Fate/stay night 【仮物の正義】   作:二刀流に憧れた中二病

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いきなり感想くれたりしてありがとナス!これからも頑張るぞーこれ。
では、どぞ。


第二話 再来の猛犬

衛宮士郎という青年は先程の青い男、ランサーというが、そのランサーとの戦いにおいて既に死に体だった彼は未知の自身ですら分からない魔術行使を行ったことにより、様々な尋常ではない痛みをくらい、とうとう意識を失った____

 

一件死んだ、いや死んでしまっていた衛宮士郎はとある少女の手によって命を救われた。彼は目覚めた後、自身の屋敷へと帰るのだった___

 

 

「........ッ」

 

意識が浮上してきた。どういうことだろうか。俺は確かあの青い男と戦ったことで完全に命を失い、死んでしまっていたはずなのだが、何故だか生きている。

 

体中、神経から脳まで響いていた痛みが消えている。胸も刺されていたはずなのに塞がっている。どういうことだろうか?

 

取り敢えず、一度自分の家に戻ることにした。

 

 

一応家にいたらそれなりには安全だ。この屋敷には、俺の義父である切嗣が魔術結界を張り巡らせている。これならば、仮にもう一度あの青い男が来ても恐らく気付くことが出来る。

 

恐らくあの男はもうすぐここにやってくる。それまでに最低限の武器を___

 

『カラン____』

 

音がしたと同時に俺は気配を背後に感じ、直ぐに前に転がって回避した。

 

「ちっ、気付いてやがったか。まあいい。今度は小細工は効かねぇぞ。」

 

青い男だった。恐らく真紅の槍を以て俺を穿たんとしていたのだろう、危うく二の舞になる所だった。

 

予想外に早く奴が来たため、武器が何も無い。どうすれば____

 

近くにあるポスターを見つけ、手に取った。

 

「【強化、開始】ッ!」

 

ポスターを解析すると、材質、強度ともに向上している。出来た。今まで殆ど成功しなかった強化魔術が。

 

「んじゃまあ、いかせてもらう、ぜっ!」

 

真紅の槍をこちらに振るってくる、俺はすかさず強化したポスターで防いだ。

 

『カンッ!』

 

「.......ほう、例のやつは使わねぇのか。おもしれぇ、その小細工でどれだけ持つか試してやるよ。」

 

このまま受け続けたら恐らくポスターの方が崩壊してしまう。となると逃げるしかない。

 

「........ハァッ!!」

 

振るわれる槍を避け、庭の方へと出ようとする。だが、その動きを読んでいたのか即座に庭に回り込まれる。

 

「フンッ!」

「ガァッ......!!」

 

庭に出た瞬間に蹴り飛ばされた。肺の中の酸素が一気に抜けた。同時に口の中に鉄の味が広がる。

 

土蔵の中に飛ばされ、体制を崩した。

 

すぐさま畳み掛けるように男が槍を突き刺してきた。俺は咄嗟にポスターを広げて盾のようにしたが、気休めだった。

 

「しめぇだ小僧。油断しなかったらこんなもんだ。なんで生きてんのかは知らねぇが、ここで死んでもらう。」

 

奴が槍を構えた。俺を殺そうとしている。

 

____ふざけるな

 

___ふざけるな!

 

まだ俺は何も成していないのに、何故こんな所で殺されなくてはならない!

 

「俺は......こんな所で死ぬ訳には行かねぇんだよ!てめぇみてぇな.....平気で人を殺すようなやつに!」

 

瞬間、俺の中の何かが呼応した。

 

「七人目のサーヴァントだと!?」

 

『ガキンッ!!』

 

俺を殺さんとしていた槍は、真横から出てきた謎の何かによって弾かれた。

 

「チィィ......」

 

青い男がそう呟いたが、全く関心を抱かなった。なぜなら、目の前に謎の少女がいたからだ。鎧を纏った騎士のような少女だった。

 

「サーヴァントセイバー、召喚に応じ参上した。」

 

そして、少女は問いかけてきた。

 

「問おう、あなたが私のマスターか」

 

自身のブラチナブロンドの髪を月光で輝かせながら、そう問いかけてきた。

 

「え......ま、マスター?なんだそれは」

「ここに契約は完了した。これより貴方の剣となろう。マスター指示を」

 

急な展開すぎてよく分からないが、取り敢えず俺の味方だと言うのはわかった。

 

「あの青い男を頼む」

「了解しました、マスター」

 

そう頷くと、少女は一瞬で距離をつめ、青い男に手に持つ"何か"で攻撃を行った。

 

「セアァ!ダァ!」

「くっ、ふっ!」

 

『カンッ!カキンッ!』

 

青い男は苦い表情をしながらその見えない"なにか"を防いでいる。先程の少女は青い男を圧倒するかのように"なにか"で斬りつけていた。

 

そして、埒が明かないと思ったのか、男は一度大きく後ろへ下がった。

 

