「そも────何故自分にチャンスがあると、そう信じて疑わなかったんだ?」
「知っての通り、君の死因は交通事故。言い方は悪いがありふれた悲劇だ。発生件数は40万を超え負傷者数は50万を超え死亡者数は3500と少し。これは君か住んでいた国だけの、かつ1年間でのデータだ。当たり前だが、世界規模で見ればもっと多い。交通事故に限らずいえば、さてこの何倍になることやら」
「…これまで何百万何千万と、あまたの人間が死んできた。にも関わらず、何故自分は特別で、自分だけにはチャンスがあると?」
「君の人生を見せてもらったが…なんともまぁくだらないもんだな。夢もなく無気力に、怠惰こそが至高なのだとくだらないことに意地を張り、他人の努力を馬鹿にする。彼らは…そう、リア充、とか呼ばれていたか」
「努力は報われる、とか。誰かが見てくれる、とか言うだろう?もっとも今回は逆だがね。君の行動が、君のチャンスも奪ったのさ。自業自得、と言うやつだ。」
「3度問うが。これは先程の煽りなどいった意味とは違う、純粋な興味なんだが─────何故、自分にチャンスがあると?」
「あぁそう、君がこれからどうなるかだが。端的に言えば、奴隷だ」
「■■■の奴隷。世界を壊す者。殺人鬼。丁度今その位置に当てはまるいい人材がいなくてね。前任者は潰れてしまったし代わりが欲しかった所だったんだ。要は君は繋ぎだよ。いやはや、助かったよ全く」
「何、安心したまえ。ほんの少しだが救いはある。見知らぬ異世界へ転生できるんだ!好んで見ていたファンタジーだ、勿論『魔法』と呼ばれるものもある。君が生前渇望した、くだらないしがらみのない、架空のはずだった世界へだ!…最も、これからの事を考えれば地獄と言った方がいいのかもしれないが」
「ん?────あぁ、殺してもらうとも。それは君の意志とは関係なくね。」
「何度も言ったことを言い換えるが、君にチャンスは無い。君の意見なぞ知らんのだよ。選ばれた時点で、君は僕の奴隷なんだ」
「何故君か、と。─────別に、偶々だよ。偶々悪人の死人がおらず、偶々天秤の測り手の死人がいなかったから、偶々今日死んだ者の中から生前最も悪人に近かった者にその役目を押し付けただけさ。先の自業自得っていうのはそういうことだ」
「いや全く。哀れだな、君は」
「…そろそろ時間のようだ。ではこの長い旅を、君が望んだモノを堪能したまえ─────あまり退屈にさせてくれるなよ」
補足
主人公(今回出番なし)
よくいるオタク。ネットだけじゃなく現実でイキリオタクやってるやべーやつ。リア充の努力している所を見ずに貶し嘲笑うヤなやつ。
実際は色んなことにチャレンジして結果何も出来なくて挫折し二次元に逃避した可哀想なヤツ。実は後一歩で結果出せたものがほとんど。せめて確固たる何かがあれば変わったかもしれない。
あとこいつの性格実際にいる筆者の嫌いなやつほぼパクッただけだけどオタクが嫌いなわけじゃないよキモオタが嫌いなだけだよ
神(?)
神っぽいやつ。偉そう。
人の人生見たりとかはほぼ片手間で出来るけど世界とかの維持で忙しくてほぼ手一杯だから滅多にしないよ。
人じゃないから良心はない。サイコパスと思ってくれればいい。
あとこれリリなのいる?って感じだけど筆者の趣味だから見逃してちょーだいね
他の補足はまた今度書くよ