イナズマイレブン 華のストライカー   作:海虎

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61話

あの試合から1週間が過ぎた。あの試合の後桂木は1年生全員に謝罪をしてチームを見るようにしていた。そして昇格試験の時がやってきた。Bチームのグラウンドでは

 

「菅原先輩頑張りましょう」

 

「あぁ一緒にAチームに行けるといいな」

 

「負けないわよ先輩!」

 

「俺もだ暁!」

 

「2人共燃えてるのです」

 

「暁はともかく3年生の先輩達はこの試験に引退がかかってるからね、気合いも入るよ」

 

「だけど私達も譲る気はないわ」

 

「そうなのです!今年がお兄ちゃんと一緒のチームでプレイできる最後のちゃんなのです!」

 

「Aチームのメンバーが来たぞ、みんな準備はできてるな」

 

「「おぉ!」」

 

 

 

そして90分後Cチームの練習場所でも

 

「そろそろ90分やな、あと少ししたらうちらの番やな」

 

「園城寺先輩と同じフィールドに立つ最後のチャンス、龍宮先輩に教わった事を全部出し切る」

 

「俺もだ、先輩達とプレイすればもっと見えてくるものがあるはずだ」

 

「それなら3人ともちゃんと受からなあかんな、頑張ろな」

 

「あぁ」

 

「はい!」

 

宇喜多、桂木、榛原が燃えまくっていた。CからAに行くのはかなり難しくBで活躍した選手以上の活躍がもとめられるので3人はかなり気合いを入れていた

 

「あっAチームのメンバーだ」

 

「等々来たか」

 

監督がグラウンドに入りCチームのメンバーに最終確認をする

 

「Cチームの試験参加者は15人ね、他にはいないの?見たところ3年生も数人参加してないみたいだけど、」

 

「・・・」

 

「沈黙は肯定ととるわね、ではCチームの昇格試験を始めます、参加していない部員は後日にBチームに昇格する為の試験があるので希望者は後で来るように」

 

監督がそう言うとAチームの選手達が入ってくる

 

「これがAチーム・・・」

 

「全然オーラが違う」

 

「おもろいな、もえてきたで」

 

 

コイントスの結果Cチームからのキックオフで試合がはじまった。前半は1年生5人のはベンチにいて後半からの出番となった。前半はCチームのメンバーも健闘したが10-0の大差で負けていた

 

「おら!」

 

福路がキックオフシュートをするとっさのことに誰も反応できなかった。

 

「爆裂パンチ改!」

 

シュートを何とか止めることに成功しボールは小泉が拾った

 

「桂木!」

 

小泉から桂木にパスが出され桂木が指示を出しながら上がっていく

 

「宇喜多!」

 

桂木から宇喜多へパスが出される

 

「ローズストライク!」

 

それを片手で止める

 

「まだまだですね」

 

中川は篠原にパスをだすがそれを桂木に取られる

 

「行くぞ!宇喜多、榛原!」

 

「「「トリプルブースト!」」」

 

3人の協力技も片手で止められる

 

「くそっ」

 

「不味い」

 

榛原がゴールに急いで戻るが中川は自陣のゴールから直接無人のゴールを狙う

 

「スピニングカット!」

 

小泉が技を使い止めようとするが破られゴールを許す

 

「キーパーが飛び出すのはリスクがある事なんです、それを考えた方がいいですよ」

 

「くっ」

 

自陣に戻る時に桂木に榛原は告げた

 

「次からはトリプルブーストは撃てへん、あとは頼んだで」

 

「わかった、宇喜多、小泉、西園寺ちょっときてくれ」

 

宇喜多達にこれから何を行うかを知らせると

 

「ちょっと待てあれはまだ完成してない付け焼き刃で何とかなるのか」

 

「でもこれしか方法はないよね」

 

「桂木君、私頑張るよ」

 

「ありがとう」

 

そしてまた試合が再開される、篠原が直ぐにボールを奪いあがっていいくが篠原は4人がとるフォーメーションに見覚えがあった。

 

(このフォーメーションは)

 

「いくぞ宇喜多、小泉、西園寺!」

 

4人で篠原をかこむ、篠原はパスコースを探すがそれも塞がれていた、そして次々と足が伸びてボールを奪いに来る

 

「ボックスロックディフェンス」

 

 

(まだ荒いとはいえボックスロックディフェンスをやってくるとは思いませんでしたね・・・でも)

 

篠原は自分の後に居る福路に合図をだす、その通りに福路を動き始めた

 

「まだ脆い」

 

篠原は空中にボールを蹴り上げる、それを福路がダイレクトでシュートを撃つ

 

「止めるで!シュートブレイク!」

 

 

ポールに蹴りをあびせてボールの威力を殺してキャッチする

 

「あがるんや!」

 

榛原が桂木にロングパスをだす、パスを受け取り桂木があがっていく

 

「いかせないよ」

 

久寿川が前に立ち塞がる

 

「イリュージョンボール!」

 

必殺技で久寿川を抜き宇喜多にパスをだす

 

「決めろ宇喜多!」

 

「このボール絶対に決めてみせる!ローズストライク改!」

 

(この土壇場で技の進化ですか)

 

中川は両手でしっかりと止めた

 

「いいシュートでしたよ、試験合格するといいですね」

 

中川ほそういうと試合終了のホイッスルが鳴った。試合結果は11-0という大差でCチームが敗北した。お互いに礼を済ませると監督がこちらに来る

 

「試験の結果は1時間後に発表するわ、それまで身体を休めてなさい」

 

「「はい!」」

 

そして監督とAチームのメンバーは去っていった

 

「俺達、出来ることはやったよな」

 

「うん、やったよ」

 

「あとは5人とも合格できればええな」

 

「それは難しいだろ」

 

榛原の言葉に小泉が返す

 

「確かにBチームの結果の内容にもよりますからね、それにBチームには園城寺4姉妹先輩方もいますから」

 

「それでも信じて待つしかないよね」

 

「そうだな」

 

そして1時間後監督の支持で部員全員がミーティングルームに呼ばれた。

 

「今日は試験お疲れ様、それじゃあAチーム昇格試験の結果を発表するわね。8人の合格者がいるわ、Bチームから6人Cチームから2人ね」

 

監督が告げた2人という言葉にCチームの1年生が反応する

 

(5人とも合格はやっぱ厳しいか)

 

(覚悟はしとったけど少し悲しいわ)

 

「まずはBチーム合格者の発表よ、3年生菅原君」

 

「はい」

 

「3年生高瀬君」

 

「はい」

 

「1年生園城寺暁、園城寺響、園城寺雷、園城寺電」

 

「「「「はい!」」」」

 

「以上がBチームの合格者よ、次はCチームの合格者を発表します」

 

「1年生榛原さん」

 

「はい!」

 

「最後に1年生宇喜多さん」

 

「えっはい!」

 

「以上がAチームに加わるメンバーよ、呼ばれたメンバーは明日からの練習はAチームの練習に加わるように」

 

「「はい!」」

 

「そしてこの試験でAチームに入れなかった3年生は今日で実質引退となります、明日から練習に参加しなくてもいいですがチームに協力してくれる人は明日の練習からAチームのグラウンドにきてください」

 

監督はそう言い残すとミーティングルームから出ていった。ミーティングルームに残された試験に落ちた3年生の部員が泣いていた。菅原や高瀬に自分達の分まで頑張って欲しいと告げていた。

 

 

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