イナズマイレブン 華のストライカー   作:海虎

70 / 72
67話

1-0で白恋中のリードで前半が終了した。にぎやかな白恋中のベンチとは違い花咲学園のベンチは暗い雰囲気だった。

 

「・・・」

 

「暁一体どうしたんだ」

 

響が暁に聞くが何も応えない

 

「監督、後半は暁をベンチに下げてください」

 

「響、それは許可しないわ。後半もこのままで行く」

 

「でも!」

 

「でもじゃないわ、私の指示は後半もこのままでいく」

 

「・・・わかりました」

 

暁達から少し離れた所で華音達5人は話していた。

 

「咲さん最初の失点はわざとですか?」

 

「いや、あれは素の力のぶつかり合いで負けただけです、でもこれ以上は失点しないから大丈夫ですよ」

 

「でも監督このまま試合を捨てる気なのか?」

 

「監督は暁さんの成長の為にこの試合を使ってるからそれもあり得るかも華音君はどう思いますか?」

 

「わからないかな、でも監督は僕らのことを考えてくれてるから信じて成り行きを見るしかないよ」

 

「そうだね、僕も監督を信じて成り行きを見ることにするよ」

 

そう話しているうちにハーフタイムが終わり後半が始まる

 

(監督は何を考えているんだ)

 

花咲学園ボールで後半が始まり、宇喜多が上がっていくがフォーメーションが変わり吹雪が立ちふさがる

 

「宇喜多さん1度さげて」

 

「はい」

 

「遅いよ」

 

宇喜多から簡単にボールを奪いあがっていく

 

「行かせない!キラーホエール!」

 

「遅い!」

 

「しまった」

 

響の技を簡単にかわし白兎屋にパスをを出しそのままシュートを放つ

 

「今度こそ決めるっぺ」

 

「シロウサギダッシュート!」

 

「サンダーカット!」

 

電の必殺技でブロックし、速攻を仕掛ける

 

「久寿川先輩!」

 

電から久寿川に渡り攻めあがりいつもどうりに暁にパスを出そうとするが

 

「久寿川先輩!宇喜多さんにパスです!」

 

「!」

 

「あっああ、宇喜多!」

 

宇喜多は久寿川からパスを受け取るとシュート体制に入る

 

「ローズストライク改!」

 

「オーロラカーテン!」

 

必殺シュートはオーロラを破りゴールを奪った

 

「ナイスシュート宇喜多さん」

 

「ありがとう、響ちゃん」

 

 

「やっぱりそう簡単には勝たせてくれないか」

 

「やっぱり強豪校はちがうっぺ」

 

「でも最後に勝つのは僕たちだみんな全力で行くよ!」

 

「「おお!」」

 

白恋中のボールから試合が再開する

 

「みんな行くよ」

 

吹雪の合図とともにFW2人と吹雪を中心として攻めてきた、素早い連携に対応できずにDFが崩された

 

「ウルフレジェンドG4」

 

中川は力を貯め放出する

 

「日輪の大神アマテラス!」

 

中川は化身を出しシュートをしっかりと止める、中川は暁にロングパスを出す

 

「暁!」

 

「えっ」

 

暁は自分にボールが来たことに驚いていて立ち尽くしていると大声で

 

「暁ちゃん、1人でできないなら2人で決めてください」

 

暁は中川から言葉を受け取る

 

「!」

 

「暁ちゃん!やろうよ!」

 

「宇喜多・・・そっそうよね」

 

2人で攻めあがっていくが前線から誰よりも早く戻ってきた吹雪が2人の前に立ちふさがる

 

「行かせないよ!真スノーエンジェル」

 

「暁ちゃん!」

 

「ええ」

 

暁が宇喜多にパスを出す

 

「烈風ダッシュ!」

 

吹雪の技を暁がかわし宇喜多の必殺技で吹き飛ばす

 

「いくよ暁ちゃん!」

 

「いくわよ宇喜多!」

 

「「ローズストライクX!」」

 

赤と青2つの薔薇が混ざり紫の薔薇となりゴールに向かっていく

 

「オーロラカーテン」

 

紫の薔薇はオーロラを切り裂いてゴールを奪い試合終了のホイッスルがなった。

 

「やったね暁ちゃん」

 

「そっそうね」

 

そう暁は応えるが何か引っかかっていたがすぐに整列へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。