破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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制圧射撃と侵略者

G36に宿舎を案内してもらいバルカンは部屋に入ると四人の戦術人形がいた。

 

「お?アンタが本部から派遣された最新の戦術人形か?

私はグリズリーマグナム、一時的な部隊だがよろしく頼む」

 

「アンタが最新の戦術人形?私はWA-2000よ!私の足を引っ張らないようにしなさいよね!」

 

「私はウェルロッドと言います。よろしくお願いします」

 

「M1014と言います。よろしくお願いします。」

 

「おう!私はM61A2バルカンだ!!好きなものは制圧射撃と殲滅戦だ!よろしく!」

 

 

その後、お菓子やお酒を飲み、ガールズトークをしながらトランプやUNOなどして遊んでいた。グリズリーマグナムがバルカンに話し掛けてきた。

 

「そういやバルカン、どうやってバルカンを携帯してるんだ?弾だってそんなに携帯出来ないと思うが…」

 

すでに合成ビールを20杯飲んで出来上がったバルカンは答えた。

 

「どうやってぇ、そりゃよぉ、特大の弾薬パック背負ってるんだよぉ〜うっ…オロォォォ」

 

飲み過ぎて吐いてしまい酔って寝ていたWA-2000の顔にキラキラモザイクが直撃しWA-2000は飛び上がるように起きた。

 

「うっ………臭!何これ?!私の服が!」

 

「すまねぇ〜やっちゃだぜえ〜」

 

場の雰囲気が冷たいなったがバルカンはほろ酔い気分で話しかけた。

 

「やってくれたわね!このポンコツが!」

 

「うおっ!殴んなよ!」

 

その後、乱闘が起きたが両者ともに疲れ果てねていた。

 

 

 

 

 

 

 

9 : 30

 

「これよりこの防衛戦の作戦をはなす!」

 

ミィーティングが始まりバルカンとWA-2000は両端に座らせていた。

 

「5キロ先の森に鉄血の大規模な部隊が4日前に多数確認された。ハイエンドモデルの存在も確認され今回、鉄血は全力でこの基地を潰しにくる。昨日の作戦では鉄血の進行ルートに大量の対人形用地雷を設置し、避難勧告を出している…………〜〜

 

長いのでカットォ!

 

 

バルカン達は北の山岳地帯の防衛を任されていた。

 

「最悪よ…ゲロかけられた相手と部隊組むなんて……でも援護射撃しろっていう指揮官の命令は聞いてあげる」

 

「ありがとよ……やっと暴れられるぜ」

 

 

そして数分後敵の大規模な部隊が多数現れWA-2000は狙撃を開始し、バルカンは…

 

「やっと来たかぁ!行くぞぉ!」

 

ガトリング砲に特大弾薬パックを背負い突撃。

 

「なんだ?!あれ!撃て!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

鉄血のドラグーンが指示を出しM61A2バルカンに向かって一斉に射撃した。

 

「あのバカ!」

 

「援護間に合わないわよ!」

 

「なんで突撃した…」

 

 

唖然するグリズリーマグナムとWA-2000、ウェルロッドの一斉射撃が止み煙が晴れた。そこには…

 

ガトリング砲のシールドで防御しつつガトリングを回転し射撃準備していた。

 

「やっと来たぜぇ…久しぶりのお楽しみタイムだぜぇ!」

 

それを見た鉄血兵は全員固まっていた。

そしてドラグーンがすぐに命令を出す。

 

「て…撤退!撤退ぃ!」

 

ガトリング砲からとてつもない射速、なおかつ高威力の弾丸は暴風のように吐き出される。

 

「ヤベェよ…ヤベェよ…」

 

「逃げるだよ〜!!」

 

恐怖により士気が乱れて無残なスクラップや現代アートが増えていく。

 

「逃げるなよ!逃げると当たらないだろぉ!」

 

引き金を押しっぱなしのまま一人で制圧射撃をし、大部隊を殲滅していた。

 

「はぁはぁ…この火力やっぱり他の銃じゃ味えないぜ!この重厚感!この制圧力!他に追随を許さない射速!やっぱりガトリング砲こそ至高!ガトリング砲こそ最強!掃射するだけで建物ごと鉄血をスクラップにして現代アートにしたり、あたり一帯更地にする達成感とか、デカイ戦車やマンティコアとかも豆腐のように削れるのも最高だ!なんでこんな最高にして最強の銃の良さがわからないだ?クルーガーとかペルシカとか!もうそんな事どうでもいい!そんな事より今この最高にして最強のガトリング砲の威力を思い知ってガトリング砲を使いやがれ鉄血が!!」

 

 

鉄血をガトリング砲を持ちながら追っていた。

 

 

 

 

 

 

 

コイツ一人でいいんじゃないか…と思いつつ部隊全員はドン引きしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何あれ?あんなの聞いてないわよ」

 

今回の襲撃に参加していたイントゥルーダーはあの頭の狂った戦術人形を見てドン引きしていた。

 

確かに自分も同じ様な銃を使うがあれは…

 

別の所に数倍の鉄血の部隊を送り陽動し、守りが薄い所から突入する陽動作戦は失敗に終わっていた。

 

「あれ?さっきまでいたキチガイがいない…」

 

イントゥルーダーはさっきいたところを見て探したがM61A2バルカンはいなかった。

 

「みぃーつけたーー」

 

突然後ろからの声がし振り返るとそこにはM61A2バルカンがガトリング砲を回転させ発射準備に入っていた。

 

「いつのまに!」

 

「ガトリング愛さえあればガトリング砲を探すくらい造作もない!」

 

「そんな理由無茶苦茶よ!!」

 

 

こうしてイントゥルーダー対M61A2バルカンのガトリング対決がはじまった。

 

 

 

 

 

 

 




次回!キチガイ 対 侵略者!

何を倒してほしいですか?ちなみに5月17日にアンケート終了です。

  • 鉄血
  • 人類人権団体
  • その為(生物兵器、E.L.I.Dなど)
  • 地球防衛軍ごっこ(虫E.L.I.D性)

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