兎と龍の幽雅な日常   作:バンドリーマーV

1 / 10
思いつきと息抜きで始めた新シリーズです。



兎と龍のニューライフ

戦兎「天っ才物理学者・桐生戦兎の暮らす東都の街で、スマッシュと呼ばれる謎の怪人が市民を脅かしていた。そこに現れたのが我らがヒーロー・仮面ライダー!」 

 

龍我「自分で天才とかヒーローとかイタイんだよ。ただの記憶喪失のオッサンだろ」 

 

戦兎「うるさいよ!そう言うこいつは刑務所を脱走した殺人犯の万丈龍我」 

 

龍我「俺は殺しも脱走もしてねぇ!」 

 

戦兎「そう言ってわんわん泣いてすがるもんだから、心優し~い俺は、何と東都政府を敵にして、こいつと逃げてしまったのでありました──」 

 

 

 

──そうして始めた"記録"。

 

俺達がかけがえのない仲間達と共に生きたあの世界の記憶を、消さないために。

 

 

 

 

 

 

 

 

──新世界。

この世界にやって来てしばらくたったある日の夜、公園のベンチ。

 

龍我「ハラ減ったぁ…」

戦兎「言うな万丈。口に出すと余計に腹が減る」

 

俺は桐生戦兎。仮面ライダービルドに変身する天っ才物理学者だ。

 

隣のバカは万丈龍我。仮面ライダーグローズに変身する、元格闘家。俺の…相棒だ。

 

俺と万丈は、仲間達と共に地球外生命体・ブラッド族のエボルトを倒し、"新世界"を創造(ビルド)した。

 

 

 

龍我「てかさぁ…戦兎」

戦兎「ん?」

 

そして今…俺達は端的に言って、困っていた。

 

龍我「俺達いつまで野宿なんだよ!」

戦兎「しょうがないでしょうが。今の持ち金で部屋なんか借りられるかっての」

 

そう、宿無しなのだ。

俺が造ったペットロボットを売ってはいるが、まだまだ売り始めたばかりだからそこまでは貯まっていない。

 

戦兎「この辺は家賃高いからなぁ。どうしたもんか…」

 

俺達は二人揃って頭を抱える。

 

戦兎/龍我「「はぁ〜…」」

 

 

 

 

『──お兄ちゃん達、住むところを探してるの?』

 

戦兎/龍我「「ん?」」

 

ふと、すぐ側から声をかけられた。

子供の声だ。

 

『だったらあの店に行ってみなよ。安くていい部屋、きっとあるよ』

 

あの店?

顔を上げるが……

 

戦兎「……あれ?」

龍我「あん?今のガキどこ行った?」

 

すぐ側から声が聞こえたはずなのに、子供の姿はどこにもなかった。さらに…

 

戦兎「『前田不動産』…」

 

俺達の真正面、公園から出て道路を挟んだ先に、『アパート、マンション、下宿、空き部屋あり』の看板が見えた。

 

戦兎「……あんなとこに、あんな店あったか?」

龍我「わかんねぇ…。けど行ってみね?」

戦兎「う〜ん…まぁ、ものは試しか」

 

俺達はその『前田不動産』に向かった。

そしてそれは…俺達の新しい物語の始まりだったんだ。

 

 

 

 




いかがでしょうか。
不定期更新ですが、よろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。