イナズマイレブン 華のストライカー   作:海虎

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60話

試合当日、抗議してきた父兄達が見守る中試合が始まろうとしていた。

 

1年生チームフォーメーション

 

FW 暁 宇喜多

 

MF 山口 桂木 響 西園寺

 

DF 汐宮 電 小泉 雷 安大

 

GK 榛原

 

 

「宇喜多、今日はミスするなよ。他の奴らもだいいな!」

 

「わかった」

 

「宇喜多そんな奴の言うこと気にしなくていいわ、あんたのサッカーをやればいいのよ」

 

「「・・・」」

 

園城寺4姉妹と宇喜多以外のチームメイトから睨まれる

 

「・・・なんだよお前ら」

 

 

 

そしてチームとして不安の残る中相手チームからのキックオフで試合がはじまる。

 

相手のFWを中心として上がってくる

 

「汐宮!10番につけ電は9番を止めろ」

 

「あんたに言われなくて止めるわよ!サンダーカットV2」

 

相手の進行方向に稲妻が走り吹き飛ばす

 

雷はボールを取り上がっていく

 

「雷!パスだ!暁サイドからあがれ」

 

「わかったわ」

 

「仕方ないわね」

 

暁が上がっていくと3人がかりで暁をマークする

 

(思った通り、あいつらを4姉妹はイナズマジャパンのメンバー、他の選手よりも人数をさくそしてノーマークの宇喜多がいる!)

 

「宇喜多!」

 

桂木から宇喜多にキラーパスが出される、だがそのパスは宇喜多の大分前を通過し相手のDFにとられる

 

「ちっ」

 

「ごめんなさい」

 

そこからは同じことの繰り返しで前半が終わろうとしていた時、

 

「レインボーループ!」

 

相手のMFからロングシュートが放たれる

 

「爆裂パンチ改!」

 

爆裂パンチで難なく止めて前半終了のホイッスルがなった。そしてハーフタイムのベンチでは

 

「監督!宇喜多を外してください!このチームの為に」

 

「・・・どうしてかしら?」

 

「こいつがさっきから連携に失敗しているから点が取れません」

 

「はぁあなたのことは期待していたのだけれど私の買いかぶりだったようね」

 

「なっ!」

 

「私から言わせれば今このチームで最も不必要なのはあなたよ」

 

監督からの言葉に本人は納得出来ていなかったが周りは監督と同じ意見だった

 

「お前、調子に乗りすぎなんだよ響さんからも言われてただろチームメイトを見下すのをやめろって」

 

小泉が言う、そして小泉に続き榛原も言った

 

「確かにお前は1年背の中なら5本の指に入るくらい技術があるが司令塔としては三流もいいとこや」

 

「なんだと」

 

「わいは後ろから見とったけどあんたの指示は完璧でもそれを実行できるかどうかの計算ができてへんしそれになんであんたに合わせなくちゃならんねん、あんたがチームに合わせたらいいんちゃうか」

 

「それだと」

 

「あんたは人を見下すのあまりチームのことを全く考えられず他の選手の実力も把握できておらんのや練習の時に気づけば良かったものを」

 

「そろそろ後半がはじまるわね、選手交代よ8番桂木君に変り13番高瀬君が入って」

 

「そんな」

 

「はい!」

 

「指示は響にお願いするわ」

 

「わかりました」

 

そして選手達はフィールドに戻っていく

 

「あなたはここでチームを見なさい、これからもここでサッカーをやりたいなら考えを改めるのね」

 

「・・・」

 

 

後半は1年生チームからのキックオフ、

 

「暁、宇喜多さんは同時にあがって!」

 

「わかったわ」

 

「はい」

 

響の前に相手のMFが立ち塞がる

 

「高瀬君!」

 

響と高瀬がワンツーでMFを抜き去る

 

「宇喜多さん!」

 

響から宇喜多にパスが渡る、そのパスは強かったが宇喜多が取れるギリギリの子所に出していた

 

「いけ!宇喜多!」

 

「はぁぁぁ!ローズストライク!」

 

「なっ!」

 

相手のキーパーは宇喜多が必殺技をうったことに驚き反応出来ずにゴールを許した

 

「やった!」

 

「やるじゃない宇喜多!」

 

「ありがとう暁ちゃん!」

 

「ナイスシュート」

 

 

「うっ嘘だろ」

 

「あれってあの時の素人だよな」

 

