桂馬えもん 天理と神のみぞ知るセカイ   作:夢回廊

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第12話

 あれから天理達は、俺が2時間経過による終了を呼び掛けるまで空を飛び続けた。うららは少し物足りなさそうな顔をしていたが、天理は素直に頷いてくれた。

 

「綺麗な夕焼け……」

 

「本当は夜まで飛びたかったのに……」

 

「悪いけど我慢してほしい。また今度飛ばせてあげるから」

 

 天理が空から眺める夕焼けに感動している。天理の方が綺麗だよマジで。あ、今は綺麗というより『可愛い』か。

 なんて我ながら臭い台詞を考えつつ、ゆっくりと白鳥家の庭に下りて行った。『石ころぼうし』のお陰でうららがいなくなっていることによる騒ぎは起きていないはずだが、それでも早く戻るに越したことは無い。

 

「ようやく地上に到着っと」

 

「あ~楽しかったぁ~!」

 

「…………」

 

 そして2時間前とは逆に、今度は先に天理とうららの帽子を取り、すかさず俺も帽子を脱ぐ。ちょうど部屋の傍に柳がいるが、石ころぼうしの効果を考えれば特に気にすることでもない。

 

「……うらら様」

 

「あ、柳!」

 

「そろそろ桂馬様と天理様までお送りして差し上げないといけません。もうこんな時間ですし」

 

「分かってますわ。ケイちゃん、天理ちゃん! また明日、幼稚園で会いましょう!」

 

「あぁ。またな」

 

「……うん。また明日ね、うららちゃん」

 

 さっきまでうらら含む俺達は部屋にいなかったはずだが、帽子を脱ぐと柳はごく自然な振る舞いでうららと話し出した。流石は石ころぼうしと言うべきか。

 これが『透明マント』なら『うらら様!? どうして突然目の前に……いえ、それよりも! 一体今までどこに行っていたのですか!?』となっていただろう。

 ちなみに俺達が上昇する様子は恐らく監視カメラ等に録画されていると思うが、石ころぼうしは機械やロボットのような無生物相手にも効果を発揮するので心配無い。

 もちろんこれも『○×占い』で調べた情報なので間違いなく信用出来る。そんなことを考えている内に俺達は柳に案内され、屋敷の外で数分待っていると……

 

「桂馬君、天理ちゃん。お待たせしました」

 

「早いな。よし、行こっか」

 

「……うんっ」

 

 香夜子が車の窓から声をかけてきた。というか免許持ってたのか。原作だと故人だし、名前くらいしか明らかになってないもんな……

 内心軽く驚きながらも、俺は天理と車に乗り、そのまま香夜子に自宅まで送ってもらった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日はうららの我儘に付き合ってもらってありがとうございます。ではこれで……」

 

 俺と天理を自宅前まで送り届けた後、香夜子はそのまま車で屋敷に戻って行った。その後周囲に人がいないことを確認しつつ、俺と天理は小声で話す。ただでさえこれから話す内容は最重要機密と言っても過言では無いのだ。

 恐らく聞かれたところで子供同士の他愛もない会話だと思われるだろうけど、そこからサテュロスや正統悪魔社(ヴィンテージ)に漏れる可能性も0とは言えない。

 いくら『ヒミツゲンシュ犬』を使っているとはいえ、俺が特別な力を持っていると悟られるだけで間違いなく厄介なことになるだろうし。

 こればかりは、本当にやり過ぎじゃないのかと突っ込まれるくらい警戒しておくことにする。

 

「……よし、行ったな」

 

「……桂馬君。お話って……?」

 

「少し長くなるし、秘密の話だから家の中が良いんだけど……俺の部屋で大丈夫?」

 

「えっと……う、うん……」

 

 意外とあっさり了承してくれた。てっきり『男の子の家は怖い』って言われるかと思ったんだが……

 ともかく、天理が良いと言ってくれたので、俺はそのまま自宅へ向かう。しかしここで普通に家に入れると両親から色々絡まれて面倒なことになってしまう。

 それだけならまだ良いが、俺との話が長引くと天理の両親に心配をかけてしまい、家まで迎えに来られる可能性もある。そこで……

 

