暑さへの耐性をお願いした筈が炎熱アンチになったんだが? 作:黒三葉サンダー
よくこんな話についてこれるな諸君!?
「………」
左手をグッパしながら調子を窺う。左腕には大きく縫った跡があり、どれだけ凄惨な目に合ったかをありありと思い浮かばせる。魔法治療でも完全に治すことが出来なかったのだろう。
(痛みはほんの少し。でも戦う分には問題ないかな?……流石に左腕燃やしたらヤバイよな。糸焼けそう)
おっす皆。ほぼほぼ完全復帰な俺です。現在は時空管理局の本局で療養中です。どうやらあの後情けないことに俺も出欠多量でぶっ倒れてしまったみたいだ。今更ながら傷口焼いておけば良かったんじゃね?うわぁ、血を流して損した気分。
因みに今はなのはちゃん含めたアースラスタッフ達が別の場所で大集合してるはずだ。何でも【闇の書】なる第一級に危険なロストロギアが今回の件に関わってるんだと。そんでその事件の担当がリンディ艦長達になったらしい。いやぁ、あやふやな情報ばっかですまんね!なんせその場に居たわけじゃないから全部言伝なのよー。
にしてもあのポニテレディ。いくら急ピッチとはいえ俺の魔力を上から叩き斬ってくるとは思わなかったわ。
なんか炎属性も付いてたっぽいけど、そこは俺に関係ないのでどうでもよかと。
まぁでも今のところ警戒するべきは姿を見ていない影打ち要員だけで良いっぽいのが救いか。
でも困った事が一つ。俺は本気で戦うことが出来ないということだ。だって本気で戦ったら日本が終わる。冗談でも何でもなく、驚くことに俺はマジもんのゲンシグラードンになりかねんと言うことだ。
おかしいなぁ……おわりのだいちは無理だと思ってたんだけどなぁ?
俺の本気モードはゲンシカイキだった……?
丁度良いからゲンシカイキでいいや。べにいろのたま無いけどいいよね?
「ルージュお兄さん。調子はどうですか?」
「ん?おーなのはちゃんか。こんなん余裕だよ、余裕余裕!」
病室に入ってきたのはなのはちゃんだけだった。あるぇ?アリシアちゃんやフェイトちゃんと一緒じゃないんけ?
………アリシアちゃんとフェイトちゃんの魔力反応は一緒やな。姉妹でじゃれてんのかな。
「あんまり無理しないでくださいね」
「お互いにね。あんな状態でスターライトブレイカーなんて撃って、結構心配したんだぞ?」
「ごめんなさい……」
「まぁ俺もなのはちゃんを守れなかったからなぁ……お互いにまだまだ頑張らないとな!勿論無理のない程度に!」
「……はい!」
あ、危ない危ない。軽率な発言でなのはちゃんが暗くなるところだった。お前そう言うところだぞ!はい!すいませんでした!次はもうちょい出力上げるんで許してください!
「そう言えば、リンディ艦長の話はなんだったのかな?」
「それは────」
滅茶苦茶気になってた話題を投擲。今後の動きだろうから聞いておきたいのよ。決して俺がハブられたのが寂しいわけではないのだ!
そしてなのはちゃんはニコニコと嬉しそうに、しかし俺にとっては驚愕の話を繰り出した!
「皆でお引っ越しなの!」
「……what?」
どういうことなの?
数日後。
マジで日本滞在になりました。お兄さんびっくり。
私は今!なのはちゃんの住む海鳴市に来ております!
どういうことなの?(困惑)