食堂車前……
ボロボロのニモゲンをそこら辺にあった物で縛った。リホ指揮官とペイロードは情報を聞き出そうとしていた。
ニモゲン「ふざけるな… こんなの聞いてない…!離せ!」
リホ「うわぁ…、すまへんが無理やり記憶見させてもらうで。」
ペイロード「気を付けてくださいよ?ウィルスだったり自爆装置とかついてたら危険ですので。」
リホ「あぁ、分かってる。取り敢えず聞くけど名前は "ニモゲン" で合ってるんやな?」
その問いにニモゲンはなんで何故聞いたか分からないニモゲンは理由分からず答える。
ニモゲン「だとしたら何?」
リホ「本当に?」
ニモゲン「だから何?」
リホ「はぁ……。事実確認で記憶読ませてもらうで。」
リホ指揮官は胸のポケットから小瓶を取り出し銀色の液体である
リホ「あっ…。すまん確信したわ。昔にやらかしたツケが回ってきた。」
ペイロード「え?」
ニモゲンの記憶を見たリホ指揮官は冷や汗をかいた。
食堂車
バルカンは少数とはいえパラデウスの部隊を制圧した赤髪の女と対峙していた。
バルカン「(コイツ… 出来る!にしてもコイツなんだ?強化骨格か?」
両者の拳がカチ合ったが力負けせず引き分けになった。その事にバルカンは昂っていた。
バルカン「本気で行かせてもらうぞ。骨へし折られたく無かったら今のうちに降参しな?」
???「何言ってんだ?こっちもまだ本気出してない。叩き潰されたくなかったら大人しくぶっ飛ばされな!」
二人は即座に距離を詰める。
そしてお互い5〜6発ノーガードで殴り合う。最速で決着を付けようと全力の攻撃だが頑丈過ぎて決定打にならないとわかった瞬間にお互いガードや受け流しを多用した攻防が展開される。
バルカン「想像以上に硬ぇな!お前は強化骨格か?それともどこの所属の人形だ!」
???「私は人間だ!って危なッ!」
戦闘は拮抗していた。互い頑丈過ぎて決定打に欠ける。かといって気を抜くと致命的な隙を生んでしまう。
バルカン「そういや、アンタ名前なんて言うんだ?私はM61A2バルカンだ?」
カナデ「私はカナデだ、なんかグリフィンやら鉄血やら宗教の奴らに追われてんだよ!」
バルカン「あっそ…!カナデすまないが大人しく捕まってくれ!」
バルカンはそこら辺に散乱した瓦礫の中からコショウのビンを手に取りぶん投げる。カナデは回し蹴りでコショウのビンを弾き飛ばそうとする。
…しかし、バルカンは投擲と同時にカナデに突進。回し蹴りに使った右足を手で掴む。
バルカン「痛ぇから歯食いしばれ!」
カナデ「おま、何を……! いでぇッ!」
右足をホールドし全体重を乗せて一気に回転、右足首をあらぬ方向に回転させて捻じ曲げる。
カナデ「いダァッ!テメェふざけんな!クソ!イタッ!」
バルカン「歯食いしばれって言ったよな!?
もう一回歯食いしばれよ!…そしてトドメだァァ!!」
バルカン全力の下段突き、200mmの鉄板または戦車の装甲すら打ち抜く人間相手には絶対に使わない技だがバルカンの本能が警告している。最期まで確実に戦闘不能状態まで追い込まないと負けると。
それにコイツがこの程度で死ぬわけないと思える程頑丈だからだ。
ドォゴォォォォンっっ!
食堂車の瓦礫が衝撃で列車外に吹き飛ぶ。拳が作り出した威力がカナデを襲った。
…だがその瞬間バルカンは嫌な予感が脳裏に過ぎりすぐさま飛び退く。
【スピア・ザ・ガングニール起動】
【アサルトアーマー起動】
閃光が辺りを埋め尽くす。凄まじい衝撃とダメージがさっきの攻撃の反撃とばかりにバルカンを呑み込む。
閃光が晴れると赤と黒を基調とした槍。同じ配色の最低限の装甲が付いている戦闘スーツを纏ったカナデが右足を庇いながら立っていた。
カナデ「さて、第二ラウンドだ。まだまだやれるだろう?」
バルカン「お前の方こそ今のうちに捕まった方が身の為だぞ?」
バルカンは
これはもう手加減している場合じゃない。これ以上の戦闘に手加減は邪魔になるとお互いは同じ事を考えている。
そして戦いは決戦へと移っていく。