一人の男と彼女たちのいろいろな日常   作:一般学生

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第19話

夏休みも終盤に差し掛かった。

俺はいつも通り本を読んでいた。

最近は花丸ちゃんから借りた本を読むことが増えた。

花丸ちゃんから借りる本は俺にとって面白いものが多いので借りるときはいつも楽しみにしている。

 

千歌「智く〜ん」

 

智「ん、どうした千歌?」

 

千歌「千歌の夏休みの宿題一緒にしよう!」

 

智「いやいや、Aqoursのみんなに助けを求めろよ。俺他校の生徒だし」

 

千歌「3年生には絶対そんなこと言えないよ…梨子ちゃんも厳しいし、1年生はこの内容習ってないし」

 

智「曜だと途中で宿題そっちのけになるしな」

 

千歌「うぐっ、そうだね…」

 

智「わかった、手伝うよ」

 

千歌「ほんと!?やったー!智くん大好き!」

 

千歌の頼みは基本断れないんだよな、断ると罪悪感が…

そして、千歌の宿題を手伝う。手伝うといってもわからないところは俺がヒントみたいなのをあげて千歌が考えて答えるような感じだ。千歌の学力もあげるためにもそこは考えてもらわないとな。甘やかしているだけでは後々千歌の将来が大変なことになるかもしれないし。

 

千歌「智くんって教えるの上手だよね」

 

智「そうか?」

 

千歌「うん、そのおかげで答えがすぐわかるよ」

 

智「それは千歌が授業内での先生が教えたことをしっかり聞いているからじゃないのか?」

 

千歌「えっ、そうなの?」

 

智「俺と同じ高校の友達にも勉強教えることあるけど、そいつは大体授業の内容を聞いてないから一から教えないといけないんだけど、千歌はちょっと教えたらだいたい答えわかるだろ?千歌の場合、難しい内容以外はおそらく教えてもらったことをその日のうちに復習すれば完璧に覚えられると思うぞ」

 

千歌「ほんと?智くんにそう言ってもらえて嬉しい//」

 

智「だから今度から家に帰ってからもその日習ったことをちゃんと復習するんだぞ」

 

千歌「その時は智くんも一緒にいてくれる?」

 

智「わかった」

 

千歌「やったー!ありがとう智くん!」

 

智「どういたしまして」

 

ー次の日ー

 

今日はAqoursの練習は休みだし寝ようかな。夏休みももうそろそろ終わりだし。特にやることもない時は、睡眠を取ることが一番だと思うからな。それにしても俺は曜と付き合い始めてからなんとなくだけど千歌と果南を避けるようになったな。やはり幼馴染同士がこういう関係になるとほかの幼馴染に遊びとか誘うことも躊躇うようになるんだよなぁ…そう考えると気まずくなってきたぞ…

 

曜「智!」

 

智「えっ、曜?」

 

いきなり自分の部屋に現れた彼女。

 

曜「今日は久しぶりに遊びに行こう!」

 

智「わかった」

 

曜「何か予定とかあった?」

 

智「いや、何もないから寝ようとしてただけだよ」

 

曜「なら大丈夫だね!」

 

智「よし、行くか」

 

曜「あと、千歌ちゃんと果南ちゃんも一緒だよ!」

 

智「久々の4人だな」

 

千歌「智くん、曜ちゃんもう行ける?」

 

智「ああ、待たせてごめん」

 

幼馴染の4人で出かける。さっきの考えは今は捨てよう。

 

千歌「久しぶりにバッティングセンターに行きたい!」

 

智「いいぞ」

 

バッティングセンターか、久々だな。

 

ーバッティングセンターー

 

智「はい、お金」チャリン

 

千歌「ありがとう!」

 

智「千歌は何kmがいいのだ?」

 

千歌「私はとりあえず130kmかな」

 

千歌は130kmの打席へ。

 

キィン キィン ブン

 

智「千歌、もう少しボールの上を叩く感じで振ってみて」

 

千歌「えっ?うん、わかった」

 

曜「今ので何かわかったの?」

 

千歌「とりゃ」カキィーーン

 

果南「おおっ、飛んだ」

 

智「千歌のスイングを見ると、振った時フライか空振りだったからな、おそらく千歌が思ってるより下に振ってると思ったんだ」

 

果南「なるほどね」

 

千歌「ふぅ、智くんアドバイスありがとう」

 

智「どういたしまして」

 

果南「次は私だね」

 

果南は120kmか。

 

ブン ブン ブン

 

曜「果南ちゃんってバットにボールが当たることあまりないよね」

 

千歌「そういえばそうだね」

 

智「でも、果南は当たったら….」

 

カキィーーン ゴン

 

智「ホームランになるよな」

 

持ち前のパワーにスイングスピードが速いからだな。

 

果南「なかなかボールにバットが当たらないね」

 

少しはミートを覚えて欲しい…

いつもフルスイングだからな…

 

曜「次は私だね」

 

智「曜は100kmにしないのか?」

 

曜「今回は120kmに挑戦するよ!」

 

カコッ キィン カコッ

 

曜「ボールは見えてるんだけどなぁ」

 

智「なら、フルスイングすればいいぞ」

 

曜「えっ、そう?」

 

シュ カキィーーーン

 

曜「やったー!」

 

果南「すごい、今日一番の飛距離だよ」

 

智「フルスイングすればスイングスピードは上がるからな」

 

それに曜にはバットコントロールがある。

バッティングセンターくらいならホームランを狙えるだろうな。

 

曜「ふぅ、終わったよ」

 

千歌「曜ちゃんおつかれ」

 

智「最後は俺か」

 

千歌「智くんならコレでしょ!!」150km指差し

 

智「いや、150kmとかボールは見えても反応できないから」

 

それでも俺は140kmの打席へ。

 

キィン カキィーン キィン

 

果南「あれだけ当ててたら150kmもいけそうだけど」

 

曜「たしかにね」

 

流石にホームランは無理か。

いや、フルスイングをすれば…

 

千歌「智くん、ボールの下を叩く感じにすればいいよ!」

 

智「お、おう、わかった」

 

シュ カキィーーーン ドン

 

智「おおー、いったいった千歌ありがとう」

 

千歌「えへへ、どういたしまして」

 

曜「さすが智だね!」

 

智「いや、みんなもホームラン打ってるからすごいよ」

 

果南「私はもう少しホームラン打ちたかったなぁ」

 

果南はフルスイング一本より、ボールをバットに当てるという考えを持ってくれ…

 

千歌「身体動かしたら、お腹空いたよ」

 

智「そうだな、昼にするか」

 

曜「賛成!」

 

そんなこんなでみんなと一日中遊んだ。

 

曜「ねぇ、智」

 

智「どうした曜?」

 

曜「何か悩んでるよね」

 

智「…気づいていたのか?」

 

千歌「私と果南ちゃんは気づいてたよ」

 

果南「最近は私たちを避けるようになってたよね」

 

智「俺と曜の関係が変わってから千歌と果南との距離を置くようにしてたんだ」

 

千歌「どうして?」

 

智「自分の中で幼馴染の関係が変わるって思うとな」

 

千歌「変わらないよ智くん」

 

果南「今日だって何か変わったことあった?」

 

智「いや、いつも通りみんなでワイワイしてたな」

 

曜「これだけ長い付き合いなのに、すぐに変わることなんてないよ」

 

千歌「だから大丈夫!」

 

智「…そうだな、ありがとうみんな」

 

曜「えっへへ、いつもの智だね!」

 

果南「そうだね」

 

心のモヤモヤしたものが晴れた感じがする。

曜、千歌、果南、ありがとうな。




追記 4/19

作者は野球が好きなので、今回は野球の話を取り入れました。
しかし、みんな普通に120~130kmを選んでますね(汗
千歌ちゃんはソフトボールが得意だからで通せるけど、ほかの2人は…
まあ、なんとかなりますか!(思考停止)

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