「こんなにはやく上手くってるなんて」

 

「それにあの技は伝説にもなってるローズストライク、撃てるのは花咲学園の園城寺5兄妹と福路先輩だけだと思ってたのにあんな奴が」

 

相手のチームもかなり動揺していた

 

「じゃあこの調子でもう1点取っていこうか」

 

「「おぉ!」」

 

その様子をベンチから見ていた桂木は顔をうつむけていた

 

「顔をあげなさい、どうして響が上手く連携させられたかわかる?」

 

「あいつはイナズマジャパンのメンバーにも選ばれてる天才だからですか?」

 

「いいえ違うわ、響はあなたとは違いチームでの練習の時に

選手全員の実力を見極めてそれにあった指示とパスをだしていたからよ、それが出来たのはあなたが無茶な要求をしていたからと言うのも理由の1つね」

 

「そんな」

 

「これでチームを見ることの大切さはわかったでしょ、司令塔はただ指示を出していれば言い訳じゃないわキャプテンと同じくらいチームを見ていないといけないのよ。今の考えをあなたが持っている限りあんなプレーはできない、榛原さんの言う通り三流のままよ」

 

「・・・俺もあんなプレーができるんですかね」

 

「その考えを改めればね、あなたにはそれが出来る実力はあるもの」

 

「・・・そうですか」

 

「ならあなたが試合の後やることはわかってるわね」

 

「はい、みんなにちゃんと謝罪してチームを見るようにします」

 

「そう、わかってるならいいわ」

 

 

そこから試合が再開される

 

「こんなところで負けられるかよ!」

 

相手のFWがあがってくる

 

「3人とも準備はいいかい」

 

「ええ」

 

「大丈夫よ」

 

「行くのです!」

 

「アブソリュートナイツ!」

 

園城寺4姉妹がナイツオブクイーンの必殺タクティクスを使いボールを奪い、また必殺タクティクスを使う

 

「無敵の槍!」

 

そしてゴール前までたどり着く

 

「いくわよこれが私だけの必殺技!」

 

「ローズシャワー!」

 

ボールを上空に蹴りあげてかかと落としをする、ボールに溜まった力は散り花びらとなってゴールに降り注ぐ

 

「フェンスオブガイア!」

 

土の壁に薔薇が刺さっていき壁に亀裂を入れるシュートのボールが土の壁に当たると一瞬で壁は砕け散りキーパーごとゴールに決める

 

「これで2点目ね」

 

また再開される

 

「小泉君前にでて」

 

「えっでもDFは」

 

「後ろの2人に任せればいいよ」

 

「わかった」

 

「サンダーカットV2なのです!」

 

ボールをカットして

 

「小泉君」

 

小泉にパスを出す

 

「小泉君、そのまま上がるんだ」

 

「わかった」

 

小泉がドリブルで上がっていく

 

(よし、宇喜多さんへのマークが外れた)

「今だ小泉君!宇喜多さんにパスだ」

 

「わかった!受け取れ宇喜多!」

 

「しまった」

 

「ローズストライク!」

 

「フェンスオブぐわぁぁ」

 

これで3点目が入りそれと同時に試合が終了した、1年生達は試合後の挨拶を済ませてフィールドから父兄達を見ていた

 

「これで文句はありませんね」

 

「あるに決まってるでしょ!だいたいイナズマジャパンにいた4人と宇喜多って子しか活躍してないじゃない!」

 

「そうですね、それの何か問題でも?」

 

「スカウトされた選手だけが活躍して勝たれても私達にうちの子達よりも合格した子達の方が優れていることにはならないわ」

 

「フッ そうですか」

 

「何を笑っているのよ」

 

「嫌だってあなた方がこの件をおこしたのは素人が受かって自分の子供が受からなかったからでしょ」

 

「ええ」

 

「その子ならちゃんと試合にでて活躍してましたよ」

 

「なっ!そんな素人みたいな子は1度もでてなかったじゃない!」

 

「いいえ出ていましたよ、素人で合格したのは宇喜多雫さんですから」

 

「!」

 

父兄の中の1人が自分の子供に聞くとその生徒は首を縦に振った

 

「しっかりと彼女は実力を持っていることはご理解頂けましたか?」

 

父兄達は渋い顔をしながら頷く

 

「ではお帰りはあちらです」

 

監督はそう言い放ちベンチに向かった

 

 

 

 

 

 

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