一人の男と彼女たちのいろいろな日常   作:一般学生

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第16話

あれから、ラブライブ!の予選が終わった。

ライブ自体はミュージカルも取り入れ、それ以外にも色々と演出を組み入れた。

今の自分たちにできることはやったと思う。

そして今は本格的な夏休みに入っている。

もちろん、Aqoursの練習もあるが今は疲れや夏バテや熱中症のことも考え、休みの日も十分にとっている。

そして今俺は何をしているのかと言うと、本を読んでいる。

種類でいうとヤンデレものだ。最近はヤンデレものにハマっている。

自分がヤンデレ好きなのかもしれないが、この本のストーリーはヒロインがヤンデレであること以外は内容はラブコメなので実に面白い。

 

曜「智ー、遊びに来たよー」

 

おっと、曜が遊びに来たか。

迎えに行くか。そして俺は本を机の上に置く。

ちなみに千歌は疲れのせいか寝ている。こういう時くらいは睡眠を取らせないとな。

 

智「はいはい、来ましたよ」

 

曜「えへへ、今日は智の部屋に入って遊んでもいい?」

 

智「ああ、いいよ。飲み物持ってくるから先に部屋に入っといてくれ」

 

曜「ありがとう、智!千歌ちゃんは?」

 

智「疲れているから今は寝てるぞ」

 

曜「そうなんだ、じゃあ起こさないようにしないとね!」

 

智「そうだな」

 

そして俺は飲み物を取りに行く。

 

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〜曜side〜

 

智が来るまで部屋で待つことになった。

ん?机の上に本が置いてある。気になる…

まあ、私は智の彼女だし?智が何を見ているのか確認しないとね!

もし、この本がその、あっち系の本だったら処分するからね。

そして私は、本の中身を確認する。

 

曜「ヤンデレ?」

 

なんだろう?あっ、説明が書いてある。

……なるほど、智はこういうのが好きなのかな?

智って普段は読みかけの本でも本棚に入れてるよね。

これはもしかしたら、やって欲しいっていう意味でここに置いてあるのかも!

試してみる価値はあるね。

やってみよう!

 

〜曜side end〜

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飲み物を入れた俺は、自分の部屋に向かう。

 

智「持ってきたぞ」

 

曜「うん、ありがとう♡」

 

ん?なんだ、様子がおかしい…

 

智「それで、ここで何をする?ゲームでもするか?」

 

曜「私は智さえいれば、なんでも楽しいからいいよ!」

 

めっちゃ嬉しいことを言ってくれるな。

ピロン

おっと、誰かからメールだ。

 

善子『新しいゲームを買ったんだけど、智も一緒にしない?』

 

なるほど、それは俺も気になるな。

『わかった』とメールを送る。

 

曜「智」

 

智「ん?どうし…!?」

 

待て、なんだ?さっきから曜がおかしい気がするんだけど!?

普段そんなに怖い顔しないよね?

曜はAqoursのなかでは一番天使でかわいいはずだ!

 

曜「私がいるのに、なんで他の人とメールのやり取りをしているのかな?」

 

へっ?曜にこのことで怒られたことないんだけど…

 

曜「次やったら…許さないから」

 

智「…わかった」

 

やばい、明らかに曜の様子がおかしい上に俺の命が危ない気がした。

ピロン

おい、こんな時に俺にメールする人は誰だ!?

 

智「あ、あのさ、ケータイをマナーモードにしていいかな?」

 

曜「…わかった」

 

よし、なんとかいけた!

ってまた善子からか。既読ついたけど、すまん今は返信できないんだ…

そしてケータイをマナーモードにする。

 

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〜善子side〜

 

ふんふふ〜ん、私の手元に最新のゲームが来たわ!

このゲームはソロでもできるけど、友達と一緒にするのが一番なゲームなのよね〜

一昔前ならこういうゲームは買う気にはなれなかったのだけど、今は智がいるからね。

よし、早速智にゲームのこと伝えようっと!

