暑さへの耐性をお願いした筈が炎熱アンチになったんだが? 作:黒三葉サンダー
「でけぇ………」
あ、どうも。未だに名前の無い俺です。現在俺が何をしているかと言うと、お宝探しに彷徨いてたら滅茶苦茶でかい恐竜に遭遇しました。どれくらいデカイかと言うと、ティラノよりも二回りくらいデカイ。なんか洞窟を守ってるみたいなんだよね。もしかするとすげぇ物が眠ってる可能性が高いよな!おらワクワクすっぞ!
でもあれ素手で倒せっかなぁ……
対面すると分かる凄み。明らかに今までの恐竜さんとは規格が違う。流石にティラノみたいに投げ飛ばすとかは出来なさそう。
「そこにどんなお宝を隠してるのか……見せてもらうぜ!ビッグティラノさん!」
「ギャオォォォォォ!!」
ビッグティラノの咆哮が文字通り大地を揺らし、とてつもない衝撃波が広がる。流石にこれくらいじゃ俺はびくともしないぜ!
「ラァァァァ!!」
ビッグティラノの顔面に思いっきり炎をぶちかましてやるが、ビッグティラノはそれを鬱陶しそうにするだけでダメージが入っているようには見えない。どうやらこいつも俺に似ているみたいだ。
ならば小細工は不要!
「おっしゃ!こうなりゃ純粋な力比べだ!人外として行けるとこまでいってやらぁ!!」
「グルル……グオォォォォォ!!」
俺の闘志に反応してか奴もやる気に満ち溢れてるらしい。しかしこちとら負ける気は更々無い。
強請るな!勝ち取れ!さすれば与えられん!
ビッグティラノが大口を開けて食らいついてくるが、それを顎の下へと掻い潜りアッパーをかます!
ビッグティラノの口が上へと向くがそれは決定打とはならず、次はその巨大な尻尾で薙ぎ払ってき、避けきる事が出来ずに直撃する。
「ぐぅ!?おぉぉぉあぁぁ!!」
衝撃で2、3回地面をバウンドしてから体を地面に打ち付ける。流石に滅茶苦茶いてぇ……今ので死んでないのが奇跡みたいだ……でも、まぁ………
「まだまだやれるな、おい……絶対ぶっ倒してやる」
その瞬間、俺の体が突如炎に包まれた。
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体中が痛いのだ……あのビッグティラノは絶対この世界のボスだぞあれ……
まぁ何はともあれ、ビッグティラノは倒すことに成功した。一番驚きだったのは壊したと思ってた鎧が無事だったということだ。いやー、いきなり全身が燃え始めたから生きた心地がしなかったよ。炎効かないけどさ。
そんで炎に包まれたと思ったらそれが鎧になったでござる。
え?何を言ってるか分からない?安心してほしい。俺もよく分かってない。だってそれしかないのだ。原理なんかこれっぽっちも理解していない。
とにかく仏様にお返ししたく鎧を外そうとしたらバラッバラに壊れました。なんでや!なんでいちいち壊れてまうんや!家出せずにちゃんと帰りなさい!
いやまぁお前のお陰でビッグティラノ倒せたけどさ!めっちゃ火力上がってビビったけどさ!だからってビッグティラノ丸々呑み込める程のバ火力はいらんやろ!完全にオーバーキルだよ!!
つかこの鎧何処から出てくるんだ?前回も今回も外そうとしたらバラッバラになるし。専門家みたいな人いねぇかな……。
取りあえずビッグティラノが守ってた洞窟の内部へ探索と行きますか!さぞかし凄い宝が眠ってるに違いない!
「おっ宝~♪おっ宝~♪」
さっきのバ火力で溶けてボコボコと音を立てるマグマ溜り(元地面及びビッグティラノ)を水溜まりを歩くようにバシャバシャと気にせず通過する。これ他の奴らはこの先に行けんな。マグマ邪魔だし。
数十分後………
「ヒャッハー!最高に高めた俺のフィールで!最強の力を手に入れてやるぜ!!」
俺は大型バイクで陸上を爆走していた!!
こ れ は 酷 い
因みに時空管理局の局員達が言ってたエネルギー反応が云々かんぬんはこれが原因だったりする。