暑さへの耐性をお願いした筈が炎熱アンチになったんだが? 作:黒三葉サンダー
夕方、俺の部屋は賑わいを見せていた。無論それも当たり前。何故なら今日はアリシアちゃんたっての希望によりフェイトちゃんも交えて俺の部屋でお泊まりをしたいという結果になったからだ。
なので報告書提出の帰りにアリシアちゃんと共にスーパーへ向かい、金髪ほんわかレディに名刺をシュートっ!してから食材を買って帰宅。
そしてフェイトちゃんが俺の部屋に来てお泊まり会が始まったと思いきや。
「ルージュさんのお部屋……」
「意外と片付いてるよね!自分でズボラって言ってたのにー」
「でも綺麗なのは良いことだよ?アリシアちゃん」
……お気付きになられただろうか?え?なられてない?
ではもう一度俺と一緒に確認してみよう。
「すんすん…ルージュさんの匂いがする……えへへ…」←幼女一人目
「あー!フェイトちゃんなにしてるの!?」←幼女二人目
「フェイトずるーい!私もー!」←幼女三人目
……今度こそお気付きになられただろう。
今日泊まりに来る予定だったのはアリシアちゃんとフェイトちゃんの二人。しかし実際に俺のベッドでじゃれている幼女は三人。しかも三人して俺の枕にダイブしている。どうしてこうなった。
「んー…すりすり…」
「ん~!もふもふ~」
「ふわぁ…眠くなるの…」
フェイトちゃんが俺の枕に顔を擦り付け、アリシアちゃんは俺の布団でもふり、なのはちゃんはベッドの上で丸くなっている。
ってなにしてんのフェイトちゃん!?やめて枕に頬ずりしないで!!フェイトちゃんの匂いが枕に移って眠れなくなっちゃう!てか君たち人のベッドで寛ぎすぎぃ!
料理に集中出来ねぇんだけども!?
因みに何故なのはちゃんがうちにいるのか。それは簡潔に言えばスーパーで俺たちの会話を聞いていたからだそうだ。なーんか視線感じんなぁって思ったら、下手人はなのはちゃんとなのはママだったのでござる。
そんで少し前になのはママからお電話(なのはパパとも連絡先交換済み)がきて、是非なのはちゃんも一緒にとのことですた。うーん、この。俺はなのはママから信頼されていると思っていいんだろうか?
俺氏完全に保護者スタイル。引率の先生の気分。ちょっと新鮮かも。将来の夢の候補にでもしておくか?
そんなことを考えながらも実はクッキングを進めている俺。予想外に可愛らしいお客さんが増えて焦ったが、なぁに俺の分を減らせばいい感じに分けられるはずだ。
「ほら君たち、テーブルに着きなさい。もう出来るから。ほらなのはちゃん起きて!起きないと悪戯しちゃうぞ!」
────
──
─
テーブルの上に皿を4つ。ご飯の上に半熟オムレツをのせ、ステンバーイ!
「さぁ刮目せよ少女達!これが俺の男飯……!!」
「「「ゴクッ……!」」」
半熟オムレツをナイフで浅く切り、ふんわりとろとろな黄身が広がっていく。この時点で幼女達の視線は皿に釘付けた。しかしまだ俺のターンは終了してないぜ!
「そしてここにハヤシカレーのルーを入れると……!」
ふわふわオムレツの上にハヤシカレーのルーをかけてフィニッシュ!!
これぞ俺のお手軽料理シリーズ第一弾!!
「たんぽぽオムハヤシだぁ!!」
「「「わぁぁぁ!!」」」
その絵、まさに黄金の花が咲くが如く!
ふわとろ半熟玉子にカレールーが絡まり、俺を含めた四人の食欲を誘う!早く食いたい衝動に駆られるが、俺は大人だ。先ずは彼女達に召し上がって頂くのが良いだろう。レディーファーストってやつさ。
「ルージュ兄さんすごい!キレー!」
「わたし、こんなの初めてみたかも……」
「さぁ遠慮せずに!おあがりよ!」
「うん。それじゃあ食べよっか?」
歓声の声もそのままに、皆で手を合わせて一緒に。
「「「「いただきまーす!」」」」
お泊まり会は始まったばかりである……
近くでリリカルなのはの2ndムービーのBlu-ray版が売ってたから買ってしまった。PS3でしか見れないな。
パソコンでも見れるなら……(機械に弱い)