なんとまぁ、俺達が入居したのは、人間、妖怪、幽霊達がいっしょに暮らしてる『妖怪アパート』だったらしい。
龍我「マジか…」
戦兎「こいつは驚いたな…」
……まぁ仮面ライダーゴーストのことから幽霊の存在は知ってたが、まさかこんな場所があるとは。学者としてはなんだが、すげぇな。
夕士「けど意外と冷静ッスね」
一色「夕士くんなんて初日は気絶しちゃったもんね〜」
夕士「ちょ、一色さん!」
夕士は恥ずかしそうにしてるが、まぁ普通は気絶するレベルだよな。俺ら、スマッシュやらエボルトやら平行世界やら、色々ありすぎて慣れちゃったよ。
戦兎「いや、驚いたのは確かだよ」
龍我「幽霊とか妖怪は会ったことねぇけど、色々あったからなぁ。まぁ慣れだな」
一色「ほぉ〜興味深いネ」
戦兎「おいバカ」
龍我「筋肉つけろ!」
戦兎「うるさいよ筋肉バカ」
龍我「よし!」
戦兎「いやよしじゃねぇよ」
一色「まぁまぁ、今は食べようよ」
戦兎/龍我「「あ、はい」」
一色さんにそう言われたので、俺達は席について手を合わせる。
戦兎/龍我/夕士「「「いただきます!」」」
見るからにうまそうな…!
桜海老と空豆の炊き込みご飯に、春野菜の天ぷら…すげぇ、なんかすげぇ。
炊き込みご飯を口に入れ…俺達は目を見開いた。
戦兎/龍我「「うんめぇええ!!」
思わず万丈と二人して叫んじゃったよ。
え、これ賄いのレベル超越してない!?マジ美味いんだけど。天ぷらとか他のメニューもめっちゃ美味い!!
戦兎「最っ高だ…!」
龍我「マジ美味い!なんだこれ!?」
夕士「くぅ〜っ!今日も最高っス、るり子さん!」
一色「さすがるりるりだね〜!」
戦兎/龍我「「るり…?」」
夕士「るり子さんはここの賄いさんです」
戦兎「すっげぇ腕だな…!今は厨房にいるのか?」
夕士「あ、ちょうど来たッスよ」
戦兎「あ、どう……も……!?」
俺と万丈は、さっきとは違う意味で目を見開いた。
……白い手が2つ、宙に浮いていた。
龍我「……手?」
戦兎「……手だな」
戦兎/龍我「「手ぇええ!?」」
夕士「るり子さんは幽霊ですけど、訳あって手しかないんです」
戦兎「……そ、そうなんだ〜…」
訳ってなんだ。……まぁ聞かないでおこう。幽霊にも事情ってもんがあるだろうしな。
龍我「そういや、オーズって先輩、手しかない相棒がいたって言ってたな。似たようなもんか?」
戦兎「そりゃ幽霊じゃないから違くね?」
一色「君たちもいろんなことを経験してきたみたいだね〜」
正直言って手だけのるり子さんにはめっちゃビビったが、美味いもんは美味いので、俺と万丈はおかわりしまくってしまった。