 

善子『新しいゲームを買ったんだけど、智も一緒にしない?』

 

こんな感じで誘おうかしら。

 

智『わかった』

 

よし、さすが智ね!すぐ賛同してくれるわね!

 

善子『じゃあ、次いつ遊べる?』

 

おっ、既読ついた。

既読ついた時の智は、すぐ返してくれるのよね。

 

〜数分後〜

 

あれ?全然返信来ないんだけど?

どういうこと?私が確認していないだけ?

そしてもう一回ケータイを見て確認する。

やっぱり返信してない…

ま、まあ智は今忙しいだけよね?智の性格からして既読スルーはありえないし。

返信してきた時は、少しお説教をしないといけないわね。

フフ、この堕天使ヨハネを怒らせるとどうなるか思い知るがいいわ!

 

〜善子side end〜

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

智「あ、そうそうこの前のライブ良かったな」

 

曜「ほんとに!?ありがとう!」

 

あれ?いつも通りか?

 

智「曜がめっちゃかわいかった!」

 

曜「あ、ありがとう///」

 

なんだ、さっきまでのは気のせいか、ホッ

 

智「それに千歌が急に走り出したのもびっくりしたよなぁ」

 

曜「…ねぇ、なんで千歌ちゃんが出てくるの?」

 

しまった!?これもダメだったか!?

目のハイライトが仕事してねぇ!

 

曜「私だけを見てたんじゃなかったの?」

 

智「いや、さすがにそれは無理があると言いますか…」

 

曜「私はこれだけ智のこと好きなのに、智は浮気するんだ」

 

智「う、浮気って…ごめんなさい、俺にできることだったらなんでもするから許してください!」

 

曜「…ごめんごめん、少しやりすぎたかな?」

 

智「えっ?」

 

曜「私は智が浮気みたいなことする人なんて思ってないからね」

 

智「よ、よかった〜」

 

曜「まあ、私と話している時に他の人とメールをするのはできるだけやめて欲しいかな?」

 

智「それは、ごめん」

 

曜「わかればよろしい」フフッ

 

智「それにしても何で急に曜はあんなことになったんだ?」

 

曜「えっ、智はああいうのが好きなんじゃなかったの?てっきりそこに本を置いてあるのは私にやって欲しいっていうメッセージだと思ったよ」

 

智「ああ、これを読んだからなのか…」

 

曜「ヤンデレって難しいね」

 

智「まあ、曜はそもそもそんな性格じゃないしな」

 

そういえば俺は、いつも本は本棚に入れてたな。

曜とか千歌はそのこと知ってるから今回のは勘違いしても仕方ないか。

 

智「確かにこういう趣味はあるけどな、事前に言って欲しい…心臓に悪いから」

 

曜「ごめんごめん、でもさっきの『なんでもするから』って言ったことは取り消さないよ」

 

智「うっ、マジか」

 

何をお願いされるんだ?

 

曜「これからも智は私とずっといること!これが私が智にして欲しいことだよ♡」

 

智「!?全く、曜にはかなわないな」

 

曜「えっへへ、智のこと大好きだから♡」

 

智「俺も曜のこと大好きだぜ!」

 

あっ、そういえば

 

智「ケータイのメール確認してもいい?」

 

曜「えっ?うん、いいよ」

 

そしてメールを確認する。

 

智「ま、まずいぞ曜」

 

曜「えっ、あっ…」

 

そこには善子からの大量のメールが。

既読スルーをしてしまったせいで、大変なことになっている。

終いには泣いているスタンプまで。

とりあえず、謝罪も含めた返信をする。

 

智「これは、明日会って謝らないとな」

 

曜「私も付き合うよ、私も悪いところあったし」

 

智「ありがとうな、曜」

 

こうして俺と曜は明日、善子に謝りに行くことにした。

 

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