イナズマイレブン 華のストライカー   作:海虎

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51話

「はい!影山監督!」

 

影山の指示を受けてオルフェウスの選手は各々のポジションに戻っていく。

 

「やっと始まるよ、本当の意味での試合が」

 

「そうだなカノン、イナズマジャパンに俺達のサッカーを見せつけてやる」

 

「そうだね」

 

 

「イナズマジャパンボールで試合再開です!」

 

豪炎寺は鬼道にボールをわたし上がっていく

 

「暁!」

 

鬼道から暁にパスが出され上がっていくが

 

「いかせないよ」

 

カノンが暁からボールをカットしそのまま上がっていく

 

「園城寺をこれ以上進ませるな!」

 

「咲、華音さんに着いてください」

 

「わかってます!」

 

中川さんが僕の前に立ち塞がる

 

「キーパーじゃないなんて珍しい」

 

カノンが抜こうとするが動きが読まれているようにすんなり抜くことができない

 

(どうして)

 

周りを見るがパスコースは塞がれていた

 

(篠原さんの指示か、敵にするとこれ程厄介なものは無い、仕方ない)

 

カノンの背中から黒いオーラが出て形となる

 

「桜花の女神サクヤ!」

 

化身を出して強引にドリブルで突破する、だが化身で突破してくることも読まれていた

 

「真空魔!」

 

飛鷹の必殺技でボールは奪われクリアされる

 

「っち!」

 

クリアされたボールは佐久間が拾い上がっていく

 

(カノンに渡さたい所だけど、カノンの動きは完全に把握されてる)

 

フィディオはラファエレに上がるように指示を出し戻ってきたカノンがラファエレの位置に着く

 

「カテナチオカウンター!」

 

ボールを奪いラファエレに回す

 

「フリーズショット!」

 

「イジゲン・ザ・ハンド改」

 

フリーズショットはエネルギーの壁に沿って進んでいき外に出される

 

「くそっ!」

 

イナズマジャパンのゴールキックでリスタートされる、鬼道がボールを持ち上がっていくが・・・

 

「カテナチオカウンター!」

 

(なんだこの動きはなんで昔の俺が)

 

(なるほどな、合鍵はこいつしかいねぇ)

 

「ローズ・・・」

 

「打たせません!」

 

中川がスライディングで止めにくる、ボールは外に出された

 

「すまないフィディオ」

 

「仕方がない、彼女は君のチームメイトでもあったんだろ、なら君の動きを予測できてもおかしくない」

 

「必ず突破してみせる」

 

「頼んだぞ」

 

(あぁは言ったけどどうしたものか、技や化身で強引に突破しても飛鷹に止められる、なら・・・)

 

「フィディオ」

 

「なんだ」

 

カノンがフィディオに耳打ちをする

 

「わかった、それで行こう」

 

フィディオは他のメンバーにも今の指示を伝えた、アンジェロのスローインで再開

 

「フィディオ」

 

「カノン、ラファエレは上がれ」

 

指示を受けて2人とも上がっていく、フィディオは鬼道と対面するが抜き去る

 

(なぜ昔の俺がチラつく)

 

「カノン!」

 

パスが出され飛鷹と中川がカノンの方によってくる、パスが出された瞬間にカノンは化身を出す、そして飛んできたボールを真後ろに思いっきり蹴る

 

「「なっ!」」

 

「良いパスだカノン!いくぞ守これが俺の必殺シュートだ!

 

「こいフィディオ!」

 

「オーディンソード!」

 

「イジゲンザハンド改!」

 

オーディンソードはイジゲン・ザ・ハンドを容易く破りゴールをこじ開けた

 

「ゴール!オルフェウス逆転です!2-1」

 

「すげぇ、やっぱりお前はすげぇよフィディオ!」

 

「まさか華音君が化身を囮にするなんて」

 

「それに前半から化身を出していくなんて、まさか体力も上げてフルで化身を出せるようになっているんじゃ」

 

「ありえない話じゃないですね」

 

「今の動きも視野に入れて次の指示を出します」

 

「わかった」

 

「任せてください」

 

イナズマジャパンのボールでまた再開され暁にボールが渡る

 

「アンジェロ、ジャンルカ、ジョルジョ互いの息を合わせろ」

 

「「「あぁ」」」

 

暁の前にフィディオがたちふさがる

 

「今だアントン、オットリーノ」

 

暁が囲まれる

 

「くっなら突破してやるわ!」

 

「無駄だ」

 

「カテナチオカウンター」

 

「カノン」

 

「壁山君と風丸君はラファエレに着いてください」

 

「あぁ」

 

「わかったっす」

 

(どちらにパスを出されても対応出来るようにしたのか・・・だけど甘い!)

