Twitterにあげたやつを、ほぼそのままコピペしたヤツです。
「俺はな…ガキの頃、ヒーローになりたかったんだ。全ての人をその手で救うヒーローに。
だから…艦娘になりたかった。
…変な話だろ?男が艦娘になりたい、なんて…。
でも、確かにあの時、俺は艦娘に憧れた。迫る敵を倒し、俺たちを守ってくれた…少女たちの背中は、俺にとっちゃ海より広かった。
『男は艦娘になれない』という事実を知って、俺は心底悲しんだね。
…まぁ、ずっと泣いてても仕方あるめぇ…俺は人生の目標を変えた。
そう、提督になろうと思ったのさ。
だけどな?現実は非情だ。
艦娘目指して体しか鍛えてこなかった俺と、スポンジみてぇな頭で知識を吸収した現役。その差は筆記試験で明らかになった。
…やっぱり俺には無理だ、と…本気で諦めた。俺に人は救えない、とな。
…そこで運良く拾ってもらって、こうして整備士として働いてるわけだが。
かくして俺は整備士になった訳だが、そこでまたヒデェものを見ちまう事になる。
ここまでくりゃ分かんだろ?
そう、艦娘の労働環境さ。
ありゃあ凄惨なもんさ…。
帰投した艦娘たち。そりゃあ皆疲れてるし、怪我もしてる。命の奪い合いを前線でしてる子達だ、当たり前だよな。
俺が勤務したトコの提督はな…そんな艦娘たちを見て、一言こう言うんだよ。
『次も頑張ってくれ』
…『お疲れ様』とか『ありがとう』とかじゃねぇのか、艦娘を道具としてしか見てねぇのか、と憤慨したね俺ぁ。
…え、なんだって?
『それだけでそう思うのは早計』?
まぁ確かにそうかもな。
でもな、この話には続きがあるんだ。
どうやら艦娘ってのは身体をイジくられてるらしくて、バケツに入った薬品を浴びる事で、立ち所に身体の傷が癒えるように出来てるらしい。
…身体の傷"だけ"なんだよ。
艦娘といっても、所詮は少女たちだ。自分や友人の命の危険に対して、全くストレスを感じないなんて事はあるはずがねぇ。間違いなく、俺たちの想像がつかない程の精神的負担があるはずだ。
それを…薬漬けにして…すぐさま再出撃…。
馬鹿げてる…!馬鹿げてんだよ…!
俺は思った。『"艦娘"をぶっ倒そう』と。
白雪っつー艦娘と話した事があるんだが、『続けざまの出撃、大丈夫なのか?』って聞いたんだ。
そしたら白雪のヤロウ、
『私の命の心配なんて後回しですから』
…艦娘なんて職業はあっちゃならねぇ。その時、俺は深く感じた。
結局ヒーローになりたいっつー夢は捨てきれてなかったんだな、俺は。
…俺は、この手で艦娘の命を守りたい。パワーの話じゃねぇ。俺は…俺は、アイツらの笑顔を、青春を、恋を、人生を守ってやりてぇんだ。
艦娘なんていらねぇ。俺はこれからも声を上げ続ける。」