「……よし。これで良いか」

 

「……?」

 

 俺はポケットから『赤い懐中時計』を取り出す。俺と天理の両親の問題を同時に解決出来る道具だ。

 

「天理。ちょっとの間だけ、俺の服でも腕でも良いからどこか掴んでいてほしいんだ」

 

「……こ、こう?」

 

 天理は少し戸惑いつつも、俺の服を軽くつまんでくれた。これで準備は万端だ。

 

「ありがとう。よし……よっ!」

 

 俺は懐中時計のスイッチを押す。するとその瞬間……世界から音が消えた。先程まで聞こえていた、近くの道路を通る車の音や人々の話し声が……ピタリと止んだ。

 よく見ると、空を飛んでいるカラスや雀も……落下することなく、文字通りその場で止まっている。

 

「……?」

 

「これで良し。じゃあ、早速……家に入ろっか」

 

 ここで説明しても良いが、まずは目で見てもらった方が早いだろう。俺は首をかしげている天理を連れて、そのまま自宅の玄関のドアを開ける。するとそこには……

 

「お、お邪魔します……」

 

「どうぞ。こじんまりした家だけどね」

 

「……あっ」

 

「……おっ」

 

「……」

 

 俺と天理は廊下に立っている麻里を見つける。

 

「こ、こんばんは……えっと、その……わ、私……」

 

「……」

 

「……?」

 

「……」

 

「あ、あの……」

 

「……」

 

「……け、桂馬君。この人……桂馬君の、ママ……だよね?」

 

「うん」

 

「お、怒ってるのかな……? 話しかけても、その……」

 

 天理が不安そうな顔で俺に話しかけてくる。そりゃそうだよな。いくら喋っても無反応ならおかしいと思うよな。

 だからこそ、今から俺が話すことを……きっと、天理ならスムーズに理解してくれるはず……多分。

 こればかりは立ち読みした雑誌の情報……『桂馬と天理の学力レベルがどちらも最高値』という記載を信じるしかない。

 

「……違うよ。お母さんは、怒ってるんじゃなくて……()()()()()んだ」

 

「止まって……?」

 

「うん。俺、さっき赤い時計のスイッチを押したでしょ?」

 

「……うん」

 

「この時計、実はね……『タンマウォッチ』と言って、時間を止めることが出来るんだ」

 

「……え? じ、時間……?」

 

 赤い懐中時計……『タンマウォッチ』を天理に見せる。ボタンを押すだけで全世界の時間を止めてしまうというとんでもない代物だ。

 ただし例外もある。使用者はもちろんのこと、使用者に触れている人物も時間停止の対象外となる。

 だからこそ、さっき天理に俺の服を掴んでもらっていたのだ。でないと天理の時間も止まってしまい、話し合い以前の問題になるからな。

 ……はっきり言ってこれを使えば、少なくとも『神のみ』世界の登場人物なら例外なく全員を無力化することが出来てしまう。

 それほど恐ろしい道具である以上、迂闊に多用して敵にこの道具の存在を知られる訳にはいかないのだ。

 いくら道具の効果が強力だとしても、使う人間……俺自身は何の変哲も無い一般人だ。道具を使う前に殺されたらひとたまりもない。

 今回はひみつ道具のことを誰にもバレない状況で話す必要があり、説明に時間をかけ過ぎて俺達の両親に邪魔されるのも面倒ということで、この道具を使うことにした。

 

「お母さんに話しかけても相手にされないのは、そもそも時間が止まってるから……俺達の声が聞こえてないんだ」

 

「…………」

 

「俺がさっき『後で話す』と言ったのは、まさにこの道具のこと」

 

「……もしかして、さっき空を飛んだのも……?」

 

「……うん。超能力じゃなくて、道具の力」

 

「……? ……!?」

 

