その作品と同じくギャグ要素強め+俺TUEEEEしていきたいだけの作品で、亀更新です。
『タイムマジーン!』
テンションの高い音声が人気のない大通りに響く。
銀と黒、そして蛍光色の緑で構成された巨大な「モノ」は空から地面に着陸し、「ロボ」と直球的に書かれた部分が開く。
間髪入れずに小気味良い音を立てながら、「モノ」からある人物が現れる。
「……」
現れたのはサイクロプ……失礼、蛍光色の緑を主軸とした特徴的なサングラス的な物を付けた人物。
白いコートと帽子を見に纏い、そして妙に大きいパッドに似た物を手に持っている。
「…ここが、20××年か。」
どこか優しげでねっとりとした喋り方をするその人物は一言だけ呟き、手に持っているパッドに似た物を開く。
「……これでよし。」
少しの間もう片方の手に持ったペンを走らせ、何かを書き終えるとそれを閉じる。
その人物は背後から飛び去って行った「モノ」を尻目に歩き出した。
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その日の朝。
ある建物内で、一人の少年は嘆いていた。
(…これは、想像以上にキツい…!)
十数人以上の少女から視線を集めている少年は顔を青くする。
まるで動物園のパンダになったかのような、そんな気分。
誰か助けてくれと願ったその時、勢いよくその部屋の戸は開かれた。
その部屋___教室に入ってきたその人物はコートによく似た制服、そして帽子を被った少年。
待ってましたと言わんばかりに満面の笑み。
「お呼びかな、我が救世主?」
何事も無かったかのように少年に話し掛ける少年。
だが当の本人はこれまでになく困惑していた。
(…誰だ、コイツ…?救世主……?)
そう、目の前の少年を知らないのである。
しかしそれだけではなく、困惑の理由の半分以上が少年の目には映っていた。
(…サイク〇プス…?)
そう、よく分からないサングラスを掛けているのである。
Amaz〇nでおもしろグッズと検索すれば出てきそうな見た目のサングラスを掛けたその少年は、そのことに気付かずに話を続ける。
「どうしたんだい、我が救世主?
まさか朝食が足りていなかったのかい?
やはり焼いたパンだけでは栄養等が足りない、我が救世主はもう少し早起きをしてしっかりとした朝食を取るべきだ。
そもそも朝食とは1日のバランスを───」
当然のように始まるマシンガントーク。
少年の朝食を知っている事やサングラスを付けたまま、それに誰かも名乗らない辺りは省きたく思える。
なんだこいつ。
そろそろその場にいる人物全員が少年に突っ込もうとしていたその時、少年の頭は勢いよく叩かれた。
「つまり朝食を取ることはとても重よンフゥッ」
少年の首がゴキッと音を立てて曲がる。
二〜三秒程の静寂に飲まれた教室を救ったのは、他の誰でもなく首が曲がらせた人物だった。
「
凛々しい声を放ったのは黒のスーツを見に纏い鉄で構成された出席簿を手に持つ女性。
教室に現れたその女性は、THE・教師と言える見た目だった。
「やれやれ…では我が救世主、また後で。」
首を自分で元の位置に戻し、空いていた前の方の席に座る少年。
その光景はなんともシュールだった。
少年が席に座ると、教卓の前に一人の緑色の髪をした女性が立っていた。
「皆さん入学おめでとう。私は副担任の山田真耶です。」
空中に投影されるタイプのディスプレイが映し出され、漢字と読み方がローマ字表記で表示される。
〖………〗
しかし全員無反応。
……というより、先程の妙にキャラが濃い少年に全員が視線を集中させていた。
当の本人は全く気にせず布のクリーナーでサングラスのようなものの手入れ。
なんだこいつ。(二度目)
「…あ…え、えーと…きょ、今日から皆さんは、このIS学園の生徒です。この学園は全寮制。学校でも、放課後でも一緒です。仲良く助け合って、楽しい三年間にしましょうね!」
負けじと話を続ける山田真耶副担任。
しかし誰も視線を向けようともせず、視線を集めている本人はペン回しに没頭。
なんなんだこいつ。
「…ぁ、ぅ…で、では、自己紹介をお願いします!えっと…出席番号順で!」
ナイスプレイ山田真耶副担任。
こうして始められた自己紹介だが、未だに視線を集めている本人の心境は如何なものか。
(…やはり出だしはン我が救世主の方が良かったかな…?)
もうやだこいつ。
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「……では、
山田真耶副担任が珍しい名前を発したその時、少年は立ち上がる。
「はい。」
やけに良い声で立ち上がったその少年は、淡々と自己紹介をする。
「私は
趣味は特に無いが、好きな物は我が救世主こと織斑一夏の助力。
これからよろしく。」
羽織主 白という三秒で思い付いたような名前の主人公をこれからよろしくお願いします。