寝る前に梨子に電話をかけた。
さっきのお詫びをしないとな。
梨子『はい』
智「あっ、梨子か。さっきのはごめんな」
梨子『ううん、大丈夫よ』
智「そっか」
梨子『それで、曜ちゃんとはどうなの?』
智「いや、どうって」
梨子『…その様子だと何も進展なしのようね』
智「うっ、面目無いです…」
梨子『早くしないと、本当に誰かに先を越されるわよ(そんなことないけど)』
智「あ、明日ちゃんと告白するから!」
梨子『絶対よ?』
智「おう!」
梨子『じゃあ、告白頑張ってね』
智「ああ、またな梨子」
梨子『ええ』
ピッ
明日か…覚悟を決めてやるしかない!
梨子(もう成功するのも目に見えてるから、何か2人の恋人記念にお土産用意しようかしら?)
ー次の日ー
俺は朝からかなり緊張している。
やっぱり明日なんて言うんじゃなかった…
でも梨子にああ言ったからには、やらなければな。
そして部室に行く。
そこにはダンボールがあった。
ダイヤ「おはようございます、智さん」
智「おはよう、これは何?」
ダイヤ「梨子さんから私たち宛てのものですわ」
何が入ってるんだ?
中身を確認するとシュシュだった。
智「人数分ある、これはAqoursみんなの分だな」
ダイヤ「ミサンガは智さんにですかね」
智「なるほど」
梨子には後でありがとうって伝えないとな。
千歌「みんな、おはよー!」
曜「おはヨーソロー!」
智「おう、おはよう。はいこれ」
千歌「これは?」
智「梨子から送られたシュシュ、曜ちゃんも」
曜「ありがとう!」
智「後で梨子に連絡しとかないとな」
曜「うん、そうだね!」
やばい、曜ちゃんの顔を直視できない…
曜「?どうしたの智くん?」
智「い、いやなんでもない。今日も練習頑張ろうぜ」
曜「う、うん」
そして今日の練習もしっかりとこなした。
最近は俺も基礎体力の練習に参加している。
体動かすのは良いことだからな。
今日に限っては曜ちゃんの告白の緊張を紛らわすためもあったけど。
みんなが部室から出て帰っていく中、俺は曜ちゃんを待っている。
しかし、ついにこの時が来てしまったか…
腹をくくるしかない!
とりあえず、声をかけないと。
出てきたか!
曜「智くん、今日ちょっといいかな?」
千歌「話したいことがあるんだ」
って向こうから俺に用事あったのかよ!?
めっちゃ驚いてる俺がいる。
智「お、おういいぞ。どこで話す?」
曜「智くんの部屋がいい」
智「そこは千歌の部屋じゃないのか?」
千歌「私も智くんの部屋がいい!」
おい、マジかよ…
智「わかった。じゃあ行くか」
曜・千歌「うん!」
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〜曜side〜
今日もAqoursの練習が終わりみんな着替えて続々と帰っていく。
私と千歌ちゃんは智くんに自分の気持ちを伝えないと!
鞠莉「曜、ちかっち」
曜「鞠莉ちゃん」
果南「気合い入れて智に伝えるんだよ」
千歌「うん、わかってる」
果南「2人は知ってるだろうけど、こういう時の智は鈍感だからストレートに伝えないと智には伝わらないからね」
曜「そうだね!」
鞠莉「私は智に会ってまだ半年も経ってないけど、彼はとっても優しいわ。大丈夫だから、緊張せずにね!」
曜「うん!」
果南「智が告白を断ったら、私が智くんを懲らしめるから安心してね」
千歌「それは安心できないよ…」
果南「冗談だって」
冗談には聞こえなかったよ果南ちゃん…
鞠莉「じゃ、外で彼は待ってるから。告白頑張ってね曜!」
曜「うん!」
よし、果南ちゃんと鞠莉ちゃんのためにもやることはやらないと!
そして私と千歌ちゃんは外に出て智くんに話しかける。
曜「智くん、今日ちょっといいかな?」
〜曜side end〜
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俺の部屋に帰ってくるまでは普通に会話をした。
そういえばこの3人で帰るのも久しぶりだったな。
そして、俺の部屋に入った。
なんだ?ここ俺の部屋なはずなのにかなり緊張するぞ。
アウェー感がかなりあるんだけど。
そして2人の様子もさっき話してた時より暗くなってないか?
とりあえず、平常心を保っておかなければ。
それにしても誰も喋らなくなったな、この空気重い…
千歌「さ、智くん」
智「お、おうなんだ?」
急に話し出したな、助かった…
千歌「智くん!」ダキッ
えっ!?千歌が抱きついてきた!?
智「ど、どうしたんだ?」
千歌「あのね、その…グスッ」
ついには泣き始めた…絶対何かあるな。
曜「智くん!」ダキッ
曜ちゃんも抱きついてきた!?
本当にどうしたんだ!?
