過負荷で無双(ただし勝つとは言っていない)   作:這いよる深淵より.闇の主人

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かなりおくれやした


投稿続けるのでみてね!


『一度は言ってみたいセリフっ!』「いきなり何ッ?!」『僕を置いて先に行け!』

「あの、ノアさん」

話し合いが終わり、炎上汚染都市冬木のラスボスである騎士王[アルトリア・ペンドラゴン(オルタ)]を倒してちゃっちゃと終わらせよう作戦の為に大聖杯の眠る地下大空洞へと移動していた所だったのだが、その途中で藤丸ちゃんに話しかけられた

 

『はいは~い!呼ばれましたノアちゃんでーす!

それで、どうしたんだい藤丸ちゃん?』

 

 

「えーと、なんていうか変わった物で戦ってるんですね?」

変わった物?と視線の先を目で追うと、どうやら両手に持っている螺のことを言っているようだ

 

『あぁこれかい?特にこれといって特別な理由があるわけじゃないんだけど...なんとなく戦いやすかったっていうのと、相手が骨じゃなければ足止めもできるでしょ?ほら、地面に縫い付けて...ね?』

 

「へ、へーそうなんですかぁ」

ニヤリと少し笑いながら答えるとちょっと引かれたような返しをされた

 

『あ、ところでクーフーリンさん!残ってるサーヴァントのクラスって分かります?』

 

「あぁ?...ライダーとアサシン、ランサーは既に片付けた。まぁ、ランサーは嬢ちゃん達とだかな」

 

「てことは...セイバーとアーチャー、バーサーカーの三体か」

 

「バーサーカーとは戦はないよう移動した方がいいな....」

目の前には黒いもやで少し見えないが筋肉もりもりで2メートルは越えているだろう巨大な人間が此方を見つめていた

 

『もしかしてあれがバーサーカー?』

 

「運悪いなお前ら、最悪の敵とエンカウントしたぞ」

武器を構えて攻撃体制をとるキャスニキ

 

『まぁ待ってよクーフーリンさん!

此処は僕に任せて先に行けぇ!』

定番の台詞をドヤ顔で言うと、全員がポカーンとした顔をした

 

「おい坊主、マスターがサーヴァントに勝てるわけねぇだろ。死ぬ気か?」

兄貴が睨みをきかせて言い、藤丸ちゃんとマシュちゃんは心配そうな顔でみてきた

 

『おいおい酷いな、何の策もなくサーヴァントに挑むほどバカじゃないよ!それにね?これでも僕は[神殺し]なんて異名貰っちゃってるから安心して任せてよ!』

 

「そうじゃっ!マスターの事はわしに任せよ!」

 

『いやいや何言ってんの?令呪を持って命ずる。信長ちゃんは皆に着いていって助けてあげて

 

それじゃあね!』

両手に螺を持ち、いつものように突っ込んで...吹っ飛ばされた

 

「「「ノア(さん)!」」」

 

『あっはっは!いつものようにいかないねっ!

...ん?おいおい君たち、固まってないで早く行きなよッッ!』

斬りかかってきた敵の攻撃を全て紙一重で避けながら叫ぶ

 

「嬢ちゃん、アイツはどういう原理か知らんがバーサーカーやつの攻撃を避けてやがるし、吹っ飛ばされても完全に衝撃を逃してやがる。そう簡単には死なねぇ...此処でグズッてるより一刻も早く黒幕倒しに行った方がいい」

兄貴のお陰で皆は一言行ってから移動した

 

『いや~二人からの頑張れコール&ツンデレ所長の死ぬなコール、そして後で覚えておれ~との、愛の囁き!...テンション上がってきた!

足止めも良いけど、別に倒してしまっても構わんだろう?ってね!』

テンションが上がり、舞い上がっていたことで先程と同じく真っ直ぐ突っ込んでしまった

 

「━━━━━━━━ッッ!」

雄叫びをあげながら巨大な武器が振るわれ、僕は真っ二つに斬られてしまった

 

「━━━━━━!」

 

『あはははっ!驚いた~?死んで生き返るのは君だけの特権じゃないんだよ!』

ま、生き返るっていうか自分の死を 無かったことにしてるだけなんだけどね

 

「━━━━ッ━━━━━━ッッ!!」

 

『あっちの煽られ耐性が低いのか僕の煽りが上手いのか...とにかく頑張って時間を稼ぐか』

 

 

 

 

 

 

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

 

 

 

『さて、かなり時間を稼いだと思うんだけど...』

何度目か分からない強力な一撃を避けながら呟やく

 

「━━━━━ッッ!!!....?」

 

『ん?おっと、いよいよ物語も終盤戦...いや、そもそも終盤戦だったような?

まぁいいや、じゃあ此方もそろそろ...いってみよーか!』

セイバー・オルタの宝具が放たれたのを合図に、主人公たちみんなのいる地下大空洞へと移動を始めた

 

 

一方、ちゃっちゃと黒幕倒しちゃえ組はというと

 

「マシュ!信長さん!」

 

「ぐっ」

 

「ぐぬぅ...強くないかあやつ!一応わし有利属性なんじゃが?!」

 

「流石ね。騎士王アルトリア・ペンドラゴンの名は伊達じゃないってことね」

 

「さて、盾の娘よ...構えよ。もう終わり等ということはあるまい」

 

「無視はツラいぞ?黒騎士よ」

と、火縄銃で攻撃するが弾丸を切られる

 

「....目障りだ。消えるがいい」

 

「この魔力量は?!またさっきの宝具を打つつもり?!」

 

「卑王鉄槌。極光は反転する。光を呑め!  約束された勝利の剣 (エクスカリバー・モル)...」

途中で宝具発動をやめ、真横に向け剣を振るう

 

「━━━━!!!??」

 

「バーサーカー?!なんで?」

 

『イヤッホー!みんなぁ!会いたかったぜ』

 

「「ノアさん?!」」

 

「ノア...」

 

「マスターお主...」

 

意外に格好いい登場だと思ったが立華ちゃんたちは振り向いて僕の姿を見た瞬間、固まったままだ

 

 

『?それよりそのバーサーカー複数生き返るのかと思ったけどそうじゃないんだね!』

 

「ほう、マスターがこの者を吹き飛ばすとはな

しかし、その代償は大きかったようだな」

 

『代償?ああ腕のことね。ま、僕ごときの腕一つで英雄の命を取れるなら儲けものだね!でもなぁ...はぁ、また勝てなかった 』

 

「そうか...それで?その状態でどうするというのだ?」

 

『それは勿論、選手こーたい!どこからでもかかってきな。どんな攻撃でもはねのけてあげる。文字通りね』

 




次回、球磨川死す!絶対みてくれよな!

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