一人の男と彼女たちのいろいろな日常   作:一般学生

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今回も前半はゲームの中の話で後半は3人を中心に進みます。

12/15 一部修正


第34話

舞『教室にとうちゃ〜〜く!』

 

主人公『とりあえず席の確認するか』

 

舞『よかったよ、智くんとまた一緒のクラスで!』

 

主人公『俺もだよ。同じクラスに友達がいると安心するわ』

 

舞『む〜、智くんにとって私はただの友達なの?」

 

主人公『え?何かおかしなこと言ったか?」

 

舞『もういいもん!ふん!』

 

主人公『あー、ごめんごめん、許して』

 

舞『…頭撫でてくれたら許す』

 

主人公『おう、それでいいなら』

 

舞『えへへ〜』

 

そうそう席を確認しないと。

おっ、俺一番後ろの席だ。

 

舞『あっ、私あそこの席だ。じゃあまた後でね智くん』

 

主人公『おう』

 

そのあと、始業式を行った。

この体育館で全校生徒全員が集まると1学期が始まったな〜って思う。

そして始業式が終わった後、教室に戻る。

 

舞『寒かったねー』

 

主人公『そうだな。まだ4月だから仕方ない』

 

教室に戻って席に着いた後、担任が来る。

 

先生『はーい、今日から1年間私がこのクラスの担任をしまーす。みんなよろしく!」

 

『はーい、よろしくお願いします!』

 

先生『それから早速だけど、今日からこのクラスに転校生がやって来ます!てことで入ってください!』

 

ガララッ

 

やばっ!すげー美人だ!

マジか!初日からラッキー!

 

智「おっ来たな、転校生の子が。この子の紹介をよろしく」

 

梨子「えーと、この子は城ヶ崎麗奈。春から主人公の高校に転校する。城ヶ崎コーポレーションの令嬢で普段は御付きの人がいるが、主人公に出会ってからは主人公と共に行動をするため一人で行動をするようになる。席が近いこともあって主人公と話す機会が多い上に普段男の子と話す機会がなかったことで段々主人公のことを意識するようになる。両親は温厚で優しく基本的に麗奈のやりたいことをやらせるので主人公のことも快く受け入れている。チャームポイントは手入れされた長い金髪、綺麗な青眼、美脚に包まれた光沢な黒ストッキング、少し天然な所。身長は162cm、体重は50kg、スリーサイズは82・55・82」

 

智「うわー、令嬢でそういうキャラかー。強いな」

 

善子「なんかもうすでにゴールが決まってる気がするのだけど」

 

梨子「私は舞ちゃん応援したいけど」

 

善子「舞ちゃんは完全に負けフラグが建ってる気がする…」

 

梨子「えぇ!?ダメよ智くんそんなことしたら!」

 

智「まだどっちにするか決めてないよ!?てか、普通は境遇的なことを考えたら梨子は麗奈の方を応援するだろ?」

 

梨子「そんなことないわ!私は私が好きな子を推すのよ!」

 

智「えー」

 

善子「これって智も状況だけならこういうのあったよね?」

 

智「え?」

 

善子「曜と梨子よ」

 

智「あー、えっ、そんなことないけどもし梨子を選んでたらやばいだろ」

 

梨子「ていうか、それだと多分智くん千歌ちゃんに監禁されてたと思うわ」

 

智「は!?なんで!?」

 

梨子「智くんが告白する前日かな?2人で電話で話してたんだけど、千歌ちゃんと恋愛トークしてる時に私が智くんがもし曜ちゃんと曜ちゃん以外の子がいたとして告白する時に後者を選んだらどうするの?って聞いたのよ。あの時は智くんと曜ちゃんが両想いってことわかってて千歌ちゃんは智くんのこと好きかどうかを聞いてみたくてさりげなく質問したのよ」

 

智「それで答えは?」

 

梨子「もし智くんが万が一にも曜ちゃん以外の子を選ぶことはないよ!もし選んだら私は智くんを監禁する!」

 

