地区予選決勝、イタリア代表の相手はギリシャ代表だった。
「みんなこの試合に勝ってFFI本戦に行くぞ」
「「おぉ!」」
「カノン、今回は最初からいってもらうダンテと交代だ」
「わかりました」
「カノン、任せたぜ」
「うん」
僕達はポジションに着いていく
FW アンジェロ フィディオ カノン ラファエレ
MF ジャンルカ
DF ベント オットリ ジョジョ ガッツ マルコ
GK ブラージ
ギリシャボールから試合が開始される、相手の選手からボールをラファエレがカットし上がっていく。
「フィディオ!」
ラファエレからフィディオにパスがまわる
「オーディンソード!」
「バーニングキャッチ!」
オーディンソードは相手のキーパーごとゴールに入る。
ギリシャ代表ボールからリスタートし、ギリシャ代表は細かいパス回しで上がってくる。
「バーバリアンの盾」
オットリがボールを必殺技でカットし、ジャンルカにパスをまわす、相手に行く手を阻まれるが必殺技で交わす
「エコーボール!カノン」
「ナイスパス」
カノンがボールを受け取るとディフェンスが2人がかりで当たってくる
「そんなディフェンスじゃ僕は止められない!ローズガーデン!」
カノンの周りに様々な薔薇の咲く花園があらわれるが相手選手の足元から荊棘が襲いかかり縛り付ける、縛られている間にカノンは突破する
「真ローズストライク!」
「バーニングキャッチ!」
バーニングキャッチとぶつかりあった瞬間に炎は弾け飛びローズストライクにキーパーは吹き飛ばされポストにぶつかる
「ナイスシュートカノン!」
「ありがとう、ジャンルカ君のパスがあったからだよ」
そこからオルフェウスの猛攻が続きさらに1点を決めて前半がおわった。
「流石の活躍だなカノン」
「ありがとうございます、監督」
「それにみんなもいい動きが出来てるぞ、後半もその調子だ」
「「おぉ!」」
そして後半が始まるが前半と同様オルフェウスが攻め続けていた。
「カノン!」
「行くよアンジェロさん!」
「「ストライクアロー!」」
カノンの前にアンジェロが直線上になるように走りそこにローズストライクを撃ち込み合わせるようにボールを飛び蹴りをする。
「ギカントウォール!」
ギカントウォールでシュートを上から押さえつけるがパワー負けし吹き飛ばされる。これで4-0となる
「お前らいつの間にあんな技を」
「実はこっそり練習してたんだ」
「この調子で行くぞ!」
そうしてこのままオルフェウスが攻め続ける形で決勝がおわった。結果は4-0の圧勝で終わる。試合が終わりオルフェウスのグラウンドまで戻ると監督ら賞賛の声をもらい、解散となったがグラウンドには全員残っていた。
「俺達はとうとう本戦に行くのか」
「あぁあの人が帰ってくるまで俺達は負ける訳には行かない」
「あの人って?」
「あぁカノンは知らないのか」
「そう言えばカノンが来たのはあの人が離脱したあとだったな」
「あの人って言うのはオルフェウスのキャプテンで君と同じ日本人だ」
「へぇー」
「それにしてもカノンがここまでやるとは最初は思ってなかった」
ラファエレが言う
「確かにな最初は練習にも着いてこれてなかったからな」
ブラージが続く
「まぁ負けたくなかったからね、努力は欠かさなかったよ」
「でも今じゃ異名を貰うくらいまでに有名になったよね」
「あぁ!薔薇の皇帝」
「やめて、皇帝だなんて僕には似合わないよ」
「そうかな?僕は似合ってると思うけど」
「アンジェロさんまで・・・」
「みんな今日はその辺にしよう、明日からまた練習だ」
「「おぉ!」」
そしてその1週間後イタリア代表のオルフェウスはライオコット島に出発した。