智「ごめん、何があったのか話してくれないか?」
曜「う、うん…ひっぐ」
その後2人から泣いている理由を教えてもらった。
千歌「私たちって果南ちゃんも入れて4人でいつも行動してたでしょ?」
曜「果南ちゃんは一個年上もあって一緒に遊べなかったこともあったけど、私たちは本当にずっと一緒だったでしょ?」
智「そうだな」
千歌「高校でも私たち離れることなく一緒だった。だけどここ最近Aqoursとして活動を始めてから私たちがこんな感じで集まることも減ったよね?」
智「ああ、そうだな」
たしかに、ここ最近は特にコミュニケーションを取るために他の子と一緒に行動することが増えたな。
曜「それで、最初はみんなと仲良くなって嬉しかったんだけど、私や千歌ちゃんと一緒になる時間が減って…このまま智くんは離れていくのかなって思ったんだ」
智「そうだったのか…」
まさか2人を寂しい思いさせてたとは、全然2人のことを見てなかったんだな…
心のどこかで、2人に対して甘えてたところがあったのかもな。
智「ごめん曜ちゃん、千歌。俺は幼馴染失格だな」
千歌「そ、そんなことないよ!」
曜「私たちが嫉妬しただけだから」
智「でも、寂しい思いさせたことに変わりはないからな。ごめん…」
千歌「智くん…」
智「確かに、俺はAqoursのメンバーと関わり始めてから2人と一緒にいる時間が減ったな。でも俺は2人のことを大事に思ってるから」
曜「私も2人のことは私にとって大切な存在だよ!」
千歌「私も!」
曜ちゃんも千歌も同じことを思ってたんだな。
千歌「ふふっ、千歌は1番身近な存在が曜ちゃんと智くんって思ってたけど、全然曜ちゃんや智くんの気持ちをわかってなかったね」
智「それはお互い様だろ?」
曜「うん、千歌ちゃんだけじゃないよ」
智「問題も解決したし、今度俺たち3人でどっか行くか?」
千歌「それは、私たちも考えてたんだ!」
智「そうか、でも良かったよ2人と仲直り?できて」
曜「喧嘩したわけじゃないよ」クスッ
智「まあな。そうだ、これからは正直に俺に不満があったらその都度言ってくれ」
曜「え、いいの?」
智「おう、特に曜ちゃんは普段は自分の思ってることを口に出さないからな」
曜「うん、わかった!」
千歌「曜ちゃん今がチャンスだよ」ヒソヒソ
曜「うん、そうだね」ヒソヒソ
智「ん?どうした?」
千歌「私はちょっとお手洗いに行ってくるね」
智「お、おう」
そして俺と曜ちゃんだけに。
あっ、やばい…一気に緊張してきた…
しかし、今しかないか!
智・曜「曜ちゃん!(智くん!)あっ」
ここは悪いけど俺から言いたい
智「俺から先でいいか?」
曜「う、うん」
智「ありがとう」
よし、覚悟は決めた!
智「俺は曜ちゃんのことが好きだ!!」
曜「えっ…本当に?」
智「ずっと前から大好きだ!付き合ってください!」
曜「わ、私も智くんのことが好き、大好き!!」
智「ほ、本当か!?」
おおっしゃーーー!!!
曜「い、言っちゃった///」
智「うん、俺もだ///」
告白は成功したけど、今の気持ちは恥ずいなこれ…
曜「実はね、私もさっき告白しようとしたんだ。果南ちゃんや鞠莉ちゃんにさっきのことと告白について相談してたんだ」
智「えっ、そうなのか?」
あとでお礼を言わないとな。
曜「うん、でも智くんに先に言ってもらえて嬉しい///」
智「俺も先に言えてよかったよ。実は俺も梨子に相談してたんだ、曜ちゃんのことで」
曜「えっ、そうなの?」
智「うん、昨日も梨子に早く告白しなさいって言われてな。それで決心して今日告白したんだ。まさか同時になるとは思わなかったけどな」
曜「そ、そうだったんだ。私はてっきり2人とも好き同士なのかなって思ってたんだ。2人でお出かけしてるのも見たし。2人が付き合っているのかわからなかったから失敗してもいいから急いで告白しないとって」
智「マジか、でも違うからな。俺は曜ちゃんのことが一番好きだから!」
曜「わかってるよ///あ、あのさ恋人同士になったからさ」
智「うん」
曜「これからはよ、呼び捨てで呼んでよ///」
智「お、おう。わかった」
今まで曜ちゃんだったからな、少し緊張する
智「これからもよろしく、曜!」
曜「う、うん///私もこれからは智って呼ぶね///」
智「おう、わかった///」
めっちゃ恥ずいな今
千歌「終わった?」
智「ち、千歌!?いつからそこに?」
千歌「ずっといたよ、よかったね曜ちゃん!」
曜「うん、ありがとう千歌ちゃん!」
智「千歌も知ってたのか」
千歌「うん!って言っても昨日だけどね」
智「千歌、そのごめんな。幼馴染がこうなるとやりにくいだろ?」
千歌「ううん、大丈夫だよ!」
曜「デートの時も千歌ちゃんも一緒に遊ぶからね」
智「なるほどな。まあ、結局いつも通りってことか」
曜「そういうこと!」
俺からするとその方が助かるからありがたいな。
後で色々とみんなにお礼の連絡しないとな。
曜「智、大好きだよ♡」
智「俺もだ」
今の俺はすごく幸せだ。
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