暑さへの耐性をお願いした筈が炎熱アンチになったんだが?   作:黒三葉サンダー

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今回まさかの文字通り………




上から行くぞ!気を付けろ!

「いぃぃやっほぉぉぉぉぉ!!」

 

大型バイクのエンジンを噴かして陸地を爆走する。恐竜達すら置き去りにするそのスピードに恐怖感よりも昂揚感を覚える。

 

あ、どうも。スピードに取り憑かれた男、俺です。

いやーバイクって凄いね!初めて乗ったけど全然乗れるわ。しかも全然転ぶ気がしない。前世じゃ車の免許すら持ってなかった俺だけど、これなら前世でも楽に運転出来たのではないだろうか!ふふん、俺のクラスはライダーだ!!(慢心)

しかもこのバイクの何が凄いって、全然燃えない!いや車輪とかは文字通り火の車だけど、壊れる事はないのだ!まさに俺好みのフィールだ!

 

そしてここで俺も燃えるとー?

 

「ゴーストライダーだぜ!」

 

ついでに鎧もクロスソウル!最早ゴーストライダーじゃないけど楽しいから結果オーライ!

ボッチの楽しみは色々あるんじゃい!ボッチがなんぼのもんじゃい!!(涙目)

 

……ん?なんか今船っぽいの見えた気がするけど。まぁ空飛ぶ船なんてそんなSFがあるわけ無いよね?

え?今のお前の状況はSFまんまだろって?だ、だからって船が飛ぶとは限らないだろ(震え)

あ、そういえば俺も炎使えば飛べんのかな?飛べたとしてもアイアンマン的な?うーん、アイアンマンだと両手が塞がって不便だな。じゃあ足から噴射?いやそれは止めよう。なんか想像したらダサいわ。

 

取り敢えずバイクから降りて考え─────

 

「ゑ?」

 

意識を戻すと視線の先には崖。僅か5メートルも無い。

あ、オワタ/(^o^)\

 

え、ええいままよ!!道が無ければ自分で作れば良かろうなのだぁ!!

咄嗟に炎を一直線に放って道を作りだし、その上を走行する。まさかマジで道代わりになるとは思わなかったぜ……。でもこれスゲー気持ちいいな!癖になりそうだぜ!ついでに次元の壁でもぶっ壊して行こうぜ相棒!

 

なーんてな。そろそろ現実逃避は止めてあの宇宙船っぽいのとコンタクトを取ってみるか。

 

ブォン!ゴォオォォォ!!

 

「は?え?何々?何の音?」

 

音のした方、すなわち俺の乗っているバイクに目を向けると、なんかめっちゃ赤く光ってた。

って何の光!?それに滅茶苦茶燃えてる!!止めて爆発しちゃう!!

 

そんな俺の意思に関係なくバイクはどんどんスピードを上げていき、パリーン!というガラスを突き破るような音と共に俺はこの世界から文字通り飛び出していった。

 

 

 

 

────────────

 

 

 

 

───第97管理外世界にて。残り6つのジュエルシードを封印しようと一人奮闘するフェイト・テスタロッサ。そしてそれを助けたいと荒れ狂う海へ飛び出していった高町なのは。

なのはは暴走する6つのジュエルシードを協力して封印しようとフェイトに持ちかけ、自分の魔力の半分をフェイトへと分け与えた。

フェイトは意を決してシーリングモードを起動させ、ジュエルシード封印の為に魔法を紡ぎ始めた。

 

しかし、そんな彼女達の空気をぶち壊すかのように奴は遠慮なく飛び出して来るのだ……!

 

 

パリーン!!ゴォオォォォ!!

 

「な、なに!?」

 

「!」

 

ガラスが割れるような音と共に真っ赤な何かが上空へと現れた!

大きくてゴツいバイクに、これまたゴツい鎧を身に付けた何者かが信じられない事に炎を道路代わりに爆走していたのだ!!

 

 

 

これが今までボッチだった名も無き男と、二人の魔法少女の初めてのエンカウントだった。

 

 

 

 

 




こいつついにやりやがった!ついに次元の壁を常識ごとぶち壊して行きやがったんだ!!
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