 天理は無言のままで驚いている……と思う。目が髪で隠れているけど、アワアワしているのは分かる。

 でも、この状況で驚かない奴がいたら、むしろ逆に会ってみたい。俺だって天理の立場になれば大声で驚く自信がある。

 

「……驚く気持ちは分かるけど、まずは部屋に行こう。廊下で話すのも落ち着かないし……ね?」

 

「……う、うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、何から話せば良いか……」

 

「…………」

 

 俺は現在、自室で天理と向き合っている状態だ。変に緊張しているせいか、お互い正座しているが。

 説明するだけなら『ツーカー錠』を飲めば一瞬だが、これは伝えたくない本音や情報まで相手に伝わってしまう。流石に今の天理に女神(ディアナ)や悪魔のことを話すのは早すぎる。せめて小学校に入学してからだ。

 そもそも小学生になれば俺がドクロウを保護することになるので、その時ドクロウと一緒に説明した方が天理も理解しやすいだろう。

 

 そして肝心のひみつ道具についてだが、普通なら『俺はドラえもんのひみつ道具を持っている』と言うだけで伝えられる。

 しかしこの世界、何と『ドラえもん』という作品自体が()()()()()のだ。赤ん坊の頃からテレビアニメが放映されていなかった時点でおかしいとは思っていたが、○×占いで調べると『存在していない』という答えが出た。

 『神のみ』の原作では『ドラえもん』を元にしたパロディや小ネタがあったはずだが……そういえば、神様が『パラレルワールドだから多少の違いが出る』と言ってたな。それでか?

 何にせよ、ひみつ道具の説明にドラえもんの話題は使えない。道具の効果を見てもらいつつ、一から説明するしかないか。

 

「……まずはさっき使った空飛ぶ道具を見せるよ」

 

 俺は『タケコプター』付き石ころぼうしを取り出す。今も『片付けラッカー』の効果が持続しているので、俺達の目には見えない。

 

「……? 何もないよ……?」

 

「うん。だから、今から見えるようにする」

 

 そう言いながら、俺は片付けラッカーとよく似た外観の『道具』……『ラッカーおとし』を取り出す。片付けラッカーの効果を打ち消す道具で、大長編『翼の勇者たち』に登場した道具だ。

 ちなみに声優交代前の『ドラえもん』にも登場しており、こちらでは『あらわしラッカー』と呼ばれている。

 ラッカーおとしを吹き付けると、途端に透明化が解除され、石ころぼうしとタケコプターが俺達の目の前に姿を現す。

 

「あ……」

 

「さっきは周りの人間に知られないように、俺がこの道具を見えなくしておいたんだ。

 この黄色いタケトンボみたいな道具はタケコプターと言って、空を飛ぶ道具。こっちのこんにゃくみたいな帽子が石ころぼうしと言って……う~ん、姿を見えなくする道具と言えば良いかな?

 空を飛んでいる俺達が、他の人に見つかったら大騒ぎになるでしょ? だからこの帽子を天理やうららに被せて、姿を見えなくしておいたんだ」

 

 石ころぼうしは『存在を消す』道具と言った方が正しいが、話をスムーズに進める為にあえて『姿を消す』道具と説明しておく。

 

「…………」

 

 天理は目を見開いている。まるで信じられない物を見たという目だ。

 

「……ま、マジック?」

 

「……あー」

 

 確かにそう見えなくもないか。目の前で物が消えたり現れたりすれば、確かに手品か何かだと考えてもおかしくない。さっきの時間停止も、マジックの為に俺や麻里が演技しているだけだと思い込むことも出来る。

 実際にはそんなレベルの話ではないが……いや、待てよ? 天理って確か手品が趣味だったよな? それならむしろ、手品と関連付けて話した方が理解してもらえるかもしれない。よし!

