それは人を凌駕した力
ソフォスの半強制的な援助があり、本来出来る筈が無い第四世代の戦術人形の作成が可能となり、生体義体の開発をペルシカとリホが行っていた。今は亡き思い出したくない奴の真似事は嫌だが、リホ曰く…。
リホ「最初の段階から少しづつ体内組織を造り替えて完全な半分機械で半分人間の状態にするんや。」
ペルシカ「そう、クソ野郎の真似事したらその場で撃つから」
リホ「や、やめてね、暴力反対暴力反対…」
今まで起こった事のモロモロの原因であるリホの事を完全には信用していないペルシカ、一応は護身用の拳銃をチラつかせる。射撃は下手で素人だが義体が一般人レベルの身体能力しか持ち合わせていないリホには効果抜群だった。
今考えて見れば万能者も居るしそんな事はないか。と少しだけ申し訳ないと思ってしまい少し気不味い嫌な空気になってしまった。
培養装置の操作などの数時間後、すこし気不味い空気が薄れて話しかけやすくなると、なんで、どうしてそうなったか。それが気になりリホにある事を問い詰める事にした。
ペルシカ「貴方、どうしてヨゼフなんかに生体義体の技術データやったの?」
リホ「え、いや…… その〜…… こ、怖かったからや…」
ペルシカ「怖かった?」
リホ「 ……死ぬのが…、死ぬのが怖かったからや…!頭おかしいし怖いし変な感じがして殺されそうな感じがして……。怖くて素直に渡すしかないやろ……。やから一生恨んでもかまへん、恨まれて殺されても仕方ない事やってもうたんやからな。」
あの時のことは朧げだが思い出せる。言葉に出し様がない恐怖、なんとかヨゼフに同調してる演技かまして本心をひたすら隠してデータを快く渡す振りをする。
リホ「まぁ、こんな機会や、せめてもの罪滅ぼし、この義体に残忍な事はせえへんよ。クローン作って外付けで改造するんじゃなく。拒絶反応無いように生体パーツを作って時間かけてくっ付けて身体を作る。念に言っておくけど脳は最初から脳死状態で作って電脳に造り替えてやる。」
その眼には確かな意識を感じる。ペルシカは馬鹿馬鹿しくなって護身用の拳銃をゴミ箱に投げ捨てた。
ペルシカ「分かったわ。そこまで覚悟があるのなら手伝いましょう。だけど私が止めろと言ったら止めるのよ?それとまだ納得のいってない人もいる。その人とちゃんと話し合いなさい、分かったわね?」
リホ「分かった、そんじゃやったるか」
生体義体の開発は着実に進んでいた。
いつの間にか自室のベットに寝かされていたバルカン。ターミネーターの襲撃の時に壊れた所は修復されていつも部屋に元通り。
拘束されていた身体は自由になったが、起きてすぐ身体に違和感を覚える。
バルカン「股間の辺り、なんか変?って私こんな声低かったか?」
部屋のテーブルには鏡と手紙。取り敢えず手紙を見てみる。
バルカンへ
最近、男の気持ちが分からない戦術人形が増えてイジメなどが発覚されるケースが数件起きたわ。
男性の気持ちなんか実際に体験しないと分からない人形もいるからその試験と言う事で、、、
貴方の仮の義体は男性の戦術人形の身体にしといたわ。
因みに出力はハンドガンの戦術人形くらいしかないから気を付けてね。
新しい義体が出来るまでの辛抱だから。
ペルシカより…
ps
後でこの男性の体験にかんしてのレポートよろしく(^_-)
手紙を読み終わり鏡を見る。がたいのいい金髪のオッドアイのヤンキー風のイケメンがそこにはいた…。
バルカン「ペルシカの野郎… 確かにそういう試験人形だけど性別まで変えるまでやるのかよ……」
ちょっと最後の絵文字にイラっとしつつ取り敢えず二度寝して現実逃避した。
バイオロイド
そして一時的な性転換
波乱の予感がチラホラ…