暑さへの耐性をお願いした筈が炎熱アンチになったんだが?   作:黒三葉サンダー

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この作品に戦闘という需要はあるのか。
深く考えさせられますね(白目)


知らない人からの電話は極力出ない方が良い

とあるビルの屋上で夜風を感じながら、目の前にいる三人と一匹に意識を集中させる。

一応連絡先は渡していたが、まさか本当に掛けてくれるとは思ってなかった。正直無視されるか呼び出しからの闇討ち案件かと思ってたんだけどな。

 

「お前に聞きたいことがある」

 

油断なく剣を握りしめながら此方へと質問を投げてくるグラマラスレディ──じゃねぇやシグナムちゃん。

ほんわかレディからじゃなかった事にショックを受けるべきか、シグナムちゃんが話し掛けてきたと喜ぶべきか。

 

うーむ、何にせよ返答次第じゃいきなり斬り掛かられるかもしれんな。

 

「はいはいなんでしょー」

 

「お前は一体何者だ?いや……一体なんだ?」

 

「ん?」

 

なんぞスゲー抽象的な質問来たなぁ……何者って言われても転生者としか言えねぇしなぁ。なんだって聞かれても逆に何があるんだよって聞きたい。亜人とか機人とか?竜人なんか憧れるよね。でも女の子は獣人が一番だよね。ケモミミにモフモフ尻尾、お宝だと思います。

 

え?そういう趣味の話じゃないって?分かってるって。

 

「何って聞かれても、転生者?」

 

「転生者だと……」

 

俺の話を聞いてしかめっ面になってしまうシグナムちゃん。これって明らかに「なに言ってんだこいつ」的な顔だよね。

うんうん気持ちは非常によくわかるよ。俺だっていきなり目の前の野郎に「俺実は転生者なんだよね!てへっ☆」なんて言われたらぶん殴りたくなるだろう。

その証拠に他のメンバーも視線が鋭くなってるし。いやケモ野郎は前から目付き悪いからノーカンで。

 

「……お前は竜王の記憶を継いでいるのか?」

 

「はい?竜王?なんぞそれ」

 

「……そうか。知らないなら良い」

 

俺の反応に少し寂しそうにするシグナムちゃん。心なしか他のメンバーも寂しそうだ。なんなん?マジでこの世界って竜人とかいるん?てかなんで俺がそれになるんだよ。

ま、まぁ確かに俺の過ごした所は恐竜だらけだったけどね?

 

「あー、こっちからも質問させてもらっても?」

 

「いいだろう」

 

あ、良いんだ。てっきり断られるかと……。

そんじゃ遠慮なく聞かせてもらおっと。

 

「あんたら、なんでそんな必死に魔導師狩りなんかしてるんだ?」

 

「……そんなこと、主の為に決まっている。主を救う為には魔導師の魔力が必要なのだ」

 

「ほーん、それが闇の書の力ってことかい」

 

「ふ、やはり知っていたか」

 

いや、ぶっちゃけ昨日まで知らんかったけど。クロノ少年から情報貰ったから知ってるだけです。

 

闇の書。

それは古代ベルカ時代っていうスゲー古い時代に作られた魔法技術収集用デバイスらしい。なんでも他の魔導師のリンカーコアを吸収して、その魔導師が使える魔法が闇の書に記録される……んだっけか?やっべぇ、もう既にうろ覚えだ。クロノ少年からのネチネチとした説教ダメージがまさかこんなところで現れようとは……!!

 

んで、彼女らヴォルケンリッターがその闇の書と主を守護する防衛プログラムみたいなもんだったはず。

あとは……えーっと……

 

「ちょいと待ってねー」

 

「何を……ってなんだその紙は」

 

「コピペ」

 

「「「「コピペ!?」」」」

 

んー、何々……今じゃ闇の書のプログラムが壊れて暴走中?

………ファッ!?暴走してんのそれ!?だって闇の書って一番やべぇロストロギアって聞いたぞおい!?

 

「oh……そっちも苦労してんのね」

 

「こほん。それに何が書かれていたかは気になるが、これ以上の話し合いは必要ないだろう」

 

「そう?俺としては是非この後居酒屋でゆっくりお話でも全然───」

 

「構えろ、今代の竜王よ。数の差を持ってしてもお前には勝たせてもらう。お前のリンカーコアだけで相当数のページが埋まるだろう」

 

彼女の凛とした声が発破となり、俺以外の全員が戦闘体勢になる。もうやる気満々ですよ彼女ら。逆に数の暴力にモチベが下がりそうですよ俺は。

取り敢えずダメ元で和平交渉でもするか。

 

「すぅ……」

 

「?」

 

「戦いたくないでござる!!戦いたくないでござる!!」

 

「……いくぞ!!」

 

必死に刀を握り締めるイメージで一生懸命さをアピール。そんな懸命でかつ滑稽な姿に一瞬相手の動きが止まるが、やっぱり突っ込んでくる。

あぁ、今回も駄目だったよ……バナージ……

 

 

 

無情にも剣やハンマー、拳を構えて襲い掛かってくるヴォルケンリッター達を見据えて俺は戦う事になってしまったのだった。

 

 

 




ルージュ君に和平交渉なんて無理だよ……少なくともネタに全振りしてる限り。

さぁどんどんこっからご都合の波が押し寄せて来るかも知れないし来ないかもしれない!
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