始発する列車のように。
それと同時に影も忍びよる…
廃都市…地下鉄
ぽっかりとバンカーバスターで空いた穴にリホーマー達は入り整備した電車に入っていた。
少年「何処に向かおうとしてんの?」
リホーマー「この地下鉄、南の方角あたりに道に外に出る所があるらしいんや。なんか駅のホームの地図に書いてあったしな。でも防水シャッターで塞がってるかも知れんけどな。」
少女「どうすんの?これじゃ外に出れないじゃない!それとミュータントとかどうすんの!」
リホーマー「慌てなさんな。ウチ特性列車や!A〜C級辺りのミュータントだったら轢き殺せる改造列車や!Dは流石に無理やけどな!」
列車の前には凶悪な程の装甲が使われていた。
何故なら要塞の一番硬い装甲を取り付け除雪列車の様な型になっていたからだ。
リホーマー「更に試作反物質炉のエネルギーをエンジンに直結のしてるやから速度はキチガイ見たいにでるで!普通の2倍や!更に武装は装甲付き粒子固定マシンガンズ二丁と連射粒子ショットガン6丁。まぁ予備武装やけどな。」
この列車の編成は…
1両目…装甲付き列車・ガンポット
2両目…試作反物質炉
3両目…改造・製造施設(手動)と電子戦設備・生活空間
4両目…P.A.S.Cの格納庫・食料庫
5両目…防衛施設・ガンポット
こんな感じの列車になっていた。補修の為浮遊要塞の装甲が流用され使われていた。
リホーマー「即席やからそこまで質の高い仕事はできへんかったけどまぁまぁの出来のモンやな。そら出発するで!」
リホーマーの即席魔列車はゆっくりと動き始めた。
16labo…
バルカン「あぁぁ…身体中痛え…死ぬ…」
顔色が悪くボロボロ(精神的)の状態のバルカン
ペルシカ「自業自得でしょ?まだまだ行くわよ。」
バルカン「お願いします!辞めて下さい!お願いします!」
ペルシカ「駄目です(無慈悲)」
ペルシカは試作品の人形用のカプセルをポケットから取り出す。
バルカン「もう懲りたから!止めて!死んじまうよ!」
バルカンは必死に止めるように説得するが…
ペルシカ「貴方をそんな軟弱に作った覚えはないわよ。あとやってみないと分からないでしょ?」
バルカン「ア"ァァァア"ア"ァ"ァ"ァア"アア!!ギャャャァァァァァア!!」
無慈悲にもバルカンの口にカプセルは放り込まれバルカンは悶絶し気絶するまで続けられた。
喫茶店…
フレイム「あの…バケツスピリタス知らないですか?マーダーさぁん?」
マーダー「あぁ…バルカンにあげたわよ?水にバケツ入れくれ!って言われたの。でも面倒くさかったからそのバケツあげたわよ。」
フレイム「えぇ、、、あと一つで自己記録更新出来たのに!もう一つお願い!春田さん!」
スプリングフィールド「もう無いですよ!5杯目ですよ!バケツスピリタス!どんだけ飲むんですか!」
射撃場…
XM109「目標をセンターに合わせて撃つ。目標をセンターに合わせて撃つ。目標をセンターに合わせて撃つ!」
マトは出た瞬間に撃ち抜かれ。スコアはドンドン上がって行きカンストギリギリまでいく。意味不明な速さの狙撃を淡々と行っていた。
XM109「命中率90%?!いや!まだまだです!もっと役に立てるようにならないと!それと立った状態での制度も上げないといけない!」
気の弱き狙撃手は一人黙々と狙撃の精度、スピードを上げていた。
16labo…
バルカンは口から泡を吹き気絶した後ペルシカはある報告を聞いていた。
ペルシカ「何?
試作反物質炉?
それはそれは…分かったわ。リホーマーの行方を捜しなさい。
あと絶対勘付かれないようにね。あと出来る限り非殺傷で。あとで高級おはぎあげるから。
そんなに喜ばなくても…
分かったわ。じゃ切るわね。350」
ペルシカは怪しい微笑みを浮かべ通信を切った。
ペルシカ「反物質炉ね…絶対手に入れないと…なんせ正規軍の物なんて滅多に手に入らないしね。
混沌と化す地下鉄。
その中には様々な動きが交錯する!
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