 

フィディオからのパスを受け取りそのまま上がっていく

 

「いかせない」

 

「アロマガーデン!」

 

技で隙を作り突破する

 

「いくよローズフィアンマ!」

 

ボールは燃え盛る薔薇を纏いゴールに向かっていく

 

「真空魔!」

 

「絶対に止める!魔神グレイト!」

 

円堂も化身を出し応戦する

 

「グレイト・ザ・ハンド!」

 

しっかりとキャッチする

 

「やるね守」

 

「次も止めてやる華音」

 

 

 

試合が始まりしばらくたった後観客席では

 

「良いかい?」

 

「うん」

 

顔に包帯を巻いた少女の包帯をとる

 

「うっ!」

 

光が少女に入ってくる

 

「見えるかい?」

 

「うん、まだボヤけてるけど」

 

「そうか時期に見えるようになってくる」

 

 

 

「いくぞ!鬼道!」

 

円堂から鬼道にボールが渡り豪炎寺にパスが出されるがまたオルフェウスに囲まれる

 

「カテナチオカウンター」

 

(今の動きは!)

 

ラファエレにパスをだす

 

「今度はやらせないスっ、ザ・マウンテン!」

 

ディフェンス技でラファエレを止めたがボールが外に出てしまう

 

「どうすればカテナチオカウンターを突破できるんだ」

 

「鬼道、フィディオの動きはお前のプレイと似ている」

 

「なに!」

 

オルフェウスのスローインで試合が再開されオルフェウスが攻撃を仕掛けてくる。

 

「オーディンソード!」

 

「イジゲンザハンド改!」

 

シュートはエネルギーの壁をつたい外れる

 

 

「選手交代19番 園城寺暁に変り11番宇都宮虎丸」

 

「監督から伝言です、鬼道さんが自分で持ち込めとのことです」

 

「だが俺の動きは全てフィディオに読まれてしまう」

 

「だったらお前にも奴の動きが読めるはずだ、気がついてるだろ奴のプレイが自分に似てるって」

 

(そうか、あれは影山にサッカーを教わっていた俺だったのか)

 

円堂からのゴールキックで再開される、佐久間から鬼道にボールわたり上がっていく

 

(カテナチオカウンターは錠前をかけたように相手を封じ込めボールを奪う、それを閉じる鍵はフィディオだ)

 

(だが合鍵があればそれは破れる)

 

(あぁお前にしかできねぇはずだ)

 

(俺にしかできない)

 

(鬼道が自分で)

「こい!カテナチオカウンターは破れないぞ!」

 

「勝負だ!」

(この動き読めるぞ!)

 

(なに!)

 

 

「これは」

 

 

「どうだ」

 

「まだだ!」

 

フィディオをかわしカテナチオカウンターを突破する

 

「虎丸」

 

「はい!」

 

虎丸と豪炎寺が上がっていく

 

「いけ!」

 

鬼道から虎丸にパスが出される

 

「「タイガーストーム!」」

 

「コロッセオガード!」

 

コロッセオガードは砕かれる

 

 

「ゴール!なんと鉄壁のカテナチオカウンターが破られた!タイガーストームが決まって2-2イナズマジャパン追いつきました!」

 

 

「やったな鬼道!」

 

「あぁ」

 

 

「流石はイナズマジャパンだ面白くなってきたよ」

 

「これは出し惜しみはしてられないな」

 

「何か言ったか?」

 

「いや何も言ってないよ」

 

 

「父よ、あなたのサッカーへの思いを蘇らせた少年達がここにいる、あなたが絶望したサッカーにも僅かな希望は残っていたのかもしれない」

 

 

また観客席では

 

「すごいこれがサッカー」

 

「見えるか?」

 

「うん!見えるよく見えるよ」

 

「よかったな」

 

「ねえおじさんとカノンさんはどこにいるの?」

 

「君が好きなおじさんももあのフィールドで戦ってるんだ」

 

「ほんと!どこにいるのかな」

 

「じゃあ行こうかおじさんの所」

 