「自らの武器を隠すとは何事か!貴様、それでも騎士なのか!」

「済まないがこれを見せる訳にはいかない。恥ずべき行為かもしれないが、仕方の無いことだ。」

 

極めて冷静に少女がそう淡々と言葉を発した。それに対して青い男は顔に憤怒の形相を浮かべ、槍をとてつもないスピードで少女に突き出した。

 

「セアァ!」

「フンッ!」

 

少女が大きく弾いた。隙が生まれたかに思えたが、もう一度男が後ろに下がった。

 

「聞かせろ、貴様のその手に持っているものは剣か」

「どうかな、斧、弓、はたまた槍かも知れぬぞ。」

「戯言を......剣使い(セイバー)!」

 

その言葉を仕切りに男は槍を凄まじい速度で少女へ振るいはじめた。

 

「ハァッ!セイッ!ダァァ!」

「ふっ、くっ.....」

 

少し少女が押されはじめてしまった。技量ではなく力量で勝負を仕掛けられたようだ。これは、状況的に少女のほうが不利だろう。

 

だが、押されはじめてから、少女は初めて反撃を行った。

 

「はあぁぁ!」

 

弾いた後、足を使い男を槍ごと蹴り飛ばした。

 

「ぐっ!」

 

男は槍とともに後ろへ蹴り飛ばされた。だが、あまりダメージは受けていない。

 

「ちっ、拉致があかねぇな。そろそろ片をつけさせてもらう。」

 

すると男は、あのグラウンドでやろうとしていたことと同じことをし始めた。自身の槍を構え直し、高密度の魔力によってもとより紅い槍をさらに真紅に染め上げていく。

 

「宝具か...!」

 

あれはまずい、そう俺の感が言っている。受ければ大変なことになるだろうと俺の感が囁いている。

 

「それは不味い!避けろ!」

 

だが、そんな俺の声は意味がなく、男は躊躇なくそれを放った。

 

「もう遅せぇよ!【刺し穿つ死棘の槍】ッッ!」

 

男の槍が紅き雷撃のようになり、少女へ向かっていく。当然少女はそれを防いだ。しかし次の瞬間、

 

「ッ!?」

 

少女の心臓目掛けて突き穿たんとしていた。だが、少女はその槍を予知していたのか、槍の軌道をそらし、防ぎきり、心臓を穿たれることは無かった。肩のあたりを負傷しただけに済んだ。

 

「躱したな......セイバー....!我が必殺の一撃を....!」

 

血走った目をしながら少女へそういった。

 

「今の一撃......因果逆転の呪いか!となると貴方はアイルランドの御子か!」

 

その言葉で核心をつかれたのか、男は殺気をといた。

 

「ちっ、バレちまったか。まあ、それもそうだな。宝具撃っちまったら真名なんてすぐ分かっちまうよな。俺なんて一番分かりやすいからな。」

 

さも残念と言うふうに男は言った。

 

「全く、これを撃つからには必殺じゃなきゃなんねぇんだがな....まあいい。......なに?戻ってこい?はぁ....わぁったよ。すぐ戻る。」

 

すると男は立ち去ろうとする。

 

「マスターからの命令だ。俺はここで去らせてもらう。」

「逃げるのか、ランサー。」

 

どうやら何らかの事情で男はここは撤退する様だ。

 

「ああ、残念ながらな。あと、追ってきてもいいが.....」

 

殺気を全力で放出し、鋭い眼をして言った。

 

「その時は、決死の覚悟をもってこい......!」

 

それを仕切りに男は屋根を伝ってこの屋敷を去っていった。

 

「マスター、お怪我はありませんか。」

「あ、ああ、特に怪我はないけど....あんたは一体....」

「その事は後で説明を......マスター、どうやら来客がきたようです。もてなしてきますので、待っていてください。」

「もてなす....?てっ、おい待てよ!」

 

少女は何か気配を感じたのか直ぐに屋敷の入口の方へ走り抜けて行った。

 

「だから....待ってくれよ!」

 

俺が入口に辿り着くと、そこで少女は誰かと対峙しているようだった。

 

「マスター、下がっていてください。サーヴァントを連れたマスターがここへやって来ました。」

 

そう言われ入口を出た通りを見ると、少女の視線の先に人が二人いた。

 

「凛、下がっていろ。恐らくあのサーヴァントはセイバーだろう。戦闘能力は三騎士の中でもトップクラスだ。」

「ええ、分かってるわ.....」

 

そこにはグラウンドで青い男と戦闘を繰り広げていた赤い男と、赤いコートを着た少女がいた。しかし、その少女には見覚えがあり....

 

「と、遠坂!?」

「なっ、え、衛宮くん!?」

 

その少女は俺の通う高校でマドンナと呼ばれる程有名な少女、遠坂凛だった。




取り敢えず書いてみたゾ!最後まで読んでくれてあざす!
良かったら感想とか高評価ぶち込んどいてくれると嬉しいゾ!
では、チャオ!
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