ユニコーンとの試合が終わってイタリアエリアの宿舎に戻ってもパオロ監督が帰ってくることは無く1日が過ぎ、次のイギリス戦に向けて練習をしていた。しばらく練習をしているとグラウンドの前に1台の車がとまる
「監督かな?」
車から降りてきたのは細身の金髪の男性だった
「違うな・・・監督どこに行ったんだ」
「おいあいつグラウンドに入ってきたぞ」
「えっ!」
「誰だろう」
「誰か何か聞いてるか」
「!」
「カノンどうかしたのか」
「いやなんでもない」
(どうしてあの男がここに)
金髪の男性は監督が座るベンチに腰をおろしあしをくむ
「どなたか知りませんがそこは監督の席です、今すぐどいてください、そこに座ることが出来るのは世界でたった1人!イタリア代表チームオルフェウスの監督だけです!」
「私は本日より就任したイタリア代表の新しい監督だ」
「新監督・・・」
「嘘だ監督は俺達に辞めるだなんて一言も言ってなかった」
金髪の男性は1枚の書類を見せる
「それはイタリアサッカー協会からの正式な辞令!ってことはほんとに」
「ミスターKそれが私の名だ、」
「ミスターK」
「さっそくだが新しい監督してお前達に伝えることがある・・・お前達はクビだ」
「「えっ!」」
「バカな」
「そして彼等が新しいイタリア代表チームKだ」
「チームK」
「これから我々は練習をはじめる、お前達はグラウンドから出ていけ」
「はいそうですかって納得いくわけねぇだろ!」
「彼等が俺達よりも実力があるとは思えません」
「誰が代表メンバーになるかは監督の私が決めることだ」
「俺達より彼等の方が優れているとでも言うのですか!」
「ではチャンスをやろう」
「チャンス?」
「チームKとお前達で代表決定戦を行い勝利したチームを代表とする、試合開始は明日の午後このグラウンドで」
「わかりました」
「それまではチームKがこのグラウンドで練習を行う、お前達は出ていけ」
オルフェウスのメンバーはグラウンドから追い出される
「とにかく練習できる場所を探そう、俺達は負ける訳にはいかないんだ」
「キャプテンはいつになったら帰ってくるんだ」
「・・・あの人のことだチームが彼を本当に必要とした時帰ってくるはずさ」
3組に別れて練習できる場所を探していた、噴水で少し休んでいるとフィディオが走ってくる
「みんな練習出来そうな場所が見つかった、」
「本当か」
「あまり広くないけど贅沢言っていられないからね」
「あぁならまだ練習場所を探してる他の連中と合流してそこに向かおうぜ」
ブラージが歩いていくとすぐ近くにあった木が突然倒れブラージをしたじきにする
「ブラージ!」
「ぐぅ」
すぐに救急車を呼んで病院におくった
「骨は折れてないみたいだったね」
「あぁ、でも代表決定戦に正ゴールキーパーがいないのは辛いな」
「大変だ!」
アンジェロが別の方向から走ってこちらにやってくる
「どうしたアンジェロ」
「それがラファエレとジャンルカとジョルジョが怪我を・・・それだけじゃない船と船が激突してダニエレ達5人まで怪我を」
「そんなみんなは大丈夫なのか」
その後すぐに病院に向かい容態を聞くと軽いものらしいが明日の代表決定戦は無理そうだった
「どうする明日の代表決定戦、正ゴールキーパーも控えも怪我をした、それに残っているのは僕を含めて7人」
「とてもじゃないが試合にならない」
イタリアエリアを歩いているとフィディオの頭上から木材が落ちてくる、それを躱すが1本だけ間に合わなかった
「フィディオ!」
1本が当たりそうになった時ボールが飛んできて木材を弾き飛ばす
「君が蹴ってくれたんだねありがとう、素晴らしキックだった」
「ありがとう、流石は鬼道君だ」
「大丈夫かフィディオ!」
鬼道の後ろから守達がくる
「円堂守」
「守」
「カノン、彼も円堂と同じチームの?」
「うん、イナズマジャパンのミッドフィルダーだよ」
そして守達に事情を説明する
「えっ!8人も怪我したってのか!」
「同じチームのメンバーが続けて事故で怪我、偶然にしてはできすぎている、誰かが意図的にしくんでいるとしたら」
「それって」
「僕達オルフェウスを代表から落としてチームKを代表にする為だよ」
「代表監督がそんなことをするなんて信じられない」
「俺はそういう男を知っている」
「!」
「影山零治、昔俺たちの監督だった男だ」
鬼道達が影山のことをフィディオに説明していた
「・・・そんなことが影山零治恐ろしい男だね」
「そいつがイタリアエリアに居るなんて」
「まさか、そんな馬鹿な」
「考えすぎだ鬼道、ミスターKが影山だなんてあるはずがない」
「それはどうかな」
「・・・不動」
「少なくとも影山の事を知ってる園城寺がさっきから黙ったまんまだしよ、それでどうなんだ園城寺」
「不動君の言う通り、あの男はおそらく影山零治だ。最初は似ているだけかと思ったが今回の卑怯な手口で確信にかわったよ」
「なんだと!」
「どうしてそれを早く言わない!」
「ごめんね鬼道君、僕はミスターKが影山かよりも明日の代表決定戦の方が大事なんだ」
「・・・そうだよなカノン達は今いる7人で戦わないと行けないんだし、何かいい方法は」
「すまないこちらの都合だけで言ってしまった」
「あっ4人なら俺達が入ればいいんだ!」
「「え!」」
「大事なのはミスターKにフィディオ達の実力を見せつければ良いんだろ、公式戦じゃないんだしミスターKも認めてくれるんじゃないかな」
「確かに俺達も影山にはようがある、どちらの利害にも一致しているな」
「僕は賛成だけどフィディオ君はどうする、今のキャプテンは君だ」
「わかったみんなに相談してみるよ」
夕方、オルフェウスのメンバー全員を集めて事情を話す
「助っ人だと」
「あぁイナズマジャパンの円堂、鬼道、佐久間、不動だ、怪我をしたみんなの代わりに彼等が出てくれる。みんなでイタリア代表の座を守るんだ」
「俺は反対だ、試合には俺がでる」
「ブラージ」
「日本人に俺達イタリア代表のゴールを守らせる訳にはいかない」
「無理しない方がいい、例えブラージ君が出て勝っても怪我が悪化してサッカーができなくなるかもしれない」
「そうだ、世界大会に出られなくなったらどうするんだよ」
「なに!」
「イタリアのゴールは守ってみせる、だから頼む協力させてくれ」
「円堂」
「・・・何故だ、何故日本代表であるお前達が敵である俺達の為にそこまで」
「敵じゃない!ライバルだからだ!」
守の言葉にオルフェウスの一同がざわつく
「俺さこの島に来て最初にフィディオに出会ったんだ、世界にはこんなすげぇ奴がいる、こんな奴らと試合できるってずっとわくわくしてたんだ。俺はみんなと世界の舞台で戦いたい!そのために力になりたいんだ!俺達は世界1を目指すライバル同士敵とか味方とか関係ない!」
「円堂」
「ライバルか」
「ブラージ君、彼等の実力は僕が補償するよ」
「わかった、お前を信じよう。俺はイタリア代表ゴールキーパーのブラージだ。イタリアのゴールは頼んだ」
「俺は円堂守!まかせてくれ」