破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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この記憶は幸で幸福だった人形の追憶

幸せだったあの時の記憶




グロ・残酷な描写が入りますのでお覚悟を…




回想…とある人形の追憶

御屋敷…

 

中世から建てられ富裕層の家として建てられた御屋敷があった。

朝からせっせとメイド人形と料理人が働きご主人様、家主様の豪華なご飯を作っていた。

 

メイド見習い「ん〜…!よいっしょ!」

 

料理長「おう!ありがとうねえ!ほれっ!コレあげる。」

 

このメイド見習いの人形は昨日入って来た新人、民間モデルの人形からメイドとして見習いから始めていた。

 

メイド見習い「あっ…!おはぎ!?やったー!料理長さんのおはぎ大好きなんですよ!世界1ですよ。」

 

料理長「そんなに誉めないでくれよ。次もっと美味しい物作らないといけないからな!あははは!」

 

料理長は35歳のオッさん。元正規軍で料理番を毎日やっていたらしく出来る限り美味しくしようと創意工夫している内正規軍にはもったいないぐらいの腕になっていたらしい。

 

メイド長「貴方達!何話してるんですか!こら!まだ掃除の途中でしょ?」

 

メイド見習い「すいませんッ!今すぐやります!ありがとう料理長さん!」

 

メイド見習いは掃除に戻っていった。

 

料理長「おう!いつでも味見しに来いよ!」

ガシ!

 

メイド長「あまり甘やかさない方がいいんじゃないかしら?」

 

料理長「アイツの食べる顔。すっごく美味しそうに食ってんだよ。和むくらいな。ホント料理人名利に尽きるぜ。」

 

メイド長「確かにね。あの子の笑顔は可愛らしいからね。」

 

 

 

 

 

 

 

廊下…

 

メイド見習いは急いで掃除場所に向かおうと走っていた。

 

メイド見習い「きゃ!」

 

主人「おっと。」

ドン。

 

メイド見習いは掃除用具を運んでいる途中、角で家主とぶつかってしまった。

 

メイド見習い「すいません。ご主人様私の不注意で。」

 

主人「大丈夫。この程度問題ない。それより怪我はないかい?」

 

主人はメイド見習いに近づき心配し始めた。

 

メイド見習い「だ、、大丈夫です…ッ!\(//∇//)\」

 

主人「顔が赤いけど何か悪い所でもあるんじゃないか?」

 

メイド見習い「地下室の掃除と整備してきますッ!では…!」

 

メイド見習いは地下室の掃除や整備をしようと階段を走っていった。

 

主人「えっ?なんなんだ?顔を赤くして…

まぁ次会った時聞いてみよ。」

 

鈍感だった主人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地下室…

 

ごちゃごちゃした地下室を整備し終えようとしていたメイド見習い。

 

メイド見習い「よっと!これと〜これっ!ん〜っしょっと!ふぅ〜…終わったぁ〜」

 

地下室の掃除が終わり一階に戻ろうとした。その時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドタドタドタ!

誰かたすけっ…ぎゃ"ゃ"ぁ"ぁ"ァァア!!

グチャグチャグチャ…バギバキバキ…

 

ELID!なんでこんな所に!クソ!ウォッ!来るな!こっちに…

ぐぁ"ぁ"ァァァァア!イデェェぇぇえ!

 

 

ドアを開けようとした手が止まった。

 

メイド見習い「えっ…………?」

 

足元を見ると何やら液体がついていた。手につけ確認してみる。

 

メイド見習い「赤い?なんか鉄臭い…流石に血じゃ…ないよね…きっとドッキリとか何だよね。きっとそうよ。きっと…」

 

内心分かっていた。突然過ぎて現実味がないから逃げたかった。その為ドアの部に手を掛けらなかった。扉を開けてしまったら自分が死んでしまう。という恐怖で…

 

 

 

 

 

キャャャャャッ…!ギャッ

ブチブチブチッ!クチャクチャ…

 

 

 

助けてくれえぇ!アガッ!ギァッグァグゾォ

ブチャッ!

 

 

 

 

正規軍に連絡すれb

アレ?足の感覚がァァァァァァア!足がぁぁぁ!化け物!来るボゴッ!

 

 

 

 

クソ!ご主人様に手は出させませんっ!

キャッ!ちょっ!離せ!止めろ!

 

はっ?!なんだそれは?!私にそれを!?

嫌だ!化け物となんて!嫌だァ!

止めてください!誰か助けて!お願い止めて!

お願i…キャャャャャッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから数時間…

悲鳴や様々な声が止んだ頃、地下室のドアの目の前には正気を保てず呆然としていたメイド見習いがいた。

 

メイド見習い「あは…あははは!ドッキリよねぁ!多分!きっとそう!きっと…そうだよね。さぁ〜てっ!

みんな〜こんなドッキリんて縁起が悪いですよ〜!」

 

現実逃避しながら扉を開いた。

 

メイド見習い「…!?!……うっ…ウゲェェッ!ウオロロロロロロぉ…!ゲホッゲホッ!」

 

メイド見習いは数分間ずっと吐いてしまった。

 

そこには地獄があった。

さっきまで仲良く話していたオッさんは四肢がバラバラにされ生首が転がっていた。

メイド長は謎の白い液体に塗れ正気を失いながら死んでいた。

 

メイド見習い「嘘でしょ…!

そうか!これもドッキリか!幾らお金があるからってこんなリアルな奴しないで下さいよ!主人様ー!」

 

返事が無い。取り敢えずご主人様の部屋に向かおうとし廊下に出た。

 

そこにはメイド人形や使用人が血塗れで倒れていたり腹から内臓が飛び出していたりなどの地獄絵図が広がっていた。

 

メイド見習い「ホント…手が込んでますよ…ドッキリなんでしょ?あとでビックリさせようって魂胆なんでしょ?ねぇ!早く皆んなで出来てよ!!」

 

 

 

しばらく廊下を歩きメイド見習いはご主人の部屋の前に着いた。

 

メイド見習い「ご主人様!こんな事しないで下さい!幾らご主人様って言ってもやっていい事と悪い事がありますよ!」

バタンッ!

 

メイド見習いは扉を勢いよく開けた。

 

 

そこには四肢がバラバラになり肉達磨になり死んでいる主人の姿だった。

 

メイド見習い「えっ?嘘でしょ?流石に…嘘って言ってよ!誰か!誰か嘘って言って!さっきまで仲良く話してたじゃん!こんな事ある訳無いって!ねぇ!

誰か返事をしてよぉぉォォォォ!!」

 

しかし、返事は屋敷中に響くだけで誰の返事も無かった。

そして現実が思い知らさせれる。

 

 

 

メイド見習い「……化け物?ELID?……

…私は何も出来ないで見捨ててしまった?

化け物に全員なんで…殺された…?

皆んないい人達なのに理不尽に…

 

 

ぜっ…

 

絶対に……許さない…

 

どんな手段を使おうとも…

 

 

 

 

 

 

 

 

一匹残らず地獄に堕としてやるっ!

 

 

 




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