鉄血司令部…
?「あら?グリフィンの新手の戦術人形かしら?…ガトリングを腰うちで撃つなんて凄まじい性能ね。」
ある鉄血のハイエンドモデルがバルカンの映像で見ていた。
?「でも全然動きがなっていない…力任せの戦闘ね。実戦は初めてなのかしら?まぁ…」
そのハイエンドモデルは大型の粒子狙撃ライフルを手に持ち反重力装置で浮かび上がった。
?「脅威になり得る存在は消しておきましょう。」
気怠そうに高台に向かった。
F05地区…
バルカン「あははは!雑魚供が!来やがれ!もっと!もっと!スクラップになって死ねぇ!」
バルカンは20mm弾と分発6600のレートに物言わせ鉄血の部隊を蹴散らしていた。
バルカン「逃げる奴は鉄クズだ!逃げない鉄くずは良く訓練された鉄くずだぁぁ!」
到着したばかりの鉄血の部隊はすぐさま消し飛ばされスクラップにしていた。バルカンはこの光景を見て更に気分が高揚し鉄血を更に殲滅していく。
バルカン「アハハハハ!ホント戦争は地獄だぜ!」
?『そうね。戦争は地獄よね。』
バルカン「あぁ?無線のハッキングか?」
バルカンの無線に何者かがハッキングを仕掛けていた。
?『初めまして。私は鉄血のハイエンドモデルの
バルカン「は?馬鹿だと!ふざけんなよ?ぶっ飛ばしてやるからな!」
?ドリーマー『はぁ…やっぱり馬鹿。デストロイヤーくらいのお馬鹿さんね。忠告しておくわよ?いや最後になるわね。
戦場のど真ん中で堂々と無線を受信して立ち止まらない事ね。お馬鹿さん。』
バルカン「は?どういu…!」
特大粒子レーザーがいきなりバルカンを襲った。
バルカンは咄嗟に避けたがとてつもないエネルギーで放たれたレーザーはバルカンの足に当たり消し飛んでしまった。
バルカン「アガガガァァ!クソイテェ!左足が無ェェ!」
バルカンの左足が消し飛んでしまいかなりの重量のある弾薬庫の重量を支えきれず横になってしまった。
ドリーマー『あら?外しちゃったわね〜まだ生きていたのかしら?しぶといわねぇ…まぁ『傘』でも打ち込んでおこうかしら?』
バルカン「絶対殺してやるよ…!ぶっ殺してやるよ!陰キャ狙撃チキン野郎…!」
ドリーマー『まぁ回収部隊にあとはお任せしましょう。
あぁ怠い仕事終わったぁ…』
ドリーマーは通信を切った。
バルカンは弾薬庫を捨てなんとか抜け出そうとしたが。身体に力が入らない。
バルカン「クソぉ…!人口血液流しすぎたな…救援要請と出来る限り遠くえ…」
バルカンは匍匐前進で移動しようとし数十メートルを匍匐前進で進んだが…
バルカン「あっ…もう…ダメ…だな…」
しかしバルカンは虚しく意識を失ってしまった。
ん……
知ってる天井だな…良かった…
いや良くねぇよ!
あのあとどうなったんだ?
この後どうなるんだ私?!
あっケモ耳?
ペルシカか…
ペルシカ「起きた?びっくりしたわよ。あの地域にハイエンドモデルがいたなんてそれもドリーマー。」
バルカン「そうか…」
ペルシカ「AR小隊に感謝する事ね。特にM16はおんぶして貴方を運んできたのよ?」
バルカン「そうなのか。あとでなんかお礼しないとな。」
ペルシカ「そうね。ジャックダニエルでもあげときなさい。」
バルカン「ジャックダニエルって何だ?」
ペルシカ「貴方にはまだ早い物よ。この事は忘れて。」
ペルシカは何となく分かっていた。
てっ言う事はとんでもない酒豪になるんじゃないかと。
バルカン「そうなのか?分かった。それよりだな…」
ペルシカ「どうしたのかしら?」
バルカンは拳を強く握りしめ眉間にシワを寄せた。
バルカン「ドリーマーは絶対ぶっ殺してやる…!奴を木っ端微塵にしてやんよ!」
この日バルカンは初めての戦闘で負けを味わい。ドリーマーを絶対殺すと胸に誓った。
バルカンの初めての戦闘にして初めて敗北
いや…深層映写のUMP45のアレは衝撃的だった…今後の展開が気になりますねぇ。
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