智「怖っ!?恐ろしいな千歌のやつ…」

 

梨子「それで千歌ちゃんは好きじゃないの?って聞いたら、私の好きは家族の意味での好きだからね。でも、もし曜ちゃんを悲しませるようなことになったら私が許さないから!って言ってたわ」

 

智「いやいや、怖すぎるだろ…」

 

梨子「それを聞いてからそれだけ幼馴染のことをこんなに思ってくれるんだって思うと幼馴染って尊いわって思ったのよ」

 

智「え?そうなの?」

 

梨子が変なスイッチに入ってません…

 

梨子「だから私は幼馴染を推すのよ!」

 

智「あーはい、とりあえず梨子の気持ちはわかったよ」

 

善子「私はどっちでもいいわね」

 

智「俺も、これから進めて決めるよ」

 

梨子「智くんはどっち選んでもいいけど、絶対舞ちゃんルートは見るわ!だから頑張って!」

 

智「おう、任せろ。俺も両方のルート見たいし」

 

善子「そういえば智、このゲームには妹キャラっていないわね」

 

智「あれ?そうなの?」

 

善子「うん、ちなみにメインヒロインは今出てる2人だって」

 

智「なるほど、なんで妹キャラのことが気になるんだ?」

 

善子「だって私が智のアレなわけだし、参考にしようかなって」

 

梨子「アレ?」

 

智「あー、梨子には申し訳ないんだけどこのことについては触れないでくれないか?」

 

梨子「え?うん、わかった」

 

智「今回はいないから仕方ないな」

 

善子「残念ね…」

 

梨子「智くんは1年生の中なら誰を妹にしたい?」

 

智「どうしたんだ急に?」

 

梨子「気になっただけよ」

 

智「うーん、善子ちゃんだな」

 

善子「ありがとう」

 

梨子「へー、意外ね。てっきりルビィちゃんか花丸ちゃんかと思ったわ」

 

智「うーん、ルビィちゃんはダイヤさんの妹だし花丸ちゃんはどっちかっていうと後輩って感じだからな」

 

梨子「あー確かに言ってることはわかるわね」

 

智「それに善子ちゃんは普段は堕天使だけど、素の善子ちゃんもかわいいからね」

 

善子「かわいい///」

 

智「だから妹にするなら俺は善子ちゃんかな」

 

梨子「ふふっ、曜ちゃんが聞いたら嫉妬しそうね」

 

智「いや、このことに関しては曜なら既に知ってるぞ」

 

梨子「そうなの?」

 

智「曜がよく善子ちゃんと一緒に帰りのバス乗って、それでバスの中で会話してる時の善子ちゃんかわいいんだよ!って俺に話してくるんだよ。それで俺も妹にしたいくらいかわいいよなって言ったら、曜がわかる!私も妹にしたい!って言ってたからな」

 

~~~~~

 

曜「はくちゅん!」

 

千歌「まただね」

 

曜「智が私のことで何か話してるのかな?」

 

千歌「多分そうだと思うよ、曜ちゃんかわいい〜って話してるんじゃない?」

 

曜「もう面と向かって言ってよ智///」

 

千歌「曜ちゃん、今の言ったのは千歌だからね」

 

曜「もう、照れなくてもいいのに〜///」

 

千歌「はぁ…だめだこりゃ」

 

~~~~~

 

善子「そんな会話してたの!?やめてよね!恥ずかしいんだから//」

 

梨子「確かに善子ちゃんかわいいよね。私もこの前善子ちゃんが落としたキーホルダーを取ってあげたら少し恥ずかしい顔でありがとう///って言ってたときの顔がかわいかったわ」

 

智「それならもっと善子ちゃんのかわいい話があるぞ」

 

善子「もうお願いだからやめてーー///」

 

梨子「いつもの堕天使の面影が完全にないわね」

 

善子「誰のせいだと思ってるのよーー!!」




*このギャルゲーの物語は本編には関係ないのであまり深くやりません。

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