今日は桜内と2人で遊びに行く。
今日は快晴なのでいい天気だ。
かなり暑いけど…
俺は今、出かける準備ができたので桜内の家の前にいる。
「ここで待っててね」と言われたからな。
梨子「おまたせ」
智「!?お、おうじゃあ行くか」
俺は今驚いている。
それは、桜内の格好だ。
普段は髪を下ろしているのに、今日はポニテだ。
さらに、暑い日にもかかわらず黒タイツを履いている。
この前、俺が言ったことをやっているよな?
俺は冷静を装っているが、かなりテンションが上がっている。
なるべく表に出さないようにしとこう…
智「どこに行く?」
桜内「沼津のショッピングモールで買いたいものがあるの」
智「わかった、まずはそこから行こうか」
俺たちは沼津に向かう。
普段、移動中はみんながいるので自然に桜内と会話をすることができるのだが、今回は2人だけの上に桜内の姿も重なって会話ができない…ここまで緊張するのもなかなかないぞ…
桜内もなかなか話しかけてこないし、かなり気まずい…
どうしよう…
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〜梨子side〜
智くんと2人っきりって今までなかったから気まずい…
今日、私が智くんとお出かけする理由は仲良くなるためなのに…
智くんから話しかけてこないのは、私に興味がないからなのかな…
〜梨子side end〜
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会話がないまま沼津に着いた
まあこっからは何とかなるだろ
智「んで、桜内の行きたいところは?」
梨子「えーと、あっちだね」
智「よし、行くか」
梨子「うん!」
そしてショッピングモール内をいろいろ回る
智「桜内はこの服とか似合うんじゃないか?」
梨子「ほんと?着てみるね」
〜試着中〜
梨子「どうかな?」
智「すげー、めっちゃ似合ってる!」
梨子「そ、そうかな///」
普通のワンピースだけど、ポニテに黒タイツもアクセントになっていつも以上にいい感じだ
この後もいろいろ回った。
智「あっ、買いたい本があるんだった。買いに行っていいか?」
梨子「うん、いいよ」
智「おっ、あった」
自分の買いたい本を見つけて満足した
あれ?桜内はどこいったんだ?
店内を歩き回ると桜内がいたが…
桜内ってああいうのが趣味だったのか、意外だな
本人もおそらく隠しているだろうから見なかったことにしよう
とりあえず俺は本を買った
おっ、桜内が来たな
梨子「ごめんなさい、待たせてしまったかな?」
智「いや、大丈夫だ」
梨子「そういえば、そろそろお昼の時間ね」
智「なら、そこの喫茶店に行かないか?」
梨子「うん」
そして、喫茶店に入る
智「桜内と2人で遊ぶのは初めてだったな」
梨子「そうね…」
智「どうかしたのか?」
梨子「…」
智「桜内?」
梨子「…実は今日はね、智くんと仲良くなりたいからお出かけしたの」
智「えっ、そうなのか?」
梨子「千歌ちゃんや曜ちゃんは学校も一緒だけど、智くんはそうじゃないでしょ?」
智「まあ、そうだな」
梨子「私、地味だし面白くもないから智くんと仲良くなれないかもって」
智「そんなことはないだろ」
梨子「実際、今日の移動中の会話もなかったでしょ?」
智「うっ…確かに」
梨子「智くんは私といても楽しくないのかなって改めて思ったの…」
智「そんなことないって!」
梨子「えっ」
智「あー、大声出してすまん。でもそんなことないから」
梨子「そうなの?」
智「桜内がいてくれて助かってることも多いし、今日も楽しかった」
梨子「そう?」
智「それに今日の格好は俺のためだろ?」
梨子「うん、智くんが前に言ってたことをやってみたんだ。智くんの好きな格好したら興味持ってくれるかなって」
智「正直言って今日の桜内はいつも以上にかわいいからな!」
梨子「か、かわいい///」
智「だから、今日はありがとうな」
梨子「こちらこそありがとう智くん!」
智「おう」
梨子「それから…」
智「なんだ?」
梨子「私のことを、これからは下の名前で呼んでくれないかな?」
智「いいのか?」
梨子「みんなのことは下の名前で呼んでいるのに私だけ未だに苗字で呼ばれるのは嫌なの」
智「あー言われてみればそうだな。幼馴染は仕方ないとしてそれ以外でも下の名前で確かに呼んでるな。気がつかなかったよ」
梨子「だから、お願い!」
智「わかったよ、梨子ちゃん」
梨子「呼び捨てにして」
智「あっ、すまん。じゃあ梨子、これからもよろしく!」
梨子「うん、智くん!」
智「俺のも呼び捨てでいいよ」
梨子「智くんは智くんがいいわ」
智「なぜに!?」
梨子(だって呼び捨てにしたら少なくとも曜ちゃんが怖いし)
その後も、俺たちは色々と店を寄っていった
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〜曜side〜
よし、布の生地はこれくらいかな
今、私は次の衣装のために色々買っている
装飾品も見とかないと…えっ?
私が向かう方向に智くんと梨子ちゃんがいた
2人とも楽しそう…
あれ、梨子ちゃんのあの格好は…
もしかして梨子ちゃんは智くんのこと…
智くんも楽しそうだし
私より梨子ちゃんの方が女の子だもん、当然だよね…
私みたいなのは女の子として見られないよね…
2人の光景を見た私は、2人に見つからないようにした
〜曜side end〜
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今日は色々と見回ったけど、目新しいものばかりだったな
まあ、女の子が行くような店に行かないってのもあるのだろうけど
智「梨子、今日は楽しかったか?」
梨子「うん、智くんのこと色々と知ることができたから」
智「それは良かった、はいこれ」
梨子「えっ、これは?」
智「今日のお礼」
梨子「これって、髪留め?」
智「おう、ピアノ弾けるから音符にした」
梨子「ありがとう、智くん!大切にするね」
智「おう」
梨子(こういうのを曜ちゃんとかにすればな〜)
智「どうかしたか?」
梨子「い、いやなんでもない」
智「そうか、困ったことがあればなんでも相談しろよ。千歌たちに相談しにくいこともあるだろうし」
梨子「うん、そうするね」
智「よし、帰るか」
梨子「うん!」
梨子との距離も近くなった感じがするな
よかったよかった
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