「うん!」

 

 

ゴールが決まって直ぐに前半が終了した

 

「追いつかれるとはね、流石はイナズマジャパンだ」

 

「さすがにあのまま勝てせてはくれないか」

 

「イタリア最強のカテナチオカウンターを破るなんてすごい奴らだね」

 

「カノンの仲間だっただけのことはあるな」

 

「永遠に最強なものなんてないさ、新たな最強は僕達の中にある」

 

「あぁそれを見つけるんだ監督と一緒に」

 

オルフェウスの全員が影山の方に行く

 

「あんたという人間はまだ完全に信じることは出来ないだがあんたのサッカーなら信じることできる」

 

「俺も信じるぜ」

 

(チームは1つにまとまっているこれなら)

 

オルフェウスのベンチに1人の少年が近づいてくる

 

「キャプテン!」

 

「「キャプテン」」

 

「ナカタ、ヒデタナカタか」

 

「初めましてMr.K」

 

「キャプテンでありながら随分チームを離れていたな」

 

「チームのためです、でも自分の考えていた以上の成果ですよ」

 

「あなたのおかげでね」

 

ヒデが目を向けた方向に影山もそちらを向く

 

「ルシェどうしてがここにナカタこれはどういうことだ、ルシェをここに連れてくるなど」

 

「お言葉ですがMr.K、ルシェの願いなんです。目が見えるようになったら最初にあなたのサッカーが見たいと」

 

「たがらと言ってこんな所に」

 

「影山監督、あの子に見せてあげたらどうですか。あの子が見たいのはあなたのサッカーなんですから」

 

「園城寺」

 

「それにMr.Kこれが最後なんじゃないですか?」

 

「何!」

 

「今日を最後にあなたの試合は見られなくなる違いますか」

 

「うっ」

 

「前半の戦いを見てわかりました、あなたはもう過去の貴方ではない。今日で全てを償うつもりではないのですか?もう自分から逃げることない自分の犯した罪からも、貴方はサッカーへの恨みを晴らす為なら手段を選ばなかった、その手にかかって多くの選手達がチャンスを奪われルシェはその策略の巻き添えとなり怪我を負った、サッカーとは何も関係ないというのに・・・。その事が心のどこかに引っかかっていたんでしょう。だから病院にいるルシェを見舞ったんですよね、そして彼女の目の病気のことを知った。その手術には莫大な費用がかかることも、貴方はルシェの怪我治った後も手紙を送り続けた。治療費と共にどうしてそんなことを?」

 

「ただの気まぐれだよ」

 

「そうでしょうか、ルシェの為に何かをしてやることで少しだけ救われていたんじゃないですか?闇の世界に入り込んでしまった貴方自身の心が貴方の心は闇の世界を抜けたがっていたんです」

 

「お前はそんなことを調べるために旅をしていたのか?」

 

「いえ旅の途中偶然知ってしまったのです、俺はそんなお人好しではありませんよ」

 

そこにルシェが歩いてくる

 

「おじさん」

 

「ルシェ」

 

「その声やっぱりおじさんだ」

 

「見えるのか」

 

「うん!おじさんのおかげで私の目見えるようになったんだよ」

 

「そうかよかったな」

 

「おじさんありがとう」

 

「ルシェ、私は君に官舎される人間ではない」

 

「そんなことないよ、おじさんは私に手術を受けさせてくれた手紙で励ましてくれたもの!おじさんありがとう。私サッカー勉強するおじさんともっといっぱい話したいから」

 

「私には試合がある話はあとだ」

 

「うん!じゃあ後で応援してるね」

 

ルシェは観客席に戻っていく

 

「後半の作戦を伝える」

 

「はい!」

 

「その前にだ、園城寺付けている重りを全て外せ」

 

「「えっ!」」

 

「良いんですか?」

 

「あぁそんなものを付けたままではイナズマジャパンには勝てない」

 

「わかりました」

 

「カノンまさかMr.Kがきてから全ての試合や練習はそれを付けてたのか」

 

「ごめんね、黙ってて」

 

「でもどうして」

 

「試合前のお前達では重りなしの園城寺についていけないからだ、だがこの試合の中お前達は進化をした。それなら園城寺を充分に引き出せると判断したからだ」

 

「ナカタお前ははやくユニホームに着替えてこい、後半の最初からいくぞ」

 

「わかりました」

 

 

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