破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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遅れてすまん…


後日談… 1

 

異常存在撃退作戦から3日後、作戦エリアの復旧や撤収作業は大方終わり少しずつであるが落ち着き平穏を取り戻しつつあった。ターミネーターはと言うとあの後は形式的に拘束されする尋問を受ける形になった。ターミネーターからしたらこの程度で拘束一秒も掛からず抜け出せるのだが…。

 

ソホォスはと言うと同じ様に虚偽の情報を流し、洗脳や暗示を掛けたいた事が作戦中に明らかになり拘束…。と行きたい所だが彼女を捕まえる事自体無理な話だった。どんなに警備や拘束を強くしようとも彼女の能力の前には対策も無意味となってしまったからだ。何故か尋問は受けるのだが「カツ丼出しなさいよ、こう言うのはカツ丼出すのが常識でしょ?」と遊ばれる始末。因みにBBA呼びするとスキマで遠くに山や池に飛ばされ尋問を担当しなきゃいけない戦術人形もやりたがらない。

 

 

 

 

 

 

 

森林地帯…

 

蛮族戦士と古代兵装アマルガルを纏ったバルカンが戦った場所では戦闘で生じた黄金の回収作業が行われていた。しかし通常とは違う黄金の性質に現場は難航していた。

鉄より柔らかい筈の金があり得ない程の高度を持ちレーザーすら防ぐ程、やっと切り出せても1日で1m×1mの正方形。規模は10mくらいが数十箇所。余りに規模は広く時間が掛かる。

グリフィンの資金として売却しようにもこんな特殊な性質を持った黄金を売れる筈がなく、ヘリアンが解析した後はグリフィンの倉庫奥深くに移される予定だ。

 

 

 

 

 

 

一方、バルカンはと言うとヘリアンの研究で身体の起こった変化の回析をする為、検査を受けていた。古代兵装アマルガルとの一体化の影響を調べる為だ。バルカンの身体は人形とは違い電脳以外は培養され強化された内臓や強化骨格、そのため検査は人が行うレントゲンやMRIによる物だ。

 

ヘリアン「完全に心臓と神経系に一体化して摘出不可能。はぁ……かなり面倒な事なりそうね」

 

バルカン「…そうか、所で私は…… 子供を授かるとするなら大丈夫…なのか?」

 

ヘリアン「影響があるかどうかは未知数よ。それより今をどうするか。なのよね。」

 

バルカン「どう言うことだ?」

 

ヘリアン「遺跡兵器制限条約。遺跡技術の軍事利用禁止、並びに開発済み遺跡兵器の解体。つまり貴方…」

 

バルカン「条約違反で捕まって解体。つまり殺されるかもしれないって事か。」

 

ヘリアン「最悪の場合は逃げて身を隠した方がいいわ。ま、そうならない様に工作部隊が作戦地帯で隠蔽工作してるんだけどね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尋問室

 

未来のバルカンこと、ターミネーターは2回目の尋問を受けていた。とは言え未来に起こる事の核心的な事を言おうとするとそこだけ抜け落ちたりノイズが入って聞こえなくなるといった怪奇現象が多発していた。

ターミネーター曰く「ソホォスが境界を弄り特定の言葉を聴こえなく、理解出来ない様にしている」らしい。

 

ターミネーター「今から30年後、世界は多くの犠牲者を出しながらも何とか平和になったんだ。私は〜…… 私はその結末を受け入れられなかった。

何が世界を救った英雄の一人だ。私は家族の一人も救えなかった。そして復讐の為に修羅に堕ちた哀れな自分勝手なバカ者だよ。

 

 

〜〜〜は25年後、この地球に来る。和解など期待出来ない。〜〜〜は人類を〜〜としか見てない。規模も質量も技術も何もかも違う奴らだ。

…今からだと間に合う。絶望の未来を変えろ、絶望に抗い屈するな。世界を、地球を、平和を守ってくれ…」

 

 

 

 


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