入学式が終わり放課後なった瞬間に僕と守は職員室に急いだ。
「失礼します」
「どうしましたか?園城寺君、円堂君」
冬海先生が要件を聞きに来る。
「サッカー部入部希望です!」
「同じく」
「困りましたねうちの学校にサッカー部はないんですよ」
「えっ」
「えーーー」
僕と守が驚いていたが守が無いなら作ると言い職員室からでていき僕もそれに続く。そして次の日の放課後に守が木野さんを連れてきた。その後また職員室に行くと冬海先生にサッカー部の部室となる小屋に案内された。
「まずは掃除だね」
「そうだな」
「頑張ろうね」
僕達3人はジャージに着替えて掃除をはじめた。かなり長い間物置として使われていた為かなり汚れていた。日が暮れる頃には小屋も綺麗になり守が部室の看板を見つけて小屋の外に掛けていた。
「よし雷門中サッカー部始動だ!」
3人でハイタッチをする日も暮れてしているので3人で下校をしたその帰り道他愛のない会話を楽しんでいると、変なカッコをした集団が突然目の前に現れた。
「誰だ?華音の知り合いか?」
「いや知らないよ木野さんは?」
「私もしらないわ」
集団の1人がこういう
「雷門中にサッカー部はできない、確実にな」
「何言ってんだ!決めつけるなよ」
「守、こいつらなんかおかしいぞ」
「サッカー部は作れる!ほんとにサッカーが好きなやつが集まれば!」
「サッカーが好きなやつなどいない」
「ここに好きなやつがいる」
「間もなく嫌いになる」
「なんだと!俺達はサッカーを嫌いになんてならない!!なぁ華音!」
「うん、絶対に嫌いになんかならない」
「そうか」
怪しい集団の1人が変なボールを取り出し足で押すと変な声が聞こえ僕達は光に包まれた、その最中でなにか会話が聞こえた。
光に包まれた先で僕達3人が目にしたのはフットボールフロンティアスタジアムに立っていた。
「ここは?」
「フットボールフロンティアスタジアム・・・なんでこんな所に」
「お前達からサッカーを奪うにはちょうどいい場所だ」
僕達の後ろから怪しい集団があらわれる
「これからはお前達には我々とサッカーをしてもらう。」
「受けてたつ!やってやろうぜ華音!」
「うん」
僕達がフィールドに入ろうとした時そこに2人の少年が走ってくる。
「待ってください。」
「円堂監督、園城寺選手!!じゃなかった、円堂さん園城寺さん」
「えっとお前ら」
「それにどうして僕達の事を」
「あっ俺、松風天馬って言います!色々説明が難しいんですけどあいつらはサッカーを消そうとしてて、俺は大好きなサッカーを守るためにここに来たんです、俺達も試合に入れてください」
松風君の言うことがいまいちよく分からなかったけど僕と守の答えは決まっていた
「分かった、」
「よろしくね」
「ありがとうございます」
「じゃあ待たせたね、やろうかサッカー」
「・・・情報を取得。奴らは我々のインタラプト修正を取り消そうと時間移動しているようだ。問題無い。円堂守に園城寺華音、松風天馬。三人同時にサッカーを奪えば良い」
怪しい集団の赤髪がなにかぶつぶつ言っていた。
「あっでもこっちは人数が」
「それは大丈夫です。」
するとフェイ君がデブリという存在を出してくれた為人数は揃った。そしてこれから試合が始まろうとしていた。