 

「それなら、もっと凄いマジックを見せようか?」

 

「え……?」

 

 俺はポケットから、一見何の変哲も無い『風呂敷』を取り出す。これがまた凄まじい効果で、使い方を間違えると大変なことになる。

 今は時間が止まっているので騒ぎになることは無いが、それでも油断は禁物だ。もちろん正しく使えば楽しい道具ではあるので、天理に見てもらうにはもってこいだと思って取り出した。

 

「今からこの風呂敷で、色々な物を出してみせま~す!」

 

「……!」

 

「それじゃ最初は……風船!」

 

「あ……!」

 

 風呂敷をひるがえすと、俺の目の前にカラフルな風船が現れる。天理の表情が少し明るくなった……ような気がする。

 

「続いて……パンダのぬいぐるみ!」

 

「わ、わぁ……!」

 

 明らかに風呂敷より大きいサイズのパンダのぬいぐるみが、俺達の前にドサリと落ちる。天理が髪の毛から見える目を輝かせているが、まだまだこんな物じゃない。

 

「次は……大きいプチプチ!」

 

「……!!」

 

 絨毯と同じくらいの大きさはあるプチプチが、風呂敷から飛び出す。天理はついに立ち上がるほどの喜びを見せた。可愛い……ってそうじゃない。

 さっきの風船やぬいぐるみよりプチプチで喜色を浮かべている辺り、流石は天理と言うべきか。

 

「わあぁ……っ! す、凄い……! 凄いよ……!」

 

(桂馬君、本当のマジシャンみたい……! 手品って、こんなに楽しいんだ……!)

 

「タネも仕掛けもございません……何てね。これも道具の力。この風呂敷は『手品ふろしき』と言って、出したい物を何でも出すことが出来るんだ」

 

 俺が天理に説明した『手品ふろしき』……出したい物の名前を言うだけで、文字通り何でも風呂敷から出すことが出来る。

 しかしこの道具の恐ろしいところは、物だけでなく生き物、その気になれば人間まで出せてしまうのだ。

 万が一、この道具を持って『ライオン』や『象』等と言おうものなら大惨事になること間違いなしである。

 更にこの道具は融通が利かない、あるいは利き過ぎると言うべきか、風呂敷の使用者以外の人の声にも反応してしまう。

 今回は時間が止まっているので大丈夫だが、俺にとっては大勢の前で決して使えない道具と言えるかもしれない。

 他にも『手品に使うハンカチ』もあるが、こちらは余所にある物と入れ替えて指定した物を出したり、出した物の値段だけお金を取られるという面倒な仕様なので、恐らく使うことは無いだろう。

 

「そ、そうなの……?」

 

「うん。だって、このぬいぐるみやプチプチ……どう見ても風呂敷より大きいでしょ? こんな物を風呂敷の裏側に隠しておくのは無理だよ」

 

「……そう、だね。でも、本当に……マジックじゃ、無いの……?」

 

「……うん。この風呂敷や、さっき言ったタケコプターは『ひみつ道具』といって、色々なことが出来る凄い道具なんだ。他にも沢山あるんだけどね。俺のズボンのポケットの中に……全部入ってる」

 

「ひみつ道具……」

 

「そして、この道具は他の人に教える訳にはいかない。悪い人に盗まれたりすると、大変なことになっちゃうから」

 

「…………」

 

(確かに……さっきの空飛ぶ道具や、見えなくなる道具を怖い人が持っちゃったら……おまわりさんが、忙しくなっちゃうかも……)

 

「……あれ? じゃあ、何で……私には、教えてくれたの……? それに、うららちゃんには……内緒で……」

 

「…………」

 

 うん、そこは疑問に思うよな。流石に『天理のことが大好きだから隠し事したくなかった!』とは言えない……恥ずかしくて俺が死ぬし。

 

「……このことを教えるのは、秘密を守ってくれる人だけ。天理なら、教えても大丈夫だと思ったんだ」

 

「私……?」

 

「うららはさっき天理に思いっきり『超能力』ってバラしちゃってたでしょ? だから本当のことは……話せなかった。超能力って言うのは、ひみつ道具のことがバレないように……俺が考えた嘘なんだ」

 

「…………」

 

「本当は、うららは良い子だから嘘はつきたくないけど……ひみつ道具のことがバレる訳にはいかないからね。でも、天理は……しばらく一緒にいて、秘密を話すことは無いかなって……安心出来たんだ」

 

「……でも、それなら……最初から、隠しておけば……」

 

 うぐっ。流石学力レベル最高値……この歳でも、相手の会話の矛盾を突いてくるとは。その気になればいくらでも誤魔化せるが、天理には嘘をつかないと決めた。情けない話だけど、正直に言うぞ!

