破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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彼女と装甲機械兵の輪は誰の為に回る?




誰かの為に輪は回る

上空…大型オスプレイ・ディザスター内

 

フレイム「取り敢えず敵対はしてないって言えばいいんじゃない?何か見た目が見た目だけどフレンドリーだったし。」

 

バルカン「でもこれだけで納得するか?まぁ、私はいいけど…。また会えるかな…戦ってる所見てみたいし。」

 

フレイム「本当にいたってだけでもいい結果だと思うけど。」

 

バルカン「そうか?もうちょっと探っても良かったかな?あと最近ガトリングぶっ放して無いからぶっ放したい。」

 

フレイム「主計科泣くから止めてあげて…」

 

フレイムとバルカンは突撃者(アサルター)の事についての報告書をどう書こうか話し合っていた。だが若干話がズレ始めていた。

 

フレイム「思ったんだけどなんでそんなガトリング砲を撃ちたいんですか!?弾代で前の大規模基地襲撃の報酬全部無くなってたんだけど!?」

 

バルカン「別にいいだろ!たまにペルシカのブラックカード拝借すればいいし!」

 

フレイム「本当懲りない人……」

 

全然反省していないバルカンだった。

 

バルカン「あと撃ちたい理由?そんなの決まってんだろぉ!あの圧倒的火力と射速!味わったら二度と抜け出せねぇよ!分かるよな!」

 

フレイム「いや…全然。何かに夢中になるのはいいけど代償がでか過ぎますよ!」

 

バルカン「はぁ…分かってねぇな。」

 

バルカンはため息をつきながら話始めた。

 

バルカン「聞いてなかったのか?あのラジオを。ガトリング砲はな…1人で100人分の働きをできるような機械(砲)を発明できたら、戦争に投入される兵士の数は大幅に減らせるだろうし、その結果として戦死者も減るだろう。そんな考えから生まれた兵器だ。

 

確かに重いしロマンある有り余る射速で弾代がヤベェと思う。

だけどな…

命の方が弾代より大切だろ?

あと正直こんな小隊ができるとは思わなかった。ずーっと一人だと思ってたし…

だからこの小隊を守りたいってのとな。

最初に言った気持ちいいからって理由だな。ガトリングのマズルフラッシュとかスゴイからな!火吹いてる見たいで爽快だし!」

 

フレイム「それはそれで嬉しいですど!結局楽しいからって事じゃないですか!!」

 

何かいきなりガチの本音を言ったバルカンだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある戦場

 

多数の鉄血の部隊を引き連れたジャッジはG&Kの部隊に絡まれていたが勝負は決していた。

 

ジャッジ「お前で最後だな。遺言なら聞いてやろう。」

 

MG5「ガバァっ…私が…こんなチビに…負けるなんてな…」

 

ジャッジ「今なんて言った?」

 

早速地雷を踏んでしまう。ジャッジはMG5の胸倉を掴み持ち上げた。

 

ジャッジ「私は正義と公平を基づくと言っているがな。その不愉快な言葉を聞くとイライラしてくる。本当は捕虜にしてやろうと思っていたがこの場で死刑にしてやろう。」

 

MG5「ふふ…何が…裁判官(ジャッジ)だ…少しワガママな…お子様の間違いだろ…」

 

ジャッジ「よし。遺言はそれだけの様だな?なら死ね。」

 

ジャッジは背中に着いている大きな銃口をMG5の眉間に付けた。

 

ズドォォォンッ!!

「ハギャッ!」

「フギャッ!」

「なんだコイt…!」

「こんなの無r…!」

 

突然の強烈な衝撃。ジャッジは辺りを見回す。

 

ジャッジ「G&Kの救援部隊か?!……!?」

 

リッパーが明後日の方向にぶっ飛んだりバラバラになりながらぶっ飛んでいた。

その中心にいるのは巨大な槍を持った巨大な装甲兵だった。

 

アサルター「………!」

ギュィィィンッ!!

 

ジャッジ「お前は何者だ?まぁ何者でも構わない。邪魔者は許さない。」

 

アサルターは試作削岩槍をジャッジに向け突撃。ジャッジは紫色の電磁シールドを展開。真っ向から受けて立つ。

 

しかし…

 

ギガガガガガガガッ!!メリ…

 

ジャッジ「!?…なんだコイツ!クソ!」

 

電磁シールドは少し歪み咄嗟に回避した。

 

ジャッジ「なんだ!お前!私の電磁シールドをこうも容易く歪ませるなんてな…。」

 

アサルター「…………!!」

ガッシィィィンッ!

 

アサルターは背中の箱から60m迫撃砲が二門現れたジャッジや他の鉄血兵に向けて放たれた。

 

ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!

「逃げろぉ!」

「助けt…!」

「もうダメだ…お終いだぁ…!」

 

鉄血兵達の士気は落ち切り戦意喪失していた。

 

ジャッジ「本当なんなんだコイツ。装甲が厚すぎて私の攻撃効いてない。」

 

相性は最悪だった。あのドリルの付いた槍の圧倒的破甲能力。そして高機動と重装甲。

 

ジャッジ「撤退だ!相性が悪すぎる!」

 

その一言により鉄血兵達は撤退し始めた。

 

 

 


 

 

 

ーー戦況……鉄血兵および鉄血ハイエンドモデル裁判官(ジャッジ)撤退

ーー追撃……必要無し

ーー被害……損傷無し

ーー戦術人形MG5……保護及び所属基地に帰す事を推奨

 

 


 

 

 

 

アサルター「………!!」

ガッシィィィンッ!

 

MG5「助けて貰ったのは悪いが私を…どうする気だ?

 

アサルター「…………!!」

ギュィィィンッ!

 

MG5「痛!どうする気だ!えっ?何!本当何する気なの!?」

 

アサルター「…………!……!!」

グュュュィィィィンッ!ボォォォォォッ!!

 

MG5「と…飛んだ?!嘘飛んだ!?ちょっと待って!ちょっ……!キャァぁぁぁ!!」

 

地面に倒れているMG5を両手で抱えてG&Kの基地の近くに下ろし主人であるリホーマーの元に向かった。

なお、資材集めほったらかした為少し怒られたアサルターだった。

 

 




仲間や他人のピンチの時に助けるっていざとなると覚悟がいるから難しいよね。




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