プロトコルオメガとの試合から1年が過ぎ、サッカー部にも部員が増えたが僕と守以外は全くやる気を感じられなかった。
「さぁ練習やろうぜ!」
守の声が聞こえてないのか分からないけどみんなは練習しようともしなかった。半田君は漫画雑誌を読んでるし染岡君はぼーとしているだけだし栗松君はゲームをしてて宍戸君はそれを見ている、壁山君はポテチを食べていたし少林君はカンフーをやっていた。
「さぁ練習ー」
「守、みんなやる気ないよ」
サッカー部を作ることは出来たけど僕を含めて8人しかおらずしかも僕と守以外はやる気のない部員という弱小サッカー部なのにみんな練習しようとはしなかった。
「やる気出せよ!染岡お前はうちのストライカーだろ!」
「グラウンド借りられたのかよ」
「うっ」
「それはこれからラグビー部に交渉して」
「だと思った」
「グラウンドの空いてる日にやればいいじゃん」
「空いたことないけど」
「サッカー部がサッカーやらないでどうするんだよ!」
そういい守は部室から出ていく、僕もそれについて行く。
守と僕は鉄塔広場に行き練習をはじめた。
「ローズストライク!」
「ゴッドハンド!」
僕のシュートは守にとめられてしまった。
「守またゴッドハンドのパワー上がったんじゃない?」
「あぁ、それに華音のローズストライクだって威力が高くなってるぞ」
その後しばらく練習を続けてたが今日の夕飯を作らないといけなかったので僕は先に帰ることにした。
「ごめんね守、妹達の夕飯作らないとだから先にあがるね」
「そっかー、でもすげぇな華音は料理もできてそれに妹達の面倒まで見てるんだろ?」
「仕方ないよ、うちは共働きだから僕がしっかりしないとね、じゃあまた明日」
「おうまた明日な」
翌日、転校生がきて守がやけにテンションが高くなっていたので理由を聞くと昨日僕が帰ったあとに彼のシュートで助けてもらったらしい。放課後は転校生の豪炎寺君を勧誘しに行くと張り切っていたが、冬海先生に校長室に放課後来るよう指示された。
校長室にいくと冬海先生と校長先生、理事長の娘の雷門夏未がいた。
「突然ですが、1週間後に久しぶりの練習試合をすることになりました。」
「どことですか?」
「相手は帝国学園よ」
雷門夏未が答える。
「て、帝国!?」
「40年間フットボールフロンティア優勝し続けている強豪校」
「でもうちはまだ8人しかいません!」
「足りないなら集めてみてはいかが?、練習試合までに部員を集められない、練習試合に負けた場合はサッカー部は廃部。これは決定事項よ」
雷門夏未に告げられる
「勝手に決めるなよ」
「それに帝国に勝てなきゃ廃部だなんて」
「それにこれは理事長と校長の決定でもあるの弱小サッカー部に回す予算はないのよ。それに小学校の頃に凄い実績がある園城寺君がいるじゃない」
「1人でサッカーをやったる訳じゃないんだけど」
「わかった!やってやるよ!!」
守がそう啖呵を切ってしまった。
「そう、ならせいぜい頑張ることね」
言われると守は校長室から出ていく、僕もあわてて校長室からでる。そして部室に向かいみんなに説明した。
「お前らはそれを受けたのか」
「あぁ!絶対に勝ってサッカー部を廃部になんてさせない!!!」
「最初から諦めるのは良くないしね」
僕と守は部員の勧誘に行ったく、反応はかなりビミョーであったが影野君が入ってくれるらしくあと2人となっていた。そこで何を血迷ったのか守がメガネ君も勧誘をしていたが断れていた。その間に僕は松風君を勧誘して残りは1人となっていた。そして守の友達の風丸君を勧誘していた。
「サッカーか」
「風丸、一流のプレイヤーと競ってみたいって言ってただろ。もしやる気になったら言ってくれよ」
そういい守は鉄塔広場に行ってしまった。
「一流って言うのは陸上の話だぞ。園城寺も大変だな」
「守はなんでもサッカーと繋げるところがあるからね、守はキーパーとしての実力は全国クラスだと思うんだけどね」
「そこまでなのか!」
「うん、守のゴッドハンドは凄いよ、入ってくれる気になったら来てくれないかな。」
僕は守を追いかけて鉄塔広場に向かう、広場に着くと守はタイヤ特訓をしていた。
「守遅れてごめんね」
「華音かじゃ今からやろうぜ!」
「うん、いくよ!」
「よしこい!」
「フレグランスストーム!」
「ゴッドハンド!」
僕達の技がぶつかり合う、僕のシュートはゴッドハンドにヒビを入れていきそしてゴッドハンドを破った。その衝撃で守は後ろに吹き飛ばされる。守が倒れているところに風丸君がやってきた。
「お前達本気で帝国に勝つ気なんだな」
「あぁ絶対に勝つ!」
「何もしないうちからは諦めないよ!」
「お前達のその気合い乗った!俺もサッカー部に入るぜ」
「ホントか風丸お前がいれば百人力だ!」
「ありがとう風丸君、これからよろしく!」
これで11人揃った。あとは帝国戦に向けて練習だ。