野生中との試合の翌日、放課後いつも通り部室に行くと先客がいた。先客とは雷門さんだった。雷門さんがいた事もかなりの驚きだったがそのあとの発言で更に驚きが増す。
「私、今日からサッカー部のマネージャーをします。」
そう言い残すと雷門さんは直ぐに部室を出ていった。
「なんだったんだ?」
「さぁ?」
「みんな今日も河川敷で練習だ!」
守の合図でみんなは荷物を纏めて河川敷に向かい練習をする。練習を始めてからしばらくすると練習を見に来た人がかなりの人数集まっていた。
「とうとう俺たちにも出来たのかもな」
風丸君が僕に言う
「何が?」
「俺達のファンだよ」
「ファンでやんすか!」
「やったっす!」
風丸君の一言を何人か聞いていたようでテンションが上がっている、そうしているうちにグラウンドに雷門さんが来た。
「あなた達、練習を中止にしなさい!もしくはここで必殺技を使うのは禁止です」
「へ?何で?必殺技なしでどうやってフットボールフロンティアを勝ち抜くんだよ!」
「守、あのギャラリーみて気づかないの?」
「華音あのギャラリーって俺達のファンじゃないのか?」
「違うあれは他校の偵察だよ。僕達の必殺技や身体能力の情報を取りに来たんだよ」
「「ええ!」」
「園城寺君の言う通りよ、無名の弱小校が帝国に引き分け、それから連勝し続けてるんですもの。当然おこり得る事態だわ」
「じゃあ誰にも見られない場所で特訓すればいいんだ!」
「そんな所どこにあるの?学校でも多分偵察はくるよ」
「そこは大丈夫よ、学校には入れさせないように徹底するわ」
「それにだ円堂サッカーは必殺技だけじゃないだろ」
「そうだな、豪炎寺の言う通りだ!みんな必殺技以外の特訓をするぞ!」
「「おぉ!」」
それから数日間、河川敷での練習は必殺技を使うことが出来なかったし学校ではラグビー部がグラウンドを独占してグラウンドを使うことができなかった。
「今日も必殺技の練習は無理そうだな」
「でも基本をみっちりやることは悪いことじゃないよ」
「そうだな」
風丸君と会話していると
「おい!なんか変なの来たぞ!」
土門君が大きな声を出して河川敷の上を指さす、そこには2台のトラックが来ていた、トラックには大きなレーダーが着いていた。
「テレビ局でやんすか?」
「いやあれは御影専農中だ」
トラックから2人がおりこちらに向かってきた
「あれは御影専農のキャプテン杉森とエースストライカーの下鶴です」
音無さんが新聞部のデータベースから2人の正体を教えてくれた。
「なんだよ!いくらなんでも練習中に入らないでくれよ!」
「何故、必殺技を隠す」
「データを取らせないようにするためだよ」
「無駄だ、お前達の能力は既にインプットされている。」
「ならここに来る意味はないんじゃない?お帰りはあちらです」
僕は河川敷から出ていくように促す
「だが園城寺、円堂お前達の謎のオーラの解析がすんでいない」
「そう、でも取らせるわけないよね」
「まぁそれを入れても君達の評価はC-が精々だ」
「お前ら!勝負はやって見なきゃ分からないだろ!」
「勝負?これは害虫駆除だ」
下鶴の言葉に守がキレる。守が下鶴のシュートを受けて杉森が誰かのシュートを受けることになった。
「円堂!絶対に止めてくれよ!」
「キャプテン!ファイトー!」
「おう!まかせとけ」
「いくぞ!ローズストライク!」
下鶴は僕の技を撃った
「何!熱血パンチ!」
熱血パンチが下鶴のローズストライクを弾く
「よし止めた!華音のローズストライクの方が強いぞ!」
「調子にのるなよ害虫が。」
「ローズストライクだよな今の」
「そんな・・・」
「どうしてあいつが」
「こちらのデータをインプットされているとは言っていましたがまさかコピーとは」
守がシュートを止めたがみんなは相手が僕の技を使ったことにかなり驚いていた。そして流れ的に僕が蹴ることになった
「決めろ!園城寺!」
「ローズストライクはお前の技だ!」
「コピーは本物には勝てないってことを教えてやるっす」
「頼むぞー」
みんなには悪いけどここで本気で撃つ訳にはいかないかな、多分他の部員がデータをとってるかもしれない。なら半分以下の力で撃つ
「ローズストライク!」
「シュートポケット!」
僕のシュートは杉森の技に完璧にとめられた、まぁ半分以下ならこのくらいか、勝負は引き分けという結果で終わり御影専農は帰っていった。
「まさか本物が止められるなんて」
守と豪炎寺君がこちらに来る
「華音、あれ本気で蹴ったのか?」
「やっぱり気づいた?」
「やっぱりか」
「もしかしたらあっちがデータをとってるかもしれないと思ったからね、かなり手を抜いたんだ」
「じゃあもしかして俺ってあいつらにのせられてたのか?」
「そうだよ守。でも彼は本気で言っているとも思えるけど」
そこに雷門さんがくる
「みんな揃っているわね、みんな着いてきてちょうだい」
僕達は雷門中のあかずの扉と言われている所に連れていかれた。
「夏美ここは?」
「ここはイナビカリ修練所、40年前伝説のイナズマイレブンが特訓に使っていた施設よ、ここでなら必殺技の特訓もできるわ」
「本当か!ありがとう夏美!」
そうしてイナビカリ修練所で特訓をはじめたがそれはかなりきつい特訓だった。特訓が終わる頃にはみんなボロボロになっていた。
「大変!」
「救急箱持ってきます」
木野さんと音無さんが手当してくれる
「死ぬかと思ったでやんす」
「イナズマイレブンってこんな特訓してたのか」
「こんな練習がなんの役に立つってんだよ」
「よーし、これから1週間ここで特訓だ!」
「「おっおぉ」」