 

「……天理はともかく、うららは俺がうっかりしててバレちゃった」

 

「……そう、なんだ」

 

 あ、これは多分呆れられたな……死にたい。明日は石ころぼうしを被って1日部屋に引きこもろうかな……

 

(……桂馬君。いつも落ち着いてて、凄いなぁって感じだったけど……そんなところもあるんだ。ふふっ……やっぱり、パパみたい……)

 

「……天理?」

 

「あ、ううん……何でも、無いよ……?」

 

「……うん」

 

 いや、落ち込んでても仕方ない。いくら時間を止めているとはいえ、話をグダグダ長引かせるわけにはいかないよな。気持ちを切り替えて、本題……ひみつ道具の話に戻ろう。

 

「それでね? 天理には……ひみつ道具のことを知ってもらうのと一緒に、皆には秘密にしていてほしいんだ。もちろんうららにもね」

 

「…………」

 

「ごめん。自分から話しておいて、こんなことを頼むのは勝手だけど……」

 

「……ううん、良いよ……?」

 

「あ……!」

 

「桂馬君の、ひみつ道具……バレちゃったら、大変だもんね……? なら、頑張って……秘密にしておく、ね……?」

 

「……ありがとう」

 

「ううん、私も……ありがとう」

 

「え……?」

 

「さっきの、お空の散歩……楽しかったよ。桂馬君……うららちゃんや、私の為に……ひみつ道具を使ってくれたんだよね……? バレるかもしれないのに、私達の為に……」

 

「…………」

 

「だから、かな……今の桂馬君の話を聞いて、嬉しかったんだ……」

 

(桂馬君は、こんな凄いことを……楽しいことを、教えてくれたんだもん……それに、ひみつ道具のことも……教えてくれたし……)

 

「…………」

 

 やばい。天理が良い子過ぎて泣きそう。あぁダメだ、子供の体だから涙腺が緩くて……

 

「……うぅっ」

 

「け、桂馬君……? 泣いてるの……?」

 

「ぐすっ……何でも、ない……から……」

 

 桂馬……お前はこんな良い子を振ったのか……10年間、一途に思い続けて……桂馬の為に頑張ってくれた天使を……もちろん、ちひろを選んだことを責めるつもりはないけど……でもなぁ……

 

「……天理」

 

「な、なぁに……?」

 

 ……俺は原作の桂馬じゃない。そして目の前にいる天理も、原作とは既に違う歴史を歩んでいる。

 原作の天理は桂馬に想いを寄せていたが……この天理が、俺のことをそんな風に思ってくれるかは……分からない。

 そして俺には、原作の桂馬みたいに頭も良くなければ、ゲームの知識も無い。けど……

 せめて、この世界の天理には……幸せな未来を歩んでもらいたい。その為なら、ひみつ道具をフルに使う。たった今決心した。天理……俺が絶対、原作より幸せな結末を用意するから……!

 

「困ったことや辛いこと、苦しいことがあったら……何でも俺に言って。全部何とかするから……絶対に」

 

「え……? う、うん……ありがとう……?」

 

(きゅ、急にどうしたんだろう……?)




 ひみつ道具のことを話すだけでこんなに長くなってしまうとは……
 主人公が天理に惚れ込んでいるのは前世からです。転生してから悪化しましたが。
 天理がマジック好きになった理由は原作では不明……だったはずです。見落としていたらすみません。
 折角なので、マジック好きになった理由を「ひみつ道具を間近で見て感動した」ということにしてみました。
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