響木さんが新しい監督になってから2日猛特訓をし地区大会決勝当日、雷門イレブンは電車で帝国学園に移動していた。
「いよいよ地区大会決勝だ!またあの帝国と戦えるんだ!みんな特訓の成果見せてやろうぜ!」
「「おぉ!」」
「みんな張り切ってる決勝だもんね、私も頑張らなきゃ」
「雷々軒のオヤジさん、じゃなかった響木監督!」
「俺からは1つの全てを出し切るんだ、後悔しない為に」
「「はい!」」
「あれ?夏美さんは?」
「電車は嫌いなんですって」
外を見ると電車と並行して道路を走るハイヤーが見えた
(僕はこの試合でみんなと出来るのは最後、絶対に勝つんだ)
「おい華音!どうしたんだ?そんなに怖い顔して」
「いや緊張してさ、それに僕は」
「・・・そうだったな。なら尚更楽しんでいこうぜ!」
「そうだね守」
「あーあれなんすか」
「まるで要塞だ」
「あれが帝国学園です、そして中央にあるのは決勝の舞台、帝国スタジアムです」
そして僕達は最寄りの駅に降りて帝国学園の前まで行く。
「こんな所でやれるんだ、燃えてきたぜ!」
守が叫ぶ
そして帝国学園の中に入り、控え室に向かう
「気をつけろバスに細工してきた奴らだ。落とし穴があるかもしれない!壁が迫ってくるかもしれない!」
「監督が選手をからかうなんて」
「多分監督なりの緊張を解す方法なんだよ」
僕は辺りを見渡していると音無さんの雰囲気がいつもとかなり違っていた。そして控え室の前に着く
「ここか、開けるぞ」
すると中から鬼道君が控え室から出てくる
「鬼道!」
「お兄ちゃん」
「無事に着いたみたいだな」
「なんだとまるで事故にでもあったみたいな言い方じゃねぇか!まさかここになにか仕掛けたんじゃ」
「安心しろ、何も無い」
「待て!ここで何をやっていたのか白状しろ」
「鬼道、試合楽しみにしてるからな」
僕は控え室に入りユニホームに着替える
「あれ?守、音無さんは?」
「ん?ほんとだ。どこ行ったんだ」
「僕、探してくるよ」
「あぁ」
僕は控え室をでて音無さんを探す、しばらく探していると音無さんの声がスタジアムから聞こえた。
「何を企んでいるの!信じないからキャプテンは騙せても私はだまされないから!あなたは変わってしまった」
「変わったか」
鬼道君はそのまま反対の通路を使いどこかへ行く、そして音無さんもこちらに戻ってきた。
「あっ園城寺先輩」
「ごめんね、心配で探しに来たら声が聞こえてさ、ここに来てから音無さんの様子がいつもと違ったから」
「そうですか・・・」
「でも驚いたよ、音無さんと鬼道君が兄妹だったなんて」
「でもあの人は昔のお兄ちゃんじゃない、あの人は変わってしまった、あの人にとって私は邪魔なんです」
「そうかな」
「えっ?」
「音無さん達にはたぶん凄い事情があるんだろうけど鬼道君は音無さんのことを邪魔だんて思ってないんじゃないかな」
「なんでそんな事が言えるんですか!適当なこと言わなきでください!」
「まぁ確かに根拠はないけど僕もさお兄ちゃんだから、妹を忘れたり邪魔だと思ってる兄なんていないよ。」
「それは園城寺さんがいいお兄ちゃんだからですよ・・・」
僕はそう言い残し控え室に戻る、その途中で守が帝国監督と話しているのを見た、そして会話を盗み聞きした。そのまま控え室に戻り守を待った
「あっ華音、音無は見つかったのか?」
「見つかったよ、少ししたら戻ってくるって」
「じゃあみんな!アップしに行くぞ!」
「おぉ!」
そしてアップをはじめたが守は全く集中していないように見えた、守は顔を洗ってくるといいグラウンドを出る、僕はそれをおった
「はいタオル」
「あっサンキューな華音」
「あれ?園城寺君も来てたんだ」
「守、帝国の監督が言っていたことを気にしてるのか」
「帝国の監督が言っていたことって?」
「華音聞きてたのか」
「ごめんね」
「それで帝国の監督がどうしたの?サッカーなら1人で支えきれないなら2人で支えるものでしょ」
「そうだな」
守は木野さんに事情を説明して廊下に出る、また音無さんが鬼道君と会話をしていた。
「悲しいね、鬼道君は音無さんを引き取る為に頑張ってるのに、それが音無さんに伝わっていないなんて」
そしてグラウンドに戻る途中鬼瓦さんと響木監督が会話しているのを見て守が走り出した。
「わかった!鬼道が探していたものあの刑事さんと同じここに仕掛けられた罠だったんだ!」
「罠?」
守と木野さんを追いかけて罠を探す
「ここまでお客さんが多いと」
「でもどうして音無さんを引き取りたいなら放って置けばいいのに」
「鬼道君のプレイ凄いでしょ、卑怯なことををして引き取りたくないんじゃないかな」
「あぁ正々堂々勝って自分の力でやりたいんだ、その為に死ぬほど頑張ってる、だからあいつのプレイは凄いんだ」
「鬼道君のことよく分かってるのね、でも戦える?正々堂々と戦って雷門中が勝ったら鬼道君と音無さんは」
「それでもだ、気持ちには気持ちで応えなきゃそれが相手への本当の礼儀、俺も正々堂々本気で戦う」
僕達はそのままグラウンドに戻りアップを再開した、そこで宍戸君が壁山君をからかいボールを天井にぶつけるとボルトが振ってきた、そんな事があったが入場する為に1度グラウンドを出る。そして帝国の選手と雷門の選手が入場をし握手していく、最後に鬼道君が守に何か言っていた。そして守に鬼道君が言っていたことを伝えられる
「えっ?」
「何言ってるんだ!」
「わかった、守を信じるよ」
「あぁ」
「染岡君もいい?」
「しかたねぇ」
試合が始まるのと同時に僕達全員がグラウンドのセンターラインから一気に下がる、それと同時に天井から鉄骨が降り注ぐ
「なっ」
「ここまでやるのか」
だが鬼道君のおかげで僕達は全員無事だった、そして帝国の選手が帝国の監督の元に向かいそれに僕達も続いた、そこで影山の悪事の証拠が出てきて影山は警察に行った
「総帥がこんなことをしたんです、俺たちに試合をする資格はありません、俺達の負けです」
「円堂、どうする?」
「そんなの決まってんだろ!俺達はサッカーをしに来たんだ!」
「感謝する」