一人の男と彼女たちのいろいろな日常   作:一般学生

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第20話

今日は夏休みの最終日だ。

俺は夏休み中もAqoursの練習のサポートをしている。

今年の夏休みはいつも以上に充実していたな。

そんな俺が夏休み最終日に何をしているのかっていうと…

 

智「○名様ですね。お席へどうぞ!」

 

バイトである。それも普通の接客業ではなく…

カラン

 

智「おかえりなさいませ、お嬢様」ニコッ

 

俺は執事になっている。実は数カ月前からこのバイトをしています。

ここの店はできてそんなに経っていなかったのでバイト募集をしていた。

興味があったのでここでバイトをすることにした。

執事といっても格好とお客様をお嬢様として接すること以外はほかの店と変わらないけどな。

Aqoursのマネージャーになる前はバイトを週3くらいで入っていたのだが、

ここ最近はマネージャーの仕事などで忙しくてなかなかバイトに行けなかった。

店長にこのことで相談した時は、『いつでも暇な時に来ていいからね』と言われた。

店長は本当にいい人だよなぁ。

今日は始業式前日で鞠莉やダイヤさんが忙しいのでAqoursの練習は休みだ。

なので久しぶりにここに来た。

それから…カラン

 

智「おかえりなさいませ、お嬢様」ニコッ

 

「あっ智くんだ!やっほー久しぶり!」

 

「智くん今日もカッコいいね!」

 

「明日から学校なのが受け入れられないからここ(現実逃避)に来たよ…」

 

智「ここはそういうところじゃないからね、お嬢様方の席はあちらでよろしいですか?」

 

「うん!いいよ」

 

この店は俺が通ってる高校のクラスメイト(女子)たちがよく来る。

バイト仲間(男子)もクラスメイトや先輩後輩がほとんどだ。

だから、融通が利くのかもな。

 

智「ごめん、あそこのテーブルは任せた」

 

「おう、俺に任せな」

 

バイト仲間もいい人たちなので助かってる。

さて、元気に仕事を頑張るか!

 

店長「智くん、ちょっといいかな?」

 

店長から呼ばれる。

 

智「はい、何かありましたか?」

 

店長「はい、これ。」

 

智「あっ、これは」

 

店長「前につけてた仮面、久しぶりにつけてみたら?」

 

この仮面は、俺が気分でつけてた物だ。

執事のキャラ作りでこういうキャラがいてもいいじゃないかって思ってやり始めたんだよな。

 

「わかりました」

 

これをつけた状態で仕事をするのも普通になったよなぁ。

 

「智く〜ん、こっちに来て〜」

 

名指しかよ!

 

「はーい、お嬢様方少々お待ち下さい」

 

とりあえず、皿洗いを終えて手を拭き向かう。

 

智「お嬢様、ご注文はなんですか?」

 

「あっ、その仮面久しぶりだね!」

 

智「そうですね、久しぶりにつけてみました」

 

「それ付けてる時は、智くんってわからなかったな〜」

 

言うまで気づかなかったもんな。

 

「それでご注文は何になさいますか?」

 

「あっ、えっとね〜…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜梨子side〜

 

今日はAqoursの練習も休みなので、善子ちゃんと一緒にお出かけをしています。

 

善子「それでリリー、今日は何の用事なの?」

 

梨子「梨子よ。今日はね、この喫茶店に寄ってみたくて」

 

善子「なんで私なのよ?千歌や曜とかいたでしょ?」

 

梨子「だって、その2人にはこういう店には誘えないわ」

 

善子「(もうその地点で普通の店じゃないわね)それで私なのね…(なぜ私だったら誘えるのよ…)梨子が行きたいってことは、普通の喫茶店じゃないのは確定ね」

 

梨子「そんなこと…ないわよ」

 

善子「今の間は何?」

 

梨子「なんでもないわ、さ、行きましょ」

 

善子「はいはい(私も梨子が行きたい店がどういう感じなのか気になるし)」

 

ー数分後ー

 

梨子「ここね」

 

善子「へぇ、思ったより落ち着いた感じの店ね」

 

梨子「そうみたいね、じゃあ店の中に入るわよ」

 

カラン

 

智「おかえりなさいませ、お嬢様」ニコッ

 

善子(…もしかして、ここって)ジト目

 

梨子「そうよ、執事喫茶よ!」

 

善子「いや、急にテンション高すぎでしょ!?」

 

梨子「コホン、そ、そんなことないわ」

 

善子「……」

 

智「お嬢様方の席の案内をしますね」

 

梨子「あ、お願いします」

 

〜梨子side end〜

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

今、お嬢様方の席まで案内しているのだが…

まさか、この2人が来るとはな…

まあ2人の性格や趣味を考えたら来るか。

そして、恐らく俺のことは気づいてないな。

仮面付けてるだけで他は何もしていないのにな。

まあいいか。

 

智「ではご注文がお決まりになりましたら私たちに声をかけてください」

 

梨子「はい!」

 

うん、梨子のテンション高いな。

 

善子「…」

 

智「?お嬢様何かありましたか?」

 

善子「あっ、い、いえなんでも」

 

智「そうですか、では失礼いたしました」

 

とりあえず、俺に気づいているのか会話を聞いてみるか。

 

善子「ねぇ、リリー」

 

梨子「私は梨子よ」

 

善子「そんなことより、あの執事!」

 

梨子「ええ、あの執事さんカッコいい!」

 

やっぱ気づいてないな…

てか、カッコいいって、見たことある顔だろ…

 

梨子「ここに来て良かったわ!」

 

善子「それにしてもリリーが来たくなる理由もわかる気がするわ」

 

梨子「あの執事さんの素顔を見てみたいわね」

 

いや、素顔を見せても俺ですって…

 

「料理できたから、運んでくれる?」

 

智「あっ、はい、わかりました」

 

梨子たちの元へ

 

智「お嬢様方、お待たせしました」

 

梨子「は、はい///」

 

善子「お、美味しそう」

 

智「ゆっくりと召し上がってくださいね、お嬢様」ニコッ

 

梨子・善子「///」

 

なぜかわからないが顔赤いな2人とも。

とりあえず、戻るか。

 

店長「あっ、智くんそろそろ休憩していいよ」

 

智「わかりました」

 

ー休憩中ー

 

プルプル

おっと誰からか電話だ。

 

智「はい」

 

曜『あっ、智?」

 

智「おう、どうした?」

 

曜『いや、今日はいけるかなって』

 

智「あー、今日は無理だな」

 

曜『夜も無理?』

 

智「夜ならいけるけど、帰るとき危ないぞ」

 

曜『大丈夫!泊まるから!』

 

智「泊まるって、明日から学校だろ?」

 

曜『…ダメかな?』

 

智「…わかった、いいよ」

 

曜『ほんと!?やったー!智くん大好き!!』

 

曜の頼みは断れないな。

それに嬉しそうだからいいか。

 

ー休憩後ー

 

あれ?あの2人は帰ったか。

とりあえず、満足してたら嬉しいけど。

さて、お仕事を再開するか。

 

ーその頃ー

 

梨子「善子ちゃん、あの店最高だったわね!」

 

善子「えぇ、そうね。常連さんになりたいくらいよかったわ!」

 

梨子「あの執事さんにもう一度会いたかったな〜」

 

善子「また今度行けば会えるわよ」

 

梨子「そうね、その時はまた誘うわね」

 

善子「お